「イギリスで生活するのって、日本より楽?」 こんな疑問を持つ人、多いですよね。かつて「大英帝国」として世界を支配していたイギリスも、今や経済的には落ち着きつつあります。現在のGDPランキングでは世界6位と、日本とほぼ同じようなポジション。じゃあ、実際に住むならどっちがいいの?という疑問に答えるべく、生活費や収入、日々の暮らしやすさを比較してみました! イギリス vs. 日本:生活費・収入の比較 まずは、具体的な数字を見てみましょう。 項目 ロンドン 東京 差異 平均年収 約£41,000(約790万円) 約620万円 ロンドンの方が約27%高い 家賃(70㎡の物件) 約£1,200/月(約19.4万円) 約15万円 ロンドンの方が約29%高い 外食費(リーズナブルなレストラン) 約£15(約2,098円) 約1,000円 ロンドンの方が約110%高い マクドナルドのセット 約£6(約839円) 約680円 ロンドンの方が約23%高い ビール1杯(500ml) 約£5(約699円) 約500円 ロンドンの方が約40%高い コーヒー1杯 約£2.82(約394円) 約391円 ほぼ同じ 公共交通機関の月間パス 約£150(約29,000円) 約15,000円 ロンドンの方が約93%高い ※為替レートは1ポンド=約195円で計算 ロンドン vs. 東京:どちらが暮らしやすい? 上記のデータを見ると、ロンドンの平均年収は東京より高めですが、生活費がそれを上回る勢いで高騰しています。特に家賃・外食費・交通費が東京よりもかなり高いことが分かります。 例えば、東京なら1,000円で食べられるランチも、ロンドンでは2,000円以上。家賃も同じ広さで見れば東京の方が安く抑えられるため、収入が高くても出ていくお金が多すぎるという状況です。 実際、生活費全体で見ると「ロンドンは東京よりも約73.6%高い」とするデータもあります。 このことから、 という結論が見えてきます。 お金以外の視点で見た暮らしやすさ お金の話だけで比べても、生活の満足度までは見えてきませんよね。では、それ以外の面ではどうなのでしょうか? ① 仕事環境 ロンドンでは、日本ほど「長時間労働」が強要されることは少ないですが、成果を出さないとすぐに切られるという厳しさもあります。一方、日本では一度就職すれば、比較的安定した雇用が続きやすい反面、仕事量は多く、昇給スピードは遅めです。 ② 医療制度 ロンドンのNHSは無料で診察を受けられるのが魅力ですが、診察の予約が数週間~数か月待ちになることも。東京では保険適用で医療費は安く抑えられ、予約も比較的取りやすいので、医療のアクセスは日本の方が圧倒的に良いでしょう。 …
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