 
		「イギリスならiPhone 17を初期費用なしで持てるらしい」と聞いて、本当なのか気になっている人向けの記事です。 結論から言うと、2025年現在のイギリスでは「£0 upfront(頭金ゼロ)」でiPhone 17シリーズを契約できるケースが実際にあります。 ただし、どのキャリア・どの販売チャネルでも必ずゼロになるわけではなく、月額・契約期間・審査・端末の所有権などで条件が分かれます。 ここでは、イギリスでよくある買い方に絞ってわかりやすく解説します。
「初期費用なし(£0 upfront)」ってどういう意味?
イギリスのスマホ販売ページでよく見る「£0 upfront」「No upfront cost」は、 契約開始時に支払う頭金(端末代の一部)をゼロにし、24〜36か月の分割に全額を載せるという意味です。 端末代を分割するので、そのぶん毎月の支払いがやや高くなるか、または支払い期間が長くなるのが普通です。
つまり「お金を払わずに最新iPhoneをもらえる」という話ではなく、 「最初の1日目に大きなお金を出さなくていいように設計された分割払い」だと考えればOKです。
イギリスでよくある3つのパターン
1. キャリアの分割払い(例:Vodafone / O2 / EE / Three)
大手キャリアはiPhone 17の発売時に「頭金をいくらにするか」をユーザーに選ばせることが多いです。 頭金を多くすれば月額が下がり、頭金を£0にすれば月額が上がる、という仕組みです。
- 端末代(Device Plan)と通信料(Airtime/Plan)が分かれていることが多い
- 「0%APR」「インフレ連動の年1回値上げあり」などの条件が書かれているので要チェック
- イギリスでの住所・支払い手段・クレジットチェック(審査)が必要なことが多い
毎月の請求は「端末代」+「通信プラン」の合計になります。表示上は「£0 upfront」と書かれていても、 最初の月の通信料やアクティベーション費用が別請求になる場合があるので、申込前に明細を必ず確認しましょう。
2. リース/サブスク系(例:Rayloなど)
近年イギリスで増えているのが、スマホを「買う」ではなく「借りる」方式です。 iPhone 17でも「£0 upfront」「月£19〜」といった広告が出ており、手持ち資金ゼロで最新機種を手にできます。 ただしこの方式では端末の所有権がすぐにはあなたのものにならないことが多く、 契約満了時に「返却する」「買い取る」「別の新機種に乗り換える」のいずれかを選ぶ形になります。
「毎年・2年ごとに最新iPhoneを持ちたい」「使い終わったスマホを自分で売ったりしない」という人とはかなり相性が良いです。
3. 家電量販・小売の分割(Credit/Finance)
キャリアではなく家電・量販サイトが「0% finance」「No deposit」としてiPhone 17を分割で出すこともあります。 この場合も実質は分割購入で、支払い遅延があると金利や手数料が載る点に注意が必要です。
初期費用ゼロで契約するときのチェックリスト
申し込む前に、次の7点は絶対に確認しておきましょう。
- 契約期間は何か月か(24か月か36か月かで総額が変わります)
- 月額は端末だけか、端末+通信か
- 年1回の料金改定があるか(イギリスではインフレ率+αで上がることがよくあります)
- 審査に通らなかった場合どうなるか(頭金ゼロが不可になり、頭金ありで再提示されることがあります)
- 途中解約の違約金はどう計算するか
- 端末は最終的に自分のものになるか(リースなのか、買い取りなのか)
- 海外利用・SIMロックの有無(出張が多い人は特に要確認)
「初期費用ゼロ」が向いている人・向いていない人
向いている人
- 今まとまったお金を出したくないが最新iPhoneをすぐ使いたい人
- ロンドンなどでしばらく働く予定で、クレジットチェックに問題がない人
- 毎月の固定費としてスマホ代を計上したい人
- 1〜2年後にまた新しいiPhoneに乗り換えるつもりの人
向いていない人
- SIMフリーで一括購入しておきたい人(帰国・転売・他国での利用を考えている場合)
- 英国での信用情報がまだ薄く、審査に通るか分からない人
- トータルで一番安くしたい人(たいていは一括のほうが総額は低くなります)
一括購入とのざっくり比較
仮にiPhone 17の本体価格が£799とします。これを一括購入すれば「£799で終わり」ですが、 「£0 upfront・36か月・月£28」などの契約にすると、合計は£1,000を超えることもあります。 つまり、初期費用ゼロ=一番安いわけではないという点は必ず覚えておいてください。
それでも「今すぐ機種を持つ」「キャリアをまたいでSIMを買い直す手間をなくす」といったメリットがあるので、 留学生・駐在・ワーホリの人には人気です。
申し込みのときにあると便利なもの
- 英国での住所(Proof of address)
- 英国の銀行口座(口座引き落とし・デビットカード)
- パスポートなどの本人確認書類
- 場合によっては勤務先情報や滞在許可の種類
これらが揃っていると、オンラインでも店頭でもスムーズに「£0 upfront」のオファーに申し込めます。
まとめ:2025年のイギリスなら「初期費用なしでiPhone 17」は現実的
イギリスでは、キャリア・リース会社・小売のいずれでもiPhone 17を頭金ゼロで契約できるようになっています。 ただし、
- 月々は高くなることが多い
- 契約期間が長くなる
- 審査や在住条件で弾かれることがある
- 「返却前提」のプランもある
という点だけは要注意です。大事なのは「初期費用がゼロかどうか」よりも、 36か月でいくら払うことになるのか・途中でやめたらいくらかかるのかを最初に見ておくことです。 そこさえ押さえておけば、イギリスでも安心して最新のiPhone 17を使い始められます。
英国生活サイト編集部
結局のところ、2年や3年の分割払いでiPhoneを購入すると、その間に新しいモデルが発売されても、まだ支払いが残っているせいで簡単には乗り換えられません。 つまり、「最新機種を実質0円で手に入る」という触れ込みの裏には、分割払いというカラクリが隠れているのです。
まさに「無料ほど高いものはない」とは、このことを言うのだと思います。
さらにイギリスでは、iPhoneのスリ被害が多発しています。ロンドン市内で記念撮影をしようものなら、一瞬のうちにスマートフォンを奪われてしまうことも珍しくありません。
そんな危険を感じながら、新作のiPhoneを持ち歩くことにどれほどの意味があるのか――考えさせられます。










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