 
		ロンドンのブロードバンド事情(2025年版)最新ガイド:主要プロバイダの特徴・速度・料金の見方
2025年のロンドンは、光ファイバー(Full Fibre / FTTP)の普及が急速に進み、ほとんどのエリアで1Gbps前後の高速回線が選べるようになっています。 Openreach系(BTやEEなど)と独自ネットワーク(Virgin Media、Community Fibreなど)が重なっており、 住む地域によって選べるプロバイダが異なります。
また、2025年1月以降は「インフレ連動値上げ」が禁止され、値上げを行う場合は「毎年£○上がる」と金額を明示しなければならなくなりました。 料金比較が以前よりも分かりやすくなり、消費者に有利な環境になっています。
ロンドンで契約できる主要ブロードバンド会社
下記の企業がロンドンで一般的に選ばれる主要プロバイダです。いずれもオンラインでポストコード検索により対応エリアを確認できます。
BT / EE:全国規模で最も安定した回線
BTとEEは同じグループで、2025年以降はEEブランドへの統合が進行中です。 Openreachのフルファイバー網を使い、最も広範囲で安定した通信を提供しています。
- 速度:74Mbps(Superfast)〜900Mbps(Full Fibre 900)
- 契約期間:24か月が主流
- 特徴:EEのスマホ契約とのセット割あり
他社より料金はやや高めですが、安定性・カスタマーサポート・全国対応を重視する人には最も安心な選択肢です。
Virgin Media:工事なしで高速通信を実現
ロンドンで特に人気なのが、独自ネットワークを持つVirgin Mediaです。 光ケーブルを利用した接続で、建物によっては工事不要ですぐに開通できる場合もあります。
- 速度:125Mbps〜1Gbps超(エリアによっては2Gbps対応)
- 契約期間:18〜24か月
- 特徴:TV・電話とのセット割が豊富
賃貸物件などで「壁に穴を開けられない」場合にも便利。 他社がOpenreachを使うのに対し、Virginは独自網なので、同じエリアでも速度が大きく異なることがあります。
Sky Broadband:テレビとの相性が良いプロバイダ
Skyはテレビ事業とのセットで利用されることが多いですが、インターネット単体でも人気です。 OpenreachやCityFibreのネットワークを利用しており、エリアによって速度が異なります。
- 速度:Superfast(61Mbps)、Ultrafast(145〜500Mbps)、Gigafast(1Gbps)
- 契約期間:12〜18か月
- 特徴:テレビ「Sky Stream」との同時契約で割引あり
安定性が高く、映像配信との相性が良い点が特徴。テレビ好きの家庭には最適です。
Vodafone Broadband:スマホ契約とのセットで割安
VodafoneはOpenreachまたはCityFibre回線を使っており、低価格ながら高品質なサービスを提供しています。 特にVodafoneスマホ契約者は「Together」割で月額料金が安くなります。
- 速度:76Mbps〜910Mbps
- 契約期間:24か月
- 特徴:セット割・キャッシュバックキャンペーンが多い
コスパとシンプルな契約内容を重視する人におすすめです。
TalkTalk / Plusnet:価格重視派の定番
TalkTalkとPlusnetはいずれもOpenreach系の回線を使っており、他社より安いプランを多く提供しています。 速度は中速〜高速クラスで、日常利用には十分。
- TalkTalk:150Mbps〜500Mbps(Full Fibre対応エリアで1Gbps)
- Plusnet:74Mbps〜500Mbps、安定した顧客満足度で人気
- 契約期間:18〜24か月
シンプルな契約体系と手頃な価格が魅力。初めてイギリスでネット契約する人にも向いています。
Community Fibre:ロンドン限定の超高速プロバイダ
Community Fibreはロンドン中心部で急速に拡大している独自ネットワーク系のプロバイダです。 最大5Gbpsという国内最高クラスの速度を提供しながら、価格も抑えめです。
- 速度:150Mbps〜5Gbps
- 契約期間:12〜24か月
- 特徴:完全フルファイバー接続(FTTP)、安定した低遅延
ロンドン在住者限定の選択肢として注目されており、ゲーマーやリモートワーカーに特に人気です。
契約前に確認すべきポイント(2025年版)
- 毎年の値上げ額が「%」ではなく「£」で明示されているか確認する
- 同じ住所でも選べる会社が違うため、必ずポストコード検索を使う
- TVセット契約は安くなる反面、契約期間が長くなる場合がある
- 賃貸物件の場合、工事が必要かどうかを事前に確認
まとめ:目的別おすすめ
- 安定性重視: BT / EE
- 最速を求める: Community Fibre / Virgin Media
- 価格と速度のバランス: Vodafone / Plusnet
- テレビとの一括契約: Sky Broadband
ロンドンでは地域によって最適なプロバイダが異なります。 契約前にポストコードを入力し、実際に利用可能な回線と速度を確認してから選ぶのがポイントです。
英国生活サイト編集部から
ロンドンの中でも、エリアによってはまだファイバー回線が普及していない地域があります。そのため、まずは自分の住んでいるエリアがサービス対象かどうかを確認してから申し込みましょう。
また、対象エリアであっても、賃貸物件の場合は家主の許可が必要になります。許可を得ずに契約して業者が壁に穴を開けてしまうと、契約違反とみなされ、退去時に高額な修繕費を請求される可能性がありますので注意してください。
さらに、契約時には契約期間や途中解約の可否など、契約条件をしっかり確認しておきましょう。










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