パンデミックでも業績をのばしているビジネス

今日はイギリス国内の会社でコロナパンデミックの影響をまったく受けるどころか業績をのばしいている会社をご紹介します。
そのまえにイギリスはいまだロックダウン中でレストラン、パブ、デパート、アパレルショップ、衣料品店などはすべて営業停止。
さらに映画館、ボーリング場、博物館、美術館などもすべて閉鎖されています。
そんな現状をふまえてどんな業種がのびているのかみてみましょう。

Netflix、Amazon Prime、Disney+などのストリーミング

イギリス人のテレビをみる時間ですが、1日平均3時間といわれています。
これが長いのか短いのかよくわかりませんが、パンデミックはこの時間を長くしたことは間違いありません。
ネットフリックス、アマゾンプライム、ディズニープラスなどのストリーミングサービスの2020年の加入者は800万人で累計の加入者は3200万人となりました。
私もネットフリックス、アマゾンプライム、ディズニープラスすべて加入しています。

Amazon UK(アマゾンUK)

生活必需品以外を販売している小売店が全部しまっているのですから、当たり前と言われればそのとおりです。
アマゾンUK(イギリス)の2020年の売り上げは前年に比べ23%増しで13.4ビリオンポンド、日本円で約1.8兆円でした。ちなみにアマゾンの利用の多い国は1位アメリカ、2位ドイツ、3位イギリス、4位日本です。
イギリスはもともとアマゾンをよく使う国なんです。

Hermes(ヘルメス)

高級ブランドのエルメスを思いうかべた方がおおいのではないでしょうか。
ヘルメスとよばれる会社で運送会社です。
アマゾンのなどのオンラインショッピングに需要が集中したので運送会社がもうかるのは自然です。
ヘルメスの2020年の売り上げは前年にくらべ10.7%増。

AldiとLidl(アルディとリドル)

アルディとリドルはドイツ系のスーパーです。
ロックダウンであいているのはスーパーと薬局だけなのですから、売り上げが伸びないわけがないです。
スーパー業界すべてがもちろんうるおったわけですが、特にこのAldi とLidlは他のスーパーよりも安いのでお客さんが殺到したのはいうまでもありません。
アルディは新たに1200人の4従業員を雇用し、リドルは新たに25店舗をオープン予定。

Gousto(グースト)

ロックダウン中に家での食事の機会が増え、もともと料理のレパートリーの少ないイギリス人は日々のメニューに苦労したのではないでしょうか。
グーストはそんな家庭に料理のレシピとそれに必要な食材をとどける会社です。
新たに1000人の従業員を雇用しました。

ARM Holdings(アーム ホールディングス)

アームホールディングスグループはイギリスのケンブリッジに本社をおく、電子基盤やソフトウェアを開発する会社です。
携帯、テレビ、ゲーム機、パソコンなどの重要な部品を作っています。
ロックダウンで家の中ですごす時間が増え新しい携帯電話やゲーム機やテレビの需要が増えたことと関係しているかと思います。
新たに575人の技術者を雇用する予定です。

Ineos(イネオス)

イネオスはPPEを病院などに提供している会社でパンデミックがはじまった昨年の3月に設立された会社です。
PPEとはPersonal Protective Equipmentつまり個人用防護具でマスク、手袋、フェイスシールド、消毒液などになります。
パンデミックが終息したらおそらくこの会社も消滅することになるでしょう。

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