
ロンドン中心部では、2025年9月13日(土)に「反人種差別・反ファシズムデモ行進(Anti-Racism Rally / March Against Fascism)」が予定されています。主催は Stand Up to Racism(SUTR) を中心に、PCS(公務員労組) や CWU(通信労組)、そして TUC(労働組合会議) などが呼びかけています。
このデモは、排外主義や極右運動に対抗するために企画されたもので、国籍を問わず広く参加を呼びかけています。日本人を含めた外国人居住者や留学生も参加は可能ですが、安全上いくつかの注意点があります。
日時・集合場所
- 日時:2025年9月13日(土)午前11:30集合
- 集合場所:ロンドン・ラッセルスクエア(Russell Square)南東角(サウサンプトン・ロウ付近)
- 行進先:ホワイトホール(政府機関が集まるエリア)
日本人参加者が特に注意すべきこと
- 言語の壁と警察対応
英語が十分に通じない場合、デモ中に警察からの指示が分からず混乱する可能性があります。参加する場合は、最低限「警察の指示に従う」ことを意識してください。 - 衝突のリスク
同日に極右団体(トミー・ロビンソン支持者など)も別の行動を予定しており、対立の可能性があります。観光や留学中の方は、巻き込まれるリスクを考えると参加を控える方が無難です。 - パスポート・在留資格証の携帯
英国滞在中の外国人は、身分証明を求められることがあります。原本を持ち歩くのが不安な場合は、コピーや写真データを持参しましょう。 - SNSでの拡散に注意
デモ中は写真や映像が撮られ、SNSに拡散されることが多いです。顔が映ることで予期せぬトラブルや誤解を招く可能性もあるため、参加する際はその点を理解しておく必要があります。 - 治安・交通の混乱
中心部の交通規制や混雑が予想されます。デモの周辺に近づかなくても、市内の移動に影響が出る可能性がありますので、観光予定の方はルートを事前に確認してください。
まとめ
今回のデモは、ロンドンにおける多様性と平等を訴える重要な市民運動です。しかし、外国人として安全に参加するにはリスクも高いことを理解しておく必要があります。
- 参加する場合は:英語に堪能な友人と一緒に行動する、安全対策を徹底する。
- 観光や留学中の方は:無理に参加せず、交通規制や混雑の情報を事前にチェックして、日常生活への影響に備える。
ロンドン滞在中の日本人にとっては、街全体の動きに注意を払いながら、安全第一で行動することが最も大切です。
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