AIが奪うのは「単純作業」ではなく「頭脳労働」である
よく「AIが発達したら単純作業の仕事がなくなる」と言われているが、実際は逆だと考えている。
AIが代替するのは、むしろ知的労働・頭脳系の仕事だ。
「頭が良くない人は仕事がなくなる」と語られるが、実際にはそういった仕事ほど今後も需要が残り、むしろ増える可能性すらある。
今は、人間にしかできない仕事とは何かを真剣に考えなければならない時代になってしまった。
つまり「AIにはできない仕事を探す時代」であり、ある意味では悲しい時代だ。
しかし、だからといって「AIを使うのをやめよう」という話には絶対ならない。
企業にとって、AIがあれば人を雇う必要がなくなるからだ。
人間関係によるストレスも不要になる。
そして、会社にとって最も大きなコストである人件費を削減できる。
これは経営者にとって莫大な利益となる。
AIと働く圧倒的メリット
AIと働くメリットは枚挙にいとまがない。
- 育てる必要がない
- 経験を積ませる必要がない
- サボらない
- 遅刻しない
- 権力を主張しない
- 昇給を求めない
AIは文句も感情もない。
仕事を振ればこなす。休まない。辞めない。裏切らない。
一方で、人間と働くメリットはほぼ存在しないと言っていい。
「仕事の達成感を共有できる?」
「仕事終わりの飲みにケーション?」──今は参加する人などいない。
「仕事の合間の些細な会話?」──コミュ力が低下した現代では、そこに意味はない。
人間と働くデメリット
逆に、人間と働くデメリットははっきりしている。
- 相手に気を遣う煩わしさ
- 部下に気を遣う煩わしさ
- すぐに“ハラスメントだ”と騒ぎ出す扱いにくさ
- 簡単に辞める。それも退職代行を使って
- 時間をかけて育てても、いずれいなくなる
こちら側に情が湧いても、相手には情がない。
経営者の皆さん、それでも人を雇いますか?
人間にしかできない仕事 / AIで十分な仕事
人間が必要な仕事の例
- 料理人
- 建設現場
- 芸術・表現系
- 警察・消防・自衛隊
- 医者
- 美容師・理容師
- 農家・漁師
- 政治家
- 芸能人・漫才師・落語家
- Youtuber
- 研究員 など
人でなくていい、もしくはAIで代替されやすい仕事
- 銀行員
- プログラマー / SE
- カスタマーサービス
- 電車・タクシー運転手
- レジ係 / ウェイター
- 弁護士 / 裁判官 / 検察官
- デザイナー など
ここでわかるのは、AIで代替できる仕事には「賢い人の仕事」が多いことだ。
逆に、人間でなければできない仕事は、賢さよりも経験で成り立つものが多い。
学校が「勉強する場」でなくなる未来
こうなってくると、学習の必要性そのものが薄れていく。
つまり、学校が勉強のための場ではなくなる可能性が高い。
今後、学校は「友達を作り、コミュ力を高めるコミュニティ」としての役割に変わるだろう。
今、安心して教壇に立っている教師も、いずれは教師という仕事が消える可能性を意識しておいたほうがいい。
そもそも日本では教師が盗撮などの犯罪を起こす事例が後を絶たない。
そう考えれば、教師という職が減ることは、子どもにとって安全面のプラスになると言えるかもしれない。









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