「いつ行けばいい?」「ロンドン以外はどこが外せない?」「だいたい幾らかかる?」── 初めてのイギリス旅行で誰もが気になる3つのポイントをまとめました。 観光にベストな季節、ロンドン以外の見どころ、そして現実的な費用感まで、これ1本で旅行計画が立てられます。
イギリス旅行のベストシーズン
イギリスは日本と同様に四季がありますが、天候が変わりやすく、旅行の時期選びが重要です。 一般的に観光しやすいのは4月〜10月で、特に5〜7月は日照時間が長く、気温も快適。 夜10時頃まで明るい夏は、観光時間を最大限に活用できます。
- 春(4〜5月):花が咲き、観光客も少なめで快適。
- 夏(6〜8月):ハイシーズン。イベントも多いが、航空券・宿泊費は高騰。
- 秋(9〜10月):紅葉や街歩きに最適。気候も穏やか。
- 冬(11〜3月):寒く日照時間は短いが、クリスマスマーケットやイルミネーションが美しい。
おすすめ:「費用を抑えつつ快適に旅したい」なら、4月または10月の肩シーズンが狙い目です。
ロンドン以外で訪れておきたいおすすめ都市
ロンドンも魅力的ですが、地方都市や田園地帯にはまったく異なる“イギリスらしさ”があります。 ここでは、現地の人にも人気の高い代表的な7つの都市・エリアを紹介します。
オックスフォード(Oxford)
中世の大学都市。カレッジ群や図書館などの荘厳な建築が見どころ。ロンドンから電車で約1時間。
ケンブリッジ(Cambridge)
ケム川のパンティング(小舟)体験が人気。歴史ある校舎と川沿いの風景は絵のよう。
バース(Bath)
ローマ時代の浴場遺跡とジョージアン建築が残る世界遺産の街。日帰りでも訪問可能。
ヨーク(York)
城壁に囲まれた中世の街。大聖堂や「シャンブルズ通り」の石畳など歴史好きにおすすめ。
コッツウォルズ(Cotswolds)
蜂蜜色の家々が並ぶ田園地帯。村ごとに個性があり、のんびりした滞在に最適。
湖水地方(Lake District)
湖と山々が織りなす自然美の宝庫。ピーター・ラビットの舞台としても知られる。
エディンバラ(Edinburgh)
スコットランドの首都。丘の上の城と旧市街の街並みは必見。8月のフェスティバル期間も人気。
移動のコツ:複数都市を巡るなら、訪英者向け鉄道パス「BritRail Pass」の利用が便利でお得です。
7日間モデルプランの一例
- 1日目:ロンドン到着。ホテルチェックイン後、美術館・パブでゆったり。
- 2日目:ロンドン観光(バッキンガム宮殿、ビッグベン、テムズ川沿い)。
- 3日目:オックスフォードまたはケンブリッジへ日帰り。
- 4日目:バースとストーンヘンジ周辺を観光。
- 5日目:コッツウォルズの村々を散策(1泊推奨)。
- 6日目:湖水地方へ移動。自然散策やクルーズ体験。
- 7日目:ロンドンに戻り、ショッピング後に帰国。
旅行期間が短い場合は、ロンドン+1都市の組み合わせがおすすめ。
天候に左右されやすいので、屋外と屋内観光を組み合わせて予定を組みましょう。
イギリス旅行の費用目安(1人あたり)
| 項目 | 節約派 | 標準派 | 快適派 |
|---|---|---|---|
| 航空券(日本⇄ロンドン) | ¥120,000〜 | ¥150,000〜 | ¥200,000〜 |
| 宿泊(1泊) | £60〜100 | £120〜180 | £200以上 |
| 食費(1日) | £20〜35 | £40〜60 | £70以上 |
| 交通費(鉄道・地下鉄など) | £10〜25 | £25〜40 | £50以上 |
| 観光・入場料など | £10〜20 | £20〜40 | £50以上 |
※トータルでは、5〜7日間でおおよそ20〜25万円前後が一般的な予算です。
航空券は早割やシーズンで大きく変動します。
まとめ:ロンドンを離れてこそ見える“本当のイギリス”
イギリスはコンパクトながら地域ごとに文化や風景がまったく違います。 ロンドンの都市的な魅力も素晴らしいですが、地方都市や田園を訪れると、 ゆったりとした時間と人々の温かさに触れられるはずです。 ベストシーズンを選び、効率よく回れば、初めてでも思い出深い旅になるでしょう。










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