スターマー英首相の側近であり、労働党の重鎮であるマンデルソンが、ジェフリー・エプスタインの秘密パーティーに参加していたという事実が明らかになった。しかし、このニュースに対して、イギリス国民の多くはそれほど驚いていない。
なぜかといえば、イギリスの政治家の大半が違法薬物を経験したことがあり、また富裕層が集まる怪しげなパーティーに参加した経験を持つことも、半ば周知の事実だからだ。日本人のように「真面目一筋」を良しとする国民には、到底理解できない感覚かもしれない。
では、どちらの生き方が良いのかと問われれば、私なら迷わずイギリスを選ぶ。政治家が違法薬物をやっていようが、あるいは歩行者用信号すら絶対に無視しないような模範的な人物であろうが、結果は同じだ。国が良くなる可能性は、ほとんどないに等しい。
結局のところ、国政を担う人物が誰であっても、国民が苦しめられるという構図は変わらない。にもかかわらず、「政治家が違法薬物をやっているから国民が苦労するのだ」という考え方自体が、そもそも的外れなのである。
また、日本には「若い世代にもっと頑張ってもらわないといけない」と語る、いわゆる老害的な人間が数多く存在する。しかし、その言葉が若者にとってはプレッシャーとなり、ストレスとなり、結果として自殺者が一向に減らない原因の一つになっているのではないだろうか。
プレッシャーが過度に強くなれば、必ず反発が生まれる。「悪いことをしても、お金が稼げるならそれでいい」という考えが生まれるのも、ある意味では自然な流れだと言える。
さらに、「麻薬を一度でもやったら人生終了」という極端な価値観も、そろそろ見直すべきではないだろうか。そもそも、日本のような島国で、なぜ海外でしか手に入らないはずの麻薬が、これほど簡単に流通しているのか。その点こそが、本質的な問題である。
もし本気で麻薬を完全に撲滅したいのであれば、海外からの流入を断てばいい。そうすれば、使用者は確実に減る。日本のような小さな国であれば、国内生産についても十分に取り締まれるはずだ。入手できない状況を作ることに注力すれば、日本から麻薬を撲滅することなど、1年以内に可能である。
では、なぜそれができないのか。その理由は、政治家と反社会的勢力との密接な関係にある。政治家自身が、反社会的勢力から金銭的な恩恵を受け取っているからだ。
日本の警察は、残念ながら権力に非常に弱い。いまだに末端のユーザーだけを捕まえ、胴元である反社会的勢力には手を出さないという状況が、戦前から現在まで続いてきた。そして、この構造はおそらく今後も変わらないだろう。
麻薬がはびこるのは、腐った政治家が存在するからである。しかし、その事実に気づいている国民は、ほとんどいないのかもしれない。










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