学校・会社で違う?イギリスの冬休みスケジュールと楽しみ方

イギリスの冬休みをテーマに、家族団らん・旅行・読書・屋内で過ごす人々など、ホリデー期間の典型的な過ごし方を表現した横長のイラスト。

1. イギリスの冬休みはいつから?

● 学校(Primary / Secondary School)の場合

イギリスの公立学校では、冬休みはおおむね 12月中旬〜12月下旬に始まるのが一般的です。

  • 最も多い開始時期:12月20日ごろ
  • 早い学校:12月15日前後
  • 遅い学校:12月22日前後

各自治体(Local Authority)や学校によって多少異なりますが、ほぼクリスマス直前には休みに入ります。

● 大学(University)の場合

大学は学期制が異なるため幅がありますが、

  • 12月初旬〜中旬から休みに入る大学が多い
  • 1月第2週〜第4週に授業再開(試験期間を含む)

というパターンが一般的です。

● 会社(仕事)の場合

企業には正式な「冬休み」はありませんが、多くのイギリス企業では

  • 12月24日〜1月1日までが事実上のホリデー期間
  • 特に 12月25日(Christmas Day)26日(Boxing Day) は祝日
  • 年によっては 12月27日以降が振替休日(Bank Holiday) になることも

多くの会社員はクリスマス前後に年次有給休暇(Annual Leave)をまとめて取り、10日前後の休みにする傾向があります。


2. イギリスの冬休みの期間はどれくらい?

● 学校の冬休み

一般的に 約2週間(2〜2.5週間)

例:12月19日〜1月3日(年によって前後する)

● 大学の冬休み

3〜5週間程度 と学校より長い傾向があります。

● 会社員の休暇

制度として決まっているわけではありませんが、

  • 実質的には約1週間〜10日間 の連休にする人が多い

家族と過ごす時間を重視する文化が強いため、クリスマス前から積極的に休暇を取る傾向があります。


3. イギリス人はホリデー期間中何をする?

1)家族と過ごす(最重要)

イギリスのホリデーは 「家族の時間」 が中心。

  • 実家に帰る
  • 親戚が集まる
  • クリスマスディナーを囲む
  • ボードゲームやテレビスペシャルを見る

これが最も一般的で伝統的な過ごし方です。


2)クリスマス関連イベントを楽しむ

ホリデー中は以下のような行事が定番です:

  • クリスマスマーケット
  • パントマイム(劇場での冬の定番お笑い舞台)
  • イルミネーション鑑賞
  • カロル(クリスマスの歌)コンサート

3)旅行に行く

冬のホリデーは旅行シーズンでもあります。

  • ヨーロッパの都市(パリ、プラハ、ベルリン)
  • 暖かい国(スペイン、カナリア諸島、ポルトガル)
  • スキー旅行(アルプス、スコットランド、スカンジナビア)

家族が揃うため、海外旅行に出かける人も少なくありません。


4)ショッピング(Boxing Dayセール)

12月26日の Boxing Day はイギリス最大級のセール日。

  • 家電
  • ファッション
  • 家具

あらゆるものが大幅値引きされるため、早朝から買い物に出かける人もいます。


5)家でゆっくりする

寒くて暗い時期のため、

  • 読書
  • 映画・ドラマ鑑賞
  • ホットチョコレートを飲みながら過ごす
  • パジャマのままのんびり

といった “stay-at-home holiday” を楽しむ家庭も増えています。


まとめ

  • 学校の冬休みは12月中旬〜下旬から約2週間
  • 大学は3〜5週間と長め
  • 会社員は実質1週間〜10日休むことが多い
  • イギリス人のホリデーは家族時間が最重要
  • 旅行、セール、イベント、家でのんびりなど多様な過ごし方がある

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