ロンドンは人種のるつぼ

イギリスと聞いてイメージする人種といえば金髪の白人ではないでしょうか。
私もイギリスに来る前はなぜか白人がたくさんいるというイメージを強く持っていました。
確かにイギリスでも地方の小さな町などに行くと99%が白人の町はたくさんあります。
しかし、大都市に行くと白人もいますが、町によっては白人をほとんど見かけないところもあります。

どんな人種が住んでいるのか?

東京が田舎者の集まりと言われているように、イギリスの首都ロンドンも地方出身者そして他国出身者の集まりです。
なんだかんでいってロンドンがいちばん便利ですし、仕事を見つけるのもロンドンがいちばん簡単ですから人が集まってくるのは納得です。
そんなロンドンですが、どんな国籍、人種のひとたちが住んでいるのでしょうか。
代表的な人種ですが下記のとおりです。

  人数 割合(%)
イギリス出身の白人 3,669,284 44.9
アイルランド白人 175,974 2.2
白人のジプシー 8,196 0.1
その他の白人 1,033,981 12.6
白人の合計 4,887,435 59.8
多国籍カリビア白人、カリビア黒人 119,425 1.5
多国籍アフリカ白人、アフリカ黒人 65,479 0.8
多国籍アジア白人、アジア人 101,500 1.2
その他の多国籍エスニック 118,875 1.5
多国籍エスニックの合計 405,279 5
インド人 542,857 6.6
パキスタン人 223,797 2.7
バングラデシュ人 222,127 2.7
中国人 124,250 1.5
その他のアジア人 398,515 4.9
アジア人の合計 1,511,546 18.4
アフリカ系イギリス人 573,931 7
カリビア系イギリス人 344,597 4.2
その他のイギリス黒人 170,112 2.1
イギリス黒人の合計 1,088,640 13.3
アラビアン人 106,020 1.3
その他の中東系 175,021 2.1
その他の中東系の合計 281,041 3.4
合計 8,173,941 100

上の表の人種、国籍についてですがイギリス政府が公式に使っているものです。
病院に名前を登録するときに国籍も記入表に記入するのですが、上の中から選ぶ形になります。
日本の方はその他のアジア人を選んで下さい。
別に他の人種を選んだところで何か治療法などが変わるわけではありません。

白人がたくさん住む英国を求めているなら田舎へ行け

ロンドンはご存じのとおり白人の割合は半数にも満たないので、お隣さんが素敵なイギリス白人家族なんてことはめったにありません。
少し郊外に行くとその割合も増えますが、ロンドンの都心では可能性がかなり低いです。
ロンドンにはM25という高速道路がロンドンを囲むように一周しています。
もし、白人ばかり住む町に住みたいということでしたら、M25の外側にお住みになられることをおススメします。

ロンドンのゾーン3やゾーン4の白人率はどうなのか?

「白人が多く住む町は治安がいい」と思い込んでいる方がいますが、確かに富裕層が多い町は白人が多いというのは事実としてあります。
ただお金持ちのたくさん住む町には、お金持ちをターゲットにした犯罪(例えば空き巣、車の盗難)などが多いのも事実です。
ロンドン北部(フィンチリーエリア)ですと昔は白人の割合が多かったのですが、最近は中東系(イラン人、トルコ人)が増え始め地元のひとのなかには「リトル・イラン」とよんでいるひともいます。
以前もお話いたしましたが、ロンドンはイギリス白人にとって住みにくい町になってきており、今後も郊外に移り住む白人層が増えていくことは間違いないでしょう。

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