ファミリーに人気のあるエリア

一般的に古いものが好きだと言われているロンドン市民ですが、それは一昔前の話です。ビジネスの最前線で働くロンドン市民が求めるのはやはり利便性です。
環境とお洒落をこよなく愛する今のロンドン市民は一体どんなエリアに注目しているのでしょうか。
今回はいろいろなタイプのロンドン市民がいある中で、ファミリーに人気のあるエリアを取り上げました。
注)尚、各エリアの不動産の平均売買価格ですが、日本円で記載しておりますが、為替の状況によって価格は変動いたしますことをご理解下さい。

Isle of Dog

第二の金融街と言われているCarnary Wharfの南側に位置するIsle of Dog。
2019年に英紙サンデータイムズもIsle of Dogを今後最も注目されるエリアとして大きく取りあげていたり、あの大手不動産会社Foxtonが発展するエリアとして積極的に投資を進めていることでも知られています。
少し前までは、子供のいない若いカップルが住む場所というイメージがありましたが、今はレベルの高い小学校が幾つかでき、ファミリーからの人気が急上昇中です。
Canary Wharfのビジネス街までは徒歩圏内で、ロンドンの中心部まで電車DLRで15分。
2018年にファンタスティックMr Foxのクリエーターがロンドンで道路標識のIsle of Dogを見て犬カ島の映画のアイデアを思い付いたと言われています。
不動産の平均価格は約7,100万円。

Belgravia

Belgraviaは、まさにロンドンの真ん中で、WestminsterとKensingtonとCheseaの3つの区にまたがっていていわゆる超購入住宅街のさらに上を行く高級住宅街です。
平均の不動産価格は3億円以上とも言われ、ひと昔前このエリアの不動産は、個人ではなく皇族や貴族をはじめ大使館や財団が所有していたそうです。
その他、ミシュランガイドに選ばれたレストランが数件Belgraviaにはあります。

Blackheath

ロンドン南東部に位置するBlackheathは、グリニッチ天文台があるGreenwichとLewishamの2つの区にまたがっています。
都会の喧騒から離れ心も体も癒せる場所として人気上昇中。自然が各所に見受けられロンドン市民の大好きなVillage感が今でも根強く残るエリアです。
ロンドン中心街まで電車で30分。
ジョージア調の住居が多いこのエリアの不動産平均価格は6,000万円弱。

East Finchley

ロンドン北部にある町East Finchleyはバーネット区。
多くの中流階級が住むこのエリアは治安が良く、レベルの高い学校が揃っています。交通の便も良くZone3で、NorthernlineでLodon Bridgeまでたったの25分。
平均の2LDKの物件の価格は約5,100万円。

Notting Hill

ロンドン東部を代表する町Notting Hillは、あの映画「ノッティングヒルの恋人」でも有名な場所です。多くのレストラン、カフェ、ブティックが立ち並ぶロンドン市民にも評判のお洒落な町。
Notting Hillには有名なマーケット「Portbello Road Market」があるほか、Notting Hill Carnivalなどの大きなフェスティバルが毎年開催され常に多くの観光客やロンドン市民で賑わっています。
不動産の平均価格は2億円以上。

Fulham

ロンドン南西部に位置するFullhamですが、18世紀頃ロンドンでは悪評が高くギャンブルとお酒の町で知られていましたが、そんな時代は遠の昔に過ぎ、今は最も不動産が高い町の一つとして名前を挙げられる程になりました。
テムズ川沿いには、高級レストランが並び天気の良い週末には多くの人で賑わいます。
平均の不動産価格は約1億円。

ロンドンのファミリーの嗜好も時代とともに移り変わって来ており、特に若い世代のファミリーは静かな田舎で子育てという考えはあまりなく、ロンドン市内に近いお洒落な町で子供と一緒に育っていくというスタイルがトレンドなようです。

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