トランプが100%間違っているのに、世界はまだ小さすぎる声しか上げていない
いま起きていることを見ていると、どうしてもこう言いたくなる。
トランプは明らかに間違っている。
それなのに、世界はあまりにも静かすぎる。
もちろん、誰も何も言っていないわけではない。実際には、イギリスやフランスはトランプ主導の対イラン強硬策への参加を拒み、イタリアのメローニ首相ですらトランプ発言を「受け入れられない」と批判している。イギリスの外相も、彼の対外発言は危険で事態を悪化させると警告している。
それでもなお、私たちの目にはこう映る。
まるで裸の王様だ。
本人だけが自分の強さを信じ、周囲は距離を取りながらも、真正面から「それは間違っている」と言い切る声が、世界全体としてはまだ弱すぎる。
威圧的な言葉で相手を押し、外交を壊し、緊張を高め、世界経済まで巻き込んでいく。今回のイランをめぐる強硬措置では、同盟国の支持も十分に得られないまま緊張が高まり、原油価格にも大きな影響が出ている。
こういう政治がいちばん危険なのは、間違っていても、大声で押し通せば正しいように見えてしまうことだ。
本来、世界のリーダーに必要なのは、恐怖を煽ることではない。
敵を増やすことでもない。
「自分に逆らう者はすべて敵だ」という幼稚な発想で国際社会を振り回すことでもない。
必要なのは、冷静さだ。
対話だ。
責任だ。
そして何より、力を持つ者ほど自分を抑えるという最低限の理性だ。
ところがトランプ政治は、その逆を行く。
気に入らなければ攻撃する。
批判されればさらに煽る。
法や制度、同盟、外交上の積み重ねすら、自分の感情で踏みつける。
メディアへの訴訟を繰り返し、記録保存をめぐっても訴訟を起こされるなど、「権力に都合の悪いもの」を押さえ込もうとする姿勢への懸念も広がっている。
それなのに、まだ多くの人が様子見をしている。
まだ多くの人が、「そのうち誰かが止めるだろう」と思っている。
でも、その“誰か”を待っているあいだに、事態はどんどん悪くなる。
歴史を見ればわかる。
危うい権力者が大きくなるとき、最初に起きるのは暴走ではない。
最初に起きるのは、周囲の沈黙だ。
「言っても無駄だ」
「面倒に巻き込まれたくない」
「自分ひとりが声を上げても変わらない」
その空気こそが、裸の王様を本当に王様にしてしまう。
だから今、私たちにできることは決して小さくない。
それは、SNSで声を上げることだ。
大げさでも何でもない。
「彼は間違っている」
「それは支持できない」
「世界を危険にさらすな」
そうはっきり言葉にして発信することには意味がある。
もちろん、SNSの投稿ひとつで明日すべてが変わるわけではない。
けれど、沈黙が権力を肥大化させるなら、発信はその逆だ。
ひとつの投稿、ひとつの言葉、ひとつの共有が、
「おかしいと思っているのは自分だけじゃない」
という空気をつくる。
それが世論になる。
圧力になる。
政治家やメディアや社会全体に、「見て見ぬふりはもうできない」と思わせる力になる。
大事なのは、罵倒だけで終わらないことだ。
怒りを、言葉に変えること。
感情を、記録に変えること。
違和感を、可視化すること。
いま必要なのは、無関心ではない。
あきらめでもない。
「これは間違っている」と言い続ける市民の声だ。
裸の王様に向かって、
「王様は裸だ」と言う人が増えれば、景色は変わる。
世界が黙るなら、私たちが言うしかない。
大国のトップだからといって、何をしても許されるわけではない。
強い言葉を吐く人間が正しいわけでもない。
恐怖を作り出す人間が指導者なのでもない。
トランプが間違っているなら、
その間違いを、世界中で、何度でも、はっきり言えばいい。
沈黙より発信。
無関心より記録。
服従より批判。
今から私たちにできることはある。
SNSに書くことだ。
彼が間違っていると、堂々とアップすることだ。
それは小さな行動ではない。
むしろ、裸の王様の時代に必要な、最も基本的な抵抗だ。
私は毎日Xにトランプを皮肉ったツイートを上げています。重要なことは英語であることです。日本語であげたところで日本人にしか響きません。










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