イギリスついに冬到来|雨が多い季節の楽しみ方とおすすめ過ごし方

ロンドンの冬の雨の日、ビッグベン前を傘を差して歩く人々を描いたフラットイラスト。

イギリス、ついに本格的な冬到来

10月を過ぎると、イギリスはぐっと冷え込み、長い雨と灰色の空が続く冬がやってきます。 しかしこの季節こそ、イギリス人の“雨の日の楽しみ方の上手さ”が光る時期でもあります。 寒さや雨を理由に引きこもるのではなく、冬のロンドンや地方の街での過ごし方を見つけるのがこの国の流儀です。

イギリスの冬はなぜ雨が多い?

イギリスの冬(11月〜2月)は、気温が0〜8度前後と低く、年間で最も雨が多い季節です。 特にロンドンやマンチェスターでは1ヶ月の半分以上が雨ということも珍しくありません。 ただし雪は比較的少なく、しとしとと降る冷たい雨が長く続くのが特徴です。

そんな中でもイギリスの人々は、天候を気にせず生活を楽しむ工夫をしています。 「天気が悪い=カフェ・パブ・アートの季節」という考え方が根付いているのです。

雨の日でも楽しめる室内アクティビティ

雨が降る日が多い冬のイギリスでは、室内での過ごし方が充実しています。 旅行者にも人気のおすすめスポットはこちらです。

  • 1. カフェ巡り: 雨の日のカフェは格別。ロンドンのノッティングヒルやエジンバラの旧市街など、歴史あるカフェで温かい紅茶を。
  • 2. 美術館・博物館: イギリスの多くのミュージアムは無料。大英博物館やナショナルギャラリーで静かな午後を過ごせます。
  • 3. 劇場や映画館: ウェストエンドのミュージカルや、地方の小劇場での公演も人気。
  • 4. パブで語らう: 暖炉のあるパブで、エールビールとロースト料理を楽しむのがイギリス流の冬の夜。

小雨の日におすすめの外出先

小雨の日には、傘を片手に冬の街歩きもおすすめです。 ロンドンではクリスマスマーケットやイルミネーションが各地で点灯し、 バースやヨークなどの歴史都市も冬ならではの幻想的な雰囲気に包まれます。

  • ロンドン・サウスバンク: テムズ川沿いを歩きながらホットワインを。
  • バースの温泉: 雨でも楽しめるローマ浴場とスパ。
  • コッツウォルズ: 雨に濡れる石造りの村はまるで絵画のよう。

自宅で楽しむ“おうち時間”の過ごし方

外出しなくても、イギリスの冬は充実した時間を過ごせます。 多くの人は読書・紅茶・映画・料理を通じて心を温めています。

  • ティータイム: アールグレイやチャイなど、温かい紅茶でリラックス。
  • ホームシネマ: 雨音をBGMにNetflixやBBC iPlayerでドラマ鑑賞。
  • 料理・ベーキング: 冬はスープやスコーン作りを楽しむ人が多い。

まとめ:冬の雨も楽しむのがイギリス流

イギリスの冬は雨が多く、日照時間も短いですが、 人々はそれを理由に暗くならず、むしろ「家で過ごす時間」「文化を楽しむ時間」として前向きに捉えています。 天気に合わせて生きるのではなく、天気を味方につける――それがイギリス流の冬の楽しみ方です。

旅行で訪れる人も、雨の日を避けるより、雨だからこそできる体験を探してみてください。

出典:Visit Britain / BBC Weather / The Guardian Travel(気候データおよび文化記事を参考)

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