小学校、中学校、高校、大学と、子どもの教育に情熱を燃やすのは英国人も同じ 子どもの将来は親にとって一番の心配の種ですが、それは英国人も同じです。英国では、どの小学校に入学させるかも案外重要だと考えられています。英国の小学校は公立、私立とありますが、経済的に余裕がある過程は子どもを私立の小学校に入学させます。学費は、学校によって若干の違いはありますが、年間4,000~5,000ポンドと言われています。私立の学校に行かせる最大の目的ですが、マナーや規律に関してとにかく徹底しており、慣れない子どもにとっては大変な苦痛を強いられる場合もあるとかないとか。日本でも同じだと思いますが、親が私立の学校に行くと、必然とその子どもも私立学校に行くという流れがあり、お金持ちがずーっとお金持ちだというのもなんとなく納得できます。マナーや規律に厳しいならいじめなんかはないのではと安直な考えを持たれひともいるかと思いますが、私立学校のいじめのほう陰気で残酷だと言われています。恐らく私立学校に通う子どもが感じる親からのプレッシャーや学校からのハイレベルな教育に対するストレスが、子どもの精神状態を歪ませるからではないでしょうか。ここまで話を聞くと、4,5歳という年齢で大人が感じるようなプレッシャー下で学ばせることでどれだけの将来が約束されるのでしょうか。一つだけはっきり言えることは、英国の教育を最初から最後まで受けるという子どもにとっては大きなメリットがありますが、日本の子どものように親の駐在で3~5年という短期間英国に暮らす場合は、私立学校に通わせるより公立学校でわいわい楽しく学ばせる方が子どもにとって楽しい思い出となるのではないでしょうか。 公立の学校はどうなのか? 私立学校へ行くことが勝ち組への近道ということは間違いありませんが、公立学校が負け組への入り口なのかというと、まったくそんなことはありません。評価の高い公立学校は、名前もあまり知られていない私立学校に行くよりも十分価値があります。ただ、評価の高い公立学校に入学するためには、学校の近くに住まないといけないというルールが存在します。英国では、子どもを私立学校に行かせるより、レベルの高い公立学校に行かせたいという考えを持つ親も結構いて、お目当ての学校に子供を入学させるため、学校の近くにわざわざ家を買ったり借りたりするひともいます。結果私立学校へ入学させた方が経費的に安上がりだったということも普通にあります。公立にせよ私立にせよ学校の選択というのは、子どもにとってはとても大切な選択であることは間違いありません。 高評価の私立小学校 St Philip’s School – Kensington(共学)1934年創立対象年齢:7~13歳エリア:ケンジントンhttp://stpschool.co.uk/ Wandsworth Preparatory School – Wandsworth(共学)対象年齢:4~11歳エリア:ワンズワース(ロンドン南東部)https://www.wandsworthprep.com Dallington School – Islington(共学)対象年齢:3~11歳エリア:イズリントンhttps://www.dallingtonschool.co.uk James Allen’s Girls School – Dulwich(女子校)1741年創立対象年齢:3~11歳エリア:ダルウィッチhttps://www.jags.org.uk Highgate School – Highgate(共学)対象年齢:4~16歳エリア:ハイゲートhttps://www.highgateschool.org.uk/about/ethos-and-aims/ 高評価の私立学校(中学、高校) St Paul’s School – Barnes対象年齢:7~18歳エリア:バーンズhttps://www.stpaulsschool.org.uk/about-st-pauls/ Emanuel School – Battersea1594年創立対象年齢:10~18歳エリア:バタシ― Alleyn’s – Dulwich対象年齢:11~18歳エリア:ダルウィッチhttps://www.alleyns.org.uk 高評価の公立小学校 Fox Primary Schoolエリア:ケンジントンhttps://www.fox.rbkc.sch.uk/ Barnes Primary Schoolエリア:リッチモンドhttps://barnesprimaryschool.co.uk/ St Peter’s Catholic Primary Schoolエリア:グリニッチhttps://www.stpeters.greenwich.sch.uk/ Our …
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