ロンドンのレンタル自転車(Santander Cycles)完全ガイド

ロンドンのレンタル自転車「Santander Cycles」を利用する方法を示したイラスト

使い方・支払い・返却まで基礎から徹底解説

ロンドンでは、街のあちこちにある赤い自転車「Santander Cycles(通称:ボリスバイク)」を、観光でも生活でも手軽に使えます。
ただし、初見だと「どこで借りる?」「支払いは?」「返却ってどうやるの?」が少し分かりにくいのも事実。

この記事では、借りる前の準備 → 借り方 → 乗り方のコツ → 返却 → よくある失敗の回避まで、一気に理解できるように解説します。


1. まず知っておくべき全体像(超重要)

ロンドンのレンタル自転車は「ドック式」です。

  • ドック(駐輪ポート):自転車がずらっと刺さっている機械式駐輪設備
  • 借りる:ドックの端末 or アプリで支払い → ロック解除して抜く
  • 返す:空きドックに差し込む(これで返却完了)

つまり、どこでも乗り捨てOKのタイプではありません。
返却は必ず「ドック」に行って行います。


2. 借りる前の準備チェックリスト

必須

  • クレジットカード/デビットカード(タッチ決済推奨)
  • スマホ(地図とドック探しにほぼ必須)

あると快適

  • ヘルメット(現地で必須ではないことも多いですが、安全面では推奨)
  • 雨具(ロンドンは急に降る)
  • 反射材やライト確認(夜は特に)

3. ドックの見つけ方(迷わない方法)

  • Google Mapsで「Santander Cycles docking station」と検索
  • あるいは「Santander Cycles」の公式アプリ/サイトで周辺ドックを確認

見るポイント

  • 空き自転車があるか
  • 返却用の空きドックがあるか(これが超大事)

観光地周辺は、時間帯によって

  • 朝:自転車が少ない
  • 夕方:返却が集中して空きドックが少ない
    など偏りが出ます。

4. 借り方:2つの方法(端末/アプリ)

A) ドックの端末で借りる(最もシンプル)

  1. ドックの端末画面で「Rent / Hire」系を選ぶ
  2. 支払い(タッチ決済やカード)
  3. レシートや画面に解除コードが出る(または自動解除)
  4. 指定された番号の自転車へ
  5. ハンドル付近の操作部にコード入力(必要な場合)
  6. ロックが外れたら自転車を引き抜く

B) アプリで借りる(慣れると便利)

  1. アプリを入れて支払い設定
  2. 近くのドックを選ぶ
  3. 指示に従って解錠(QRや番号選択方式の場合あり)
  4. 自転車を引き抜く

どっちがいい?

  • 初回:端末が安心
  • 2回目以降:アプリが早い

5. 支払いの考え方(ここでつまずきやすい)

支払いは「利用パス(一定時間/一定期間)」+「ルールに応じた追加料金」という構造になりがちです。

一般的なイメージ:

  • 短時間向け(例:一定時間内なら何回でも借りられるパス)
  • 長時間乗りっぱなしは追加料金が発生しやすい

重要なコツ:

**「乗りっぱなし」より「こまめに返却→借り直し」**が安くなるケースが多いです。

例えば観光なら、

  • A地点→B地点(20分)乗る
  • ドックで返す
  • 休憩
  • C地点へまた借りる
    みたいな使い方が基本的に相性◎。

6. 返却方法(ここを間違えると課金が続く)

返却は簡単ですが、“刺したつもり”が一番危険です。

正しい返却手順

  1. 空いているドックに前輪側からまっすぐ差し込む
  2. 「ガチャン」と奥まで入れる
  3. 緑のランプや「Docked」表示など、返却完了サインを確認
  4. 可能なら軽く引いてみて抜けないことを確認(=ロックされている)

返却できていない時の典型

  • 半端に刺さっててロックがかかっていない
  • 満車で適当に隣に置いた(←返却扱いになりません)

必ず“返却完了サイン”を見る。これだけでトラブルの9割が防げます。


7. 走り方の基本(ロンドン市内で安全に乗るコツ)

ロンドンは自転車インフラが増えていますが、交通量も多いです。

  • 左側通行(日本と同じ。ただし交差点の形が独特)
  • 車線が複雑な交差点は無理せず降りて押すのも正解
  • バスやタクシーの横は巻き込み注意
  • 路面の穴・濡れた白線・落ち葉は滑りやすい
  • 夜はライトが点くか確認(自転車に装備されていることが多い)

8. よくある失敗と回避策(ガチで役立つ)

失敗1:返却できてなくて料金が伸びる

回避:緑ランプ(完了サイン)確認+引っ張りチェック

失敗2:目的地でドックが満車

回避:到着前に地図で「空きドック」を確認。満車なら近い別ドックへ。

失敗3:サドルが固くて調整できない

回避:別の自転車に替えるのが早い(無理に格闘しない)

失敗4:ブレーキやタイヤが微妙

回避:借りる前に10秒点検

  • タイヤ空気
  • ブレーキの効き
  • チェーンの違和感
    問題があればすぐ別の自転車へ

9. 旅・生活でのおすすめ使い方

観光:短距離をつなぐ使い方が最強

  • 地下鉄より景色が良い
  • バスより自由
  • 徒歩より範囲が広がる

通勤:時間帯による在庫偏りに注意

  • 朝夕は駅近ドックが埋まりやすい
    → 少し離れたドックを候補に持つと安定

10. 最後に:これだけ覚えればOK(超要約)

  • 借りる:ドック端末 or アプリで支払い → 自転車を抜く
  • 返す:空きドックに奥まで差し込み → 完了サイン確認
  • 節約:乗りっぱなしより、こまめに返却→借り直し
  • トラブル回避:返却確認が最重要

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