
エジンバラ旧市街は、石畳の坂道と歴史的建築が連なるスコットランド屈指の観光エリアです。城から宮殿まで1本の道でつながる「ロイヤルマイル」を中心に、徒歩で巡るのが最も魅力的な楽しみ方。この記事では、初めて訪れる人でも迷わず歩けるルートと見どころを紹介します。
エジンバラ旧市街の基本情報
- エリア名:Old Town(旧市街)
- 世界遺産登録:1995年(新市街とあわせて登録)
- 主な通り:ロイヤルマイル(Royal Mile)
- 徒歩での所要時間:約2.5〜3時間(立ち寄り込み)
- 最寄り駅:Edinburgh Waverley(ウェイバリー駅)
エジンバラ旧市街の歩き方モデルコース
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① エジンバラ城(Edinburgh Castle)
旧市街の頂上にそびえるシンボル。開門直後の朝一番が比較的空いており、城壁から街全体のパノラマを望めます。 -
② ロイヤルマイル散歩(Castlehill〜Canongate)
石畳の通りにカフェ、土産店、ウイスキーショップが並ぶ観光のメインストリート。途中の聖ジャイルズ大聖堂は無料入場可です。 -
③ メルカート・クロス(Mercat Cross)
市民の集会所だった場所。中世の中心地として歴史を感じるスポット。 -
④ ホリールード宮殿(Holyrood Palace)
ロイヤルマイルの終点にある英国王室の公式宮殿。オーディオガイドで王室の歴史をじっくり学べます。 -
⑤ カールトン・ヒル(Calton Hill)[夕方の絶景]
宮殿近くから徒歩15分ほどの丘。夕暮れ時にはエジンバラ城と旧市街の街並みが一望できます。
おすすめの立ち寄りスポット
- スコッチウイスキー・エクスペリエンス:ウイスキーの製造体験やテイスティングができる人気施設。
- ビクトリア・ストリート:カラフルな外観が特徴の坂道で、映画『ハリー・ポッター』の撮影モデルとも言われます。
- グラスマーケット広場:歴史ある広場にパブやカフェが並び、夕方以降は地元の雰囲気を楽しめます。
エジンバラ旧市街を歩く際のポイント
- 靴:石畳が多く滑りやすいので、グリップの効いたスニーカーやブーツが最適。
- 天候:1日のうちに晴雨が変わるため、折りたたみ傘や防水ジャケットがあると安心。
- 昼食:ロイヤルマイル沿いのパブ「Deacon Brodies Tavern」や「The Albanach」がおすすめ。
- 写真スポット:エジンバラ城を背にロイヤルマイルを撮ると、絵はがきのような構図に。
- 地図キーワード:“Edinburgh Royal Mile walking map”で検索すると主要ルートが表示されます。
おすすめの時間帯と所要時間
午前中に城とロイヤルマイルを歩き、午後に宮殿とカールトン・ヒルで夕景を楽しむのが理想的です。 旧市街だけなら3時間程度でも十分ですが、カフェやミュージアムをゆっくり巡るなら半日(4〜5時間)を確保しましょう。
旅行者向けのヒント
- 安全:観光客が多い通りではスリに注意。バッグは前掛けがおすすめ。
- 通貨・支払い:ほとんどの店舗で非接触型カード決済対応。
- Wi-Fi:ロイヤルマイル沿いには無料Wi-Fiが多く、地図アプリ利用も安心。
- チップ:カフェでは不要、レストランでは10〜12%が目安。
まとめ
エジンバラ旧市街は徒歩で回るのが最も魅力的です。ロイヤルマイルを中心に、城、聖堂、宮殿、丘を結ぶこのルートなら、初めての訪問でも効率的に観光できます。石畳の路地を抜けるたびに中世の雰囲気が感じられ、まるで歴史の中を歩いているような体験が味わえるでしょう。
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