
英国を訪れる日本人旅行者や在住者がよく戸惑うのが、 割り勘(going Dutch)や支払いマナーです。 レストラン、パブ、デートなどシーンごとに異なる「自然な振る舞い」を理解しておけば、 相手に好印象を与え、気まずさを避けられます。
レストランでの割り勘マナー
イギリスでは、友人同士や同僚との外食では割り勘が基本です。 請求書(bill)がテーブルに届いたら、合計を人数で割るか、各自が食べた分を計算して支払うケースがあります。
- きっちり割るよりシンプルに均等割りが好まれる
- クレジットカードを複数枚使うことも一般的
- チップは通常10〜12.5%(サービス料込みの場合もあり要確認)
パブでの支払い文化
パブでは“ラウンド制”が根付いています。 誰かが全員分をまとめて注文・支払いし、次のラウンドは別の人が担当する、というやり方です。
ただし観光客や短時間滞在では各自払い(pay as you go)でも問題ありません。 気を利かせて「次は私が出すね」と言えると印象が良くなります。
デート時の支払いの考え方
初回デートでは男性が支払うこともありますが、 英国ではフェアネス(対等さ)が重視されるため、2回目以降は割り勘が自然です。
- 「出してもらって当然」という態度はマイナス印象
- コーヒーや軽食は交互に支払うのがスマート
- 財布を出す意思を見せるだけでも良い印象
知っておきたい実践アドバイス
- アプリ決済(Revolut, Monzo, PayPalなど)で即時精算可能
- カード社会なので現金は最小限でOK
- 観光地ではサービス料込み(service charge included)か要チェック
- ラウンド制では「一度払ったら終わり」ではなく、次の順番を待つ文化
FAQ:よくある質問
チップは必ず必要?
レストランでは基本10〜12.5%。サービス料込みなら不要。パブでは通常チップ不要です。
カードと現金どちらが主流?
ほとんどの場所でカード決済が可能。現金はマーケットや小さな店で使う程度です。
ラウンド制で順番を断ってもいい?
初対面や短時間の滞在なら問題なし。ただし複数回一緒に飲む場合は1ラウンドは担当しましょう。
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