〜毎年テレビで流れ、家族で繰り返し見られる名作たち〜
イギリスのクリスマスは、
「七面鳥」「クラッカー」「家族団らん」
そして クリスマス映画 が欠かせません。
特に12月に入ると、BBCやITVなどのテレビ局が毎年同じ映画を繰り返し放送し、
「今年もこの映画を見るとクリスマスが来たと感じる」という人が本当に多いのです。
この記事では、イギリス人ならほぼ全員が知っている・何度も見ているクリスマス映画を厳選して紹介します。
Love Actually(ラブ・アクチュアリー)


イギリスのクリスマス映画といえば、真っ先に挙がる作品。
ロンドンを舞台に、複数の恋愛ストーリーが同時進行する群像劇で、
首相、作家、会社員、学生など、あらゆる立場の人々の「愛」が描かれます。
イギリス人にとって特別な理由
- 舞台がロンドンそのもの
- 英国的ユーモアと皮肉が満載
- クリスマス=人とのつながり、という価値観を体現
📌 「毎年見ている」「台詞を覚えている」人が本当に多い一本
The Snowman(スノーマン)


イギリスのクリスマス=このアニメと言われるほどの国民的作品。
セリフが一切なく、音楽と映像だけで物語が進みます。
特徴
- 上映時間:約30分
- 主題歌「Walking in the Air」は国民的クリスマスソング
- 毎年クリスマス前後に必ずテレビ放送
🎄 子どもの頃から大人になるまで、何度も見続ける“儀式”のような作品
Home Alone(ホーム・アローン)



舞台はアメリカですが、イギリスでも圧倒的な定番。
なぜイギリス人にも愛される?
- 家族で安心して見られる
- 毎年見ても笑える
- 子どもも大人も楽しめる
📺 「テレビをつけたらやってたから、つい最後まで見てしまう」系映画の代表
A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)



チャールズ・ディケンズ原作。
イギリス文学×クリスマスの原点とも言える物語です。
強欲な老人スクルージが、
過去・現在・未来の精霊と出会い、心を改めていく話。
感じられること:
- ヴィクトリア朝ロンドンの雰囲気
- クリスマス=慈善・思いやりという価値観
📚 映画・アニメ・舞台で毎年必ずどこかで再演される不朽の名作
The Holiday(ホリデイ)

イギリスとアメリカの女性が家を交換するロマンチック・コメディ。
特に、
イギリスの田舎のコテージ×雪×クリスマス
というビジュアルが大人気。
🎁 イギリス人女性に特に支持が高く
「クリスマスに見たい癒し映画」として定番
イギリスのクリスマス映画文化の特徴
- 毎年同じ映画を繰り返し見る
- 新作より「慣れ親しんだ作品」を重視
- 家族全員で見られることが重要
- テレビ放送が文化の中心
つまり、
「もう内容は知っているけど、それでも見る」
これこそがイギリス流クリスマス映画の楽しみ方です。
まとめ
イギリス人にとってクリスマス映画は、
娯楽というより“季節の行事”です。
- Love Actually → 現代ロンドンのクリスマス
- The Snowman → 子どもの頃の記憶
- Home Alone → 家族団らん
- A Christmas Carol → 伝統と価値観
- The Holiday → 癒しと憧れ
もしイギリスのクリスマスを少しでも体験したいなら、
まずはこの中から1本、12月に見ることをおすすめします。










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