1年前にロンドンに駐在できて2ベッドルームのフラットに入居した。
来たばかりのころは、右も左もわからず不動産会社の人のいいなりでした。
それが今大きな問題になっている。
在宅勤務が増えたので広めの物件に引っ越したい。
ただ契約してまだ1年経過しておらず退去ができない契約になっている。
なんとか退去する方法はないのか?
そんなあなたに英国生活サイトが途中解約する方法をお教えします。
家賃が下がりはじめ広い家に住めるチャンス
コロナの影響で家賃が下がっています。
「在宅勤務で家が手狭になってきたのでオフィス用の部屋が欲しい!」と思っている方多いのではないでしょうか。
家にいるばかりの妻もあまり出かけることができずストレスがたまりぎみ。
「こんなとき庭付きの家に住んでいたら家庭菜園などができてストレス発散になるのに…」
思いきって引っ越しをしよう!
担当の不動産会社に相談したところ契約に途中解約(Break Clause)が入っていないという。
そもそも解約時に途中解約のことは聞かれなかったし説明がなかった。
契約上途中解約をできない。
本当に解約できないのか?
違約金を払えば解約ができるのかどうか確かめる
まず賃貸契約する際に署名した契約書を見てみてください。
違約金の金額やパーセンテージが書かれてあればその金額を支払って途中解約はできます。
違約金について書かれていないし途中解約の条項もない
もし契約書に違約金についても途中解約についても書かれていない場合は契約の終了日まで家賃は発生します。
無理やりに退去したとしても家賃の支払い義務は残ってしまいます。
2件分の家賃を支払い続けるという選択肢もありますが大きな出費となります。
引っ越しをあきらめるしかないのか?
あきらめるのはまだ早い。
まず確認していただきたいことは契約が家主との契約になっているかどうかです。(ほとんどの契約が家主との契約のはず)
もし、家主との契約になっているのでしたら家主に直接交渉するのです。
「在宅勤務になり家がせまいから広いところに引っ越したい」と素直に言ってみてください。
おそらく家主から交換条件を出してくるはずです。
その条件がのめるものでしたら家主に気持ちが変わる前に退去してしまいましょう。
家主と交渉するときの注意点ですが2つあります。
- やりとりは電話でしてもいいがメールで内容確認をする(お互いの理解している内容が一致しているか)
- 不動産会社はとおさない
会社契約の場合も同じ
会社契約は契約者が住んでいる人ではなく会社ですが、家主とのやりとりをするのは住んでいる人なので交渉次第では途中解約できます。
会社契約の場合はBusiness Break Clauseという条項が入っている
Business Break Clauseとは会社から移動の辞令が下りたときのみ途中解約ができるという条項です。
ほとんどの会社契約の契約書のなかにはいっています。
家主のなかには「契約違反だ!」といってくる人もいるでしょう。
そんなときは家主が契約をすべて守っているのかをチェックしましょう。
家主も人間です。
契約書にのっている内容をすべて把握しているわけでありません。
契約書のLandlord Obligation(家主の義務)のなかにある項目のなかで家主がやっていないことを探すのです。
1つはあるはず。
会社契約の場合は住む人が変わってもいい
会社契約の契約書には住む人が変わってもいいという条項がはいっています。
Occupier Change(住人の変更)という項目です。
代わりに住む人を自分で探してそこに住んでもらえばいいのです。
ただ、Occupier Changeの条件は同じ会社の人に限られていますのでご注意ください。
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