世界のニュースを見ていると、国によって外交のスタイルや戦争への関わり方が大きく違うことに気づきます。
特にイギリスとアメリカを比べると、その姿勢の違いは非常に分かりやすいかもしれません。
イギリスは「節度」を重んじる国
イギリスという国は、良くも悪くも「節度」「バランス」「体裁」をとても大事にする国です。
歴史的に見ても、イギリスはすぐに全面対立に突っ込むというより、
まずは外交、交渉、国際的な立場、同盟関係、世論など、あらゆるバランスを見ながら動きます。
これは日本人の感覚に少し似ています。
- 周りに迷惑をかけない
- いきなり強く出ない
- 建前やルールを守る
- 国際的な立場を気にする
- 「やりすぎ」は良くないという感覚
日本人が「空気を読む」と言うなら、イギリスは「国際社会の空気を読む国」と言えるかもしれません。
もちろんイギリスも過去には帝国として多くの戦争や植民地支配をしてきましたが、
現代のイギリスはかなり慎重な国になっています。
アメリカは全く違うタイプの国
一方でアメリカは、イギリスや日本とはかなり違うタイプの国です。
アメリカの外交や軍事行動は、簡単に言うと
「まず動く、あとで理由を説明する」
というスタイルです。
特に中東に関しては、
- イラク戦争
- アフガニスタン戦争
- シリア
- リビア
- イラン問題
など、アメリカが関わった地域の多くは、結果的に情勢がより複雑になったと言われています。
もちろんアメリカ側にも「テロ対策」「民主主義」「安全保障」などの理由はありますが、
結果だけを見ると、
戦争 → 政権崩壊 → 内戦 → 不安定 → 難民 → 周辺国混乱
という流れになってしまったケースが多いのも事実です。
アメリカは最後は静かにいなくなる
もう一つよく言われるのが、アメリカの行動パターンです。
- 介入する
- 戦争する
- 状況を大きく変える
- 国内世論が戦争に反対し始める
- 撤退する
- 現地だけが混乱したまま残る
アフガニスタン撤退は、その典型例と言われています。
20年関わって、最後は急に撤退し、政権は一気に崩壊しました。
このため世界では、
「アメリカが来ると戦争が始まり、アメリカが帰ると混乱だけ残る」
という非常に皮肉な言い方をする人もいます。
イギリスはなぜ慎重なのか
イギリスが比較的慎重なのには理由があります。
- 国が小さい
- 経済が金融中心
- 世界中に敵を作ると損
- 移民やエネルギーなど世界情勢の影響を受けやすい
- ヨーロッパとの関係もある
- NATOや国連など多国間枠組みを重視する
つまりイギリスは、
単独で世界を動かす国ではなく、バランスの中で生きる国
なのです。
だからこそ、無茶な行動はあまり取らず、
「国としての節度」を保とうとします。
日本人とイギリス人は少し似ている
この点は、日本人がイギリスに住むとよく感じる部分でもあります。
- ルールを守る
- 並ぶ
- 周りに迷惑をかけない
- 強く自己主張しすぎない
- 空気を読む
- 体裁を大事にする
- 直接的な対立を避ける
アメリカは「正しいと思ったら押し通す国」
イギリスは「バランスを取りながら動く国」
日本は「周りを見ながら動く国」
そんな違いがあるように思います。
中東問題は今後どうなるのか
中東問題は非常に複雑で、
宗教、民族、石油、地政学、歴史、アメリカ、ロシア、中国、ヨーロッパなど、
多くの国が関わっています。
そのため、簡単に終わる問題ではありません。
ただ一つ言えるのは、
大国が関われば関わるほど、問題は単純ではなくなる
ということです。
そしてその影響は、
- 石油価格
- 物価
- 電気代
- ガス代
- 食料価格
- 金利
- 為替
- 株価
などを通して、遠く離れたイギリスや日本に住む私たちの生活にも必ず影響してきます。
戦争は遠い国の話ではなく、
最終的にはスーパーの値段や家賃や光熱費として、自分たちの生活に返ってくるのです。










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