11月5日から始まりましたナショナルロックダウンですが、予定は1か月ということで始まりましたが、感染状況を見ているとまだまだ増加傾向です。1か月で終わってくれるといいんですが…
1回目のロックダウンと違って街がゴーストタウン化している感じがないので、ロックダウンの実感が湧かないのは私だけでしょうか。
今回のナショナルロックダウンの際にイギリス政府が出したガイドラインに関しておさらいしていきたいと思います。
イギリス、ロンドンにお住まいになっている方必見です。
Stay at Home
前回と同じロックダウンと言っても外出規制なので基本は家にいろということですが、個人の事情によって外出できる人もいます。
下に書かれた理由であれば外出してもいいということになっています。
- 仕事
- 慈善事業
- 食料品、薬等の買い物
- 与えられた義務のための外出
- 学校
- 子供の送迎
- サポートが必要な人に会う(例えば病気の人)
- コロナウィルスの検査
- 出産
- 危険からの回避(家庭内暴力など)
- 病気やケガの治療
- 葬式
Meeting others safety
基本的に他の人に会ってはいけないが、下に書かれた他人に感染させたり他人から感染させられない状況下であれば会ってもいいということです。
- 屋外での1対1でのミーティングはOK
- 同じ家に住む人とは会ってもいい
- 家族でも違う家に住む人とは会ってはいけない
- 屋外での運動はしてもいい
屋外というのは公共の場を指しており、この場合の公共の場というのは
- 近くのストリートや公園やビーチ
- 共用の庭
- 畑
お店などの屋内に入るときはマスクは必須。
Where and when you can meet in larger groups
基本的に集団で集まってはいけないが、下の条件であればいいそうです。
- 団体で慈善事業をする
- 教育の場
- 引っ越し
- プライベートの保育士が家を訪ねる
- ハウスクリーニングをする
- インストラクターに個人的に会ってトレーニングをする(ただし屋外)
- 保護者と子供のサポートグループ
- 葬式は30人まで
Businesses and venues
人との接触を必要とするビジネスに関してはすべて一時閉鎖する。
下記のような生活必需品以外のものを売るお店は営業を停止しなければいけない。
- ホームセンター
- 洋服屋
- カーディーラー
- バイク屋
- ギャンブルショップ
- テイラー
- タバコ屋、電子タバコショップ
- 家電量販店
- 携帯ショップ
- レストラン
- パブ
- ホテル、ホステル等の宿泊施設
- レジャー施設
- スイミングプール
- フィットネス、ジム
- テニスコート、バスケットボールコート
- ゴルフコース
- ダンススタジオ
- アーチェリー場、射撃場
- 車のレース場
- 劇場、映画館、コンサート会場
- 博物館、ギャラリー
- カジノ
- ゲームセンター
- ビンゴ会場
- ボーリング場
- スケート場
- ゴーカートコース
- サーカス会場
- 遊園地、動物園、テーマパーク
- 観賞用のガーデン、観賞用の邸宅、ランドマーク
- 美容院、床屋
- 日焼けサロン、ネイルサロン、エステ
- タトゥーショップ
- スパー、健康ランド
- マッサージショップ
家のパソコンや携帯電話から注文して商品の受け取りだけするタイプのお店は営業してもいいそうです。
継続で営業、運営をしてもいいお店や施設等は下記のものとなります。
- 食料品店、スーパーマーケット
- 薬局
- ガーデンセンター
- 建築材料等の販売店
- ガソリンスタンド
- 車、バイクの整備工場
- タクシー会社
- 銀行
- 郵便局
- 葬儀屋
- ドライクリーニング
- 歯医者
- 動物病院、ペットショップ
- 倉庫、トランクルーム
- 有料駐車場
- 公衆便所
- 高速のサービスエリア
- 屋外の公園
その他、継続で利用できる公共施設
- 病院、歯医者、ホームドクター(GP)
- 職業安定所
- 裁判所
- 区役所、市役所
- パスポート、ビザの発給所
- ごみ投棄所
Weddings, civil partnerships, and funerals
結婚式は15人までで、葬式は30人まで招いても良い。
Going to work
家で働ける人は家で働かなければいけない、会社に行かなければ仕事にならない人は会社に行ってもいい。会社に行かなければ気持ちの切り替えができず仕事にならないという理由で会社に行っている人もいるようですが、ウィルスへ感染すると家族にも迷惑がかかるので、家で働ける人は家で働くようにしましょう。
Education, school, college and university
小、中学校、専門学校、大学は継続で運営される。
Childcare and children’s activities
- 幼稚園、保育所、託児所は引き続き利用可能
- ベビーシッターは継続で働いていもいい
Protecting people more at risk from coronavirus
60歳以上の人、持病を持っている人は今まで以上に注意して生活すること。
Travel
基本的に国内外で不要不急の移動はしてはいけません。ただし下のようなやむを得ない理由がある場合はいいようです。
- 仕事のため
- 勉強のため
- サポートしている人達を訪ねる
- 通院
- 買い物
- エクササイズ、運動のため
- ペットのため
コロナウィルス感染の疑いのある人は、家からは出てはいけません。もし不要の外出をした場合は1,000ポンドの罰金となるので気を付けましょう。
Staying away from home overnight
外泊はしてはいけませんが、下のようなやむを得ない理由ががある場合は外泊してもいいとのことです。
- 自宅に帰れない理由がある
- 引っ越し中の人
- 知り合いの葬式に参加している
- 出張や慈善事業
- 子供の学校のため
- ホームレス、難民救済
- アスリートやアスリートのトレーナーが特別な施設でトレーニングを必要としている
Moving home
引っ越しは基本的にしてもいい。
以上がイギリス政府の出したロックダウン中のガイダンスとなります。一部あまり重要ではない箇所は省いております。
前回は、コロナウィルスの実態をあまり知らない状態でロックダウンに入ったことと全ての学校が閉校になったため多くの人が自主的に外出自粛をしました。
しかし、今回のロックダウンではコロナウィルスが若い人や健康体の人に感染しても重症化や死亡するリスクが少ないことやマスクをつければある程度感染を防ぐことができるなどのコロナに関しての情報があり、さらに学校を継続させる中途半端なロックダウンになったことにより、人々の警戒レベルがかなり低いように感じられます。結果としてロックダウンに入って2週間経過しましたが、新規感染者は1日2~3万人とロックダウン前よりも遥かに多くなっており、死者数に関してはロックダウン前が100人前後だったのが今は500人前後と5倍以上に跳ね上がっています。
皆さん、自分の身は自分で守るという気持ちでコロナに感染しないように気を付けましょう。
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