イギリス高齢者のオンラインショッピング利用が急増中|背景と課題、今後の対策とは?

イギリスでは、近年オンラインショッピングが急速に普及し、特に高齢者層の間でもその利用が顕著に増加しています。​従来のアナログな価値観を持つとされる高齢者も、デジタル技術の進展や社会的な変化に伴い、オンラインでの買い物を積極的に取り入れるようになっています。​ オンラインショッピングの全体的な普及状況 イギリスはヨーロッパで最も発展したeコマース市場を持ち、2024年には約5,000万人のeコマースユーザーがいると予測されています。​これは、デジタル技術の普及と消費者の購買行動の変化を反映しています。 ​ 高齢者のオンラインショッピング利用状況 高齢者の間でもオンラインショッピングの利用が増加しています。​例えば、2020年の調査では、65歳以上の年齢層のオンライン購入率が他の年齢層と比較して低い傾向にあるものの、全体的な利用率は年々増加しています。 ​Statista さらに、2024年の調査によれば、55歳以上のイギリス人消費者の58%が、ロックダウン措置が緩和された後もオンラインショッピングの頻度を減らすつもりはないと回答しています。 ​WARC | Marketing Effectiveness 高齢者がオンラインショッピングを利用する理由 高齢者向けのオンラインショッピングの課題 一方で、高齢者がオンラインショッピングを利用する際には以下のような課題も存在します。​ 小売業者の対応と今後の展望 これらの課題に対応するため、多くの小売業者は以下のような取り組みを行っています。​ 今後も高齢者のオンラインショッピング利用は増加すると予想されており、小売業者はこの層のニーズに応えるための戦略をさらに強化していく必要があります。​ まとめ イギリスでは、従来のアナログな価値観を持つ高齢者層も、オンラインショッピングを積極的に利用する傾向が強まっています。​これは、デジタル技術の進展や社会的な変化、そしてパンデミックによる生活様式の変容が影響しています。​小売業者は、高齢者のニーズや課題に対応するための取り組みを進めることで、さらなる市場拡大の機会を得ることができるでしょう。

イギリスの配送業者、本当に大丈夫? オンラインショッピングの落とし穴

オンラインショッピングは、もはや私たちの生活に欠かせないものになっています。特にイギリスでは、店舗で買うよりも安く、しかも送料無料で手に入ることが多いため、週に何度も利用する人も珍しくありません。私自身もその一人です。 イギリスの人気オンラインショッピングサイトといえば、Amazon、Argos、eBayが代表格ですが、それ以外にも次々と新しいECサイトが登場しています。ただし、新興サイトには怪しげなものも多く、トラブルを避けるために私は大手サイトしか使わないようにしています。 とはいえ、「信頼できるサイトだから安心」とは限らないのが、イギリスのオンラインショッピングの難点です。なぜなら、配送業者がとにかくひどいのです。 荷物は消え、行方は謎のまま…? イギリス配送業者の実態 イギリスの配送業者のずさんな仕事ぶりは、もはや日常茶飯事です。私自身も、信じられないような経験を何度もしています。 ① 玄関前にポンッ! 「置き配」は当然? 配達員はインターホンも押さずに、勝手に玄関前に放置していきます。雨が降ろうが、誰かが盗もうが、彼らには関係なし。最悪の場合、ドアの前ですらなく、庭の片隅やゴミ箱の中に突っ込まれていることすらあります。 ② 宅配ボックスなんてどこにもない 日本ではすでに当たり前になっている宅配ボックス。しかし、イギリスではそんな便利なものはほとんど存在しません。再配達も期待できず、「不在だったので持ち帰りました」と言われることもざらです。 ③ 「配送済み」だけど届いてない!? 追跡情報では「配達完了」となっているのに、実際には何も届いていないこともあります。これが一番厄介。どこに行ったのかも分からず、カスタマーサポートに問い合わせても「配達員が届けたと言っているので、もう何もできません」と突っぱねられることも。 ④ 別の家に届けられるミステリー ある日、荷物のステータスを確認すると「配達完了」。でも、家の前を見ても何もない。数時間後、知らない家から「これ、あなたの荷物じゃない?」と声をかけられたことがあります。住所を間違えて届けるのも、イギリスでは日常的な出来事です。 ⑤ 配送センターで迷子になる荷物 「配送センターで保管中」と表示され、2カ月が経過…。最終的に「送り主に返送しました」との通知が届いたこともありました。そもそも届ける気がないのでは?と疑いたくなります。 なぜイギリスの配送業者はこんなに適当なのか? イギリスの配送業者がこれほどまでにひどい理由はいくつかあります。 どうすれば荷物を確実に受け取れるのか? こんな配送業者ばかりでは、安心してオンラインショッピングを楽しめませんよね。しかし、少しでもトラブルを防ぐためにできる対策があります。 ✅ 置き配の指示を細かく指定する → 「玄関前」ではなく「隣人に預ける」「郵便受けに入れる」など具体的な指示を出す。 ✅ 受取サインが必要な配送方法を選ぶ → 高額なものは特に、サイン必須の配達方法を選ぶのがおすすめ。 ✅ 信頼できる配送業者を選ぶ → Royal Mail、DPDなどは比較的トラブルが少ない。 ✅ 家にいる時間を指定して配送してもらう → 配送時間が選べる場合は、自宅に確実にいる時間帯を選ぶ。 ✅ 監視カメラを設置する → もし荷物が盗まれたり、配達員が雑な扱いをした場合に証拠を残せる。 それでも届かない時の最終手段 それでも荷物が届かないときは、オンラインショップに連絡して返金を求めるのがベスト。AmazonやeBayなどの大手なら、商品が届かない場合の補償制度があるので、「荷物が届かなかった」としっかり伝えれば返金対応してもらえます。 まとめ:オンラインショッピングは便利だけど、配送業者には要注意! イギリスの配送業者の適当さには呆れることも多いですが、オンラインショッピング自体はやはり便利です。うまく対策を取りつつ、「届かないかもしれない」という覚悟を持って注文するのが、イギリス流のオンラインショッピングの心得かもしれません。 皆さんも、「配送済み」となったのに荷物が見当たらない… そんな経験、ありませんか?