イギリスで生活するための予備知識講座

ユニオンジャック

日本人にとっての外国といえば

外国といって最初に想像する国といえばアメリカではないでしょうか。
ハリウッドの映画、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、コカ・コーラなど私たち日本人は多くのアメリカ文化を生活のなかにとりいれてきたと言えるのではないでしょうか。
しかし、わたしたちはイギリス文化についてほとんど知りません。
知っているものといえば紅茶とフィッシュアンドチップスぐらいではないでしょうか。

イギリス文化とはなんなのか?

ではイギリス文化といわれるものとは一体何なのでしょうか。
イギリスの有名なものをざっとあげてみます。

  • ビートルズ
  • 紅茶
  • ハリーポッター
  • サッカー
  • 2階建てバス
  • 赤い電話ボックス
  • ジェームスボンド(007)
  • パブ
  • ウィスキー
  • ガーデニング

こんなところでしょうか。
上にあげたもので日本人の生活の一部として取り入れられているものは紅茶とサッカーぐらいではないでしょうか。

イギリスに行く理由

イギリス駐在

イギリスにある日系の会社、もしくはイギリスに支店を持っている会社は200社あるといいわれています。
大手の日本の会社のほとんどはイギリス(ロンドン)に支店をもっているのではないでしょうか。
多くの会社はイギリスのマーケットがねらいではなくヨーロッパでのビジネスを展開するためだといわれています。
この度イギリスがEUを離脱したことにより拠点を移動する会社も今後はでてくるのではないでしょうか。

語学留学、大学

6,500人の日本の学生がイギリスで勉強しています。
イギリスにはオックスフォードやケンブリッジをはじめ世界的に有名な大学がたくさんあります。
また、ビジネススクールにMBA(経営学修士)を取得しにいくひともいます。
イギリスといえば英語。英語の勉強をしにいくひともいます。

ワーキングホリデー

2001年にワーキングホリデービザがはじまり毎年1,000人の日本人がイギリスにわたっています。
2年という期間限定ではありますが、イギリスという環境で仕事をしたり勉強をしたりしています。
以前は英語の論文と英語での面接があり審査にとったひとだけビザがもらえていましたが、いまは抽選にあたったラッキーなひとだけがビザをもらえるようになりました。

イギリスでの生活にはすぐなじめるのか?

地理、気候

6万6千人の日本人が住んでいるイギリスですが、はたして日本人にとって住みやすい国なのでしょうか。
イギリスの総面積は24万2495平方キロメートルで日本の約3分の2。
総人口は6650万人で日本の約半分。
北緯54度で北海道よりも高い位置にありますが、寒さはそんなに厳しくなく、一部のエリアをのぞいては雪もほとんど降りません。
ロンドンは雪が降らない年もあります。
ロンドンを訪れるならいつ?
そんなに寒くないかわりに夏そんなあつくもありません。
あついのが苦手なひとにとっては過ごしやすいのではないでしょうか。

イギリス人の人柄

イギリス人は島国という環境から閉鎖的でストレートにものをいわないという点では日本人に少し似ているのかもしれません。
そういう意味で友達になるのには時間を必要とします。
でも、一度友達になるととても仲良くなります。
あとは年齢や家庭環境によってすぐに仲良くなったりはします。
日本にいてもそれは同じではないでしょうか。
ひとつだけはっきり言えるのは英語力が不完全な状態ではイギリス人の友達はできません。

食べもの

イギリス料理はまずいというので有名ですが、イギリス人はイギリス料理ばかり食べているわけではありません。
ただ、日本料理を好んで食べているひとはあまりいないというのと魚をそんなに食べる習慣がありません。
フィッシュアンドチップスを食べるといってもひんぱんに食べるわけではありません。
私みたいに魚が大好きというひとにとっては少し物足りないかもしれません。

レストラン、パブ

レストランはイタリアン、フレンチ、インド料理、トルコ料理、中華料理とバラエティは豊富ですし、おいしいレストランもたくさんあります。特にロンドン。
パブですが、基本はビールかワインです。
イギリス人は飲みながら食べるという習慣があまりなく、飲むときは飲む、食べるのは飲んだあとです。
イギリスのレストランで注文をしたりするときに日本のように店員さんをよぶことはしてはいけません。
注文をしたいときは店員さんと目があうまで待つというのが基本です。
日本の居酒屋ののりで「すみませーん」と手をあげて店員さんをよんだりするとマナーをしらないひととまわりから見られますので注意しましょう。

お風呂、シャワー

イギリス人はお風呂にお湯をためてはいらず朝シャワーをあびるというのが普通です。
そのためイギリスの家の浴槽は浅くつくられていてお湯をためて入ろうとしても半身浴状態になってしまいます。
また、浴室に洗い場がないので浴槽のなかでシャワーを浴びます。
私も日本にいたときはほぼ毎晩お風呂にはいっていたのでお風呂にはいれないことのストレスは最初かなりありました。

温泉、サウナ、銭湯

イギリスに温泉はあります。
Bath  (バス)というまちは温泉がわいていてイギリスの観光名所になっています。
ただ、日本のような温泉ではありません。
とてもぬるく水着をきてはいるスタイルです。
サウナもスポーツジムなどにはありますが、サウナ専用のお店はありません。銭湯はありません。

以上、イギリスで生活するための予備知識講座でした。

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