イギリスでも陰口をたたく奴はめっちゃ嫌われている説

こんにちは、英国生活6年目のさくらです。今回はちょっと文化比較を交えながら、イギリスにおける「陰口」=“backbiting”や“gossip”事情について語ってみようと思います。 1. そもそも陰口って何? 日本語の「陰口」は、表面上は穏やかに振る舞いながら、他人の悪口をこっそり言う行為。一方、英語では“backbiting”や“gossip”で表されます。イギリスでは「背後で噂話」すること=“talking behind someone’s back”もほぼ同義です。 一般的に「中傷的な噂」や「本人がいないところでの悪口」を指す場合がほとんど。日常会話では女性がランチタイムにおしゃべりする程度の軽い噂話も含まれることがありますが、今回注目したいのはもちろん“陰湿”なタイプの gossip=いわゆるネガティブな噂話です。 2. イギリス社会と陰口文化 2.1 対面を重視する文化 イギリスでは「顔を立てる」(saving face)とはまた違いますが、「品位」や「礼節」は重視されます。特に職場や社交の場では、「オープンで誠実」なコミュニケーションを期待される傾向にあります。そのため、 という傾向が強いです。 2.2 社交のマナー重視 イギリス社会には「社交の距離感」という概念があります。ほどよくフレンドリー、でも秩序と尊重を忘れない。陰口はその秩序と信頼を壊す行為として見られ、無礼で不誠実と見なされがちです。 3. 陰口が好まれない理由 3.1 信頼を失う 陰口を言う人は、「信頼できない」「信用されない」人物とみなされます。イギリス社会でも、信頼は人間関係の基盤。もちろん、一部の娯楽的ゴシップや週刊誌の話などは別ですが、 というマイナス効果は共通しています。 3.2 性格的に卑しい印象を与える 人の悪口を陰で言いふらす行為は、「人を落とすことで自分が上になりたい」という卑しさを匂わせます。品格を重んじるとされるイギリスでは、そういった人は一気に“social pariah”化します。 4. 具体場面に見るイギリス人と陰口 4.1 職場 4.2 友人関係 日本と同様、友人間での陰口ってあるわけですが… 4.3 SNSでの陰口 ネット時代の今、SNS内の陰口やゴシップもかなり問題に。特に匿名掲示板など“エコーチェンバー”(同調室)では陰口が蔓延しやすく、コメント欄が炎上する例もしばしば。 しかしリアル社会とSNSをつなぐ「バーンブリッジ」(inflamed trust)が狭いイギリスでは、「ネットで言ったことは実社会に持ち込まれる」と認識している人が多くいます。そのため、 という傾向です。 5. 「陰口嫌い」はメディアにも反映されている? イギリスのドラマ・映画・小説を見ると、陰口シーンは意外と多く登場しますが、多くの場合、 つまりドラマ的スパイスとしての魅力はあっても、称賛される対象ではないというスタンスです。 例: こうした演出からも、「陰口=娯楽にするならともかく、現実では好意的に見られない」という価値観がにじみ出ています。 6. 陰口と「ストレートさ」のバランス文化 イギリス人は、皮肉やウィット(ユーモア)には長けていますが、それは「相手も笑って乗れる距離感」が前提です。一方で、ストレートでダイレクトなコミュニケーションも好みます。 つまり、「悪口」を言いたければ本人に直接投げかけろ、という価値観が根付いており、背後で悪口を囁く行為は文化的にも苦手とされるのです。 7. 陰口を避けるための「気遣いフレーズ」 イギリスで過剰な陰口・愚痴にならないために使える表現をご紹介: …
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英国は年末から年始にかけストの嵐

ストは誰が始めた? 郵便局員、救急救命士、看護師、医者、駅員、電車の運転士と英国ではとにかくストがトレンドです。ストって日本ではあまり聞かないですよね。ストライキというのが正式な名前で、英語ではStrikeの野球のストライクと同じ単語です。英語のStrikeの意味を調べてみると、「労働組合を筆頭に雇用者が働くことを拒否し、雇用主に要求を突き付けること」となっています。何を要求しているかというと、もちろんお金です。賃金上げんかい!ということなのですが、日本の賃金が30年間上がっていないのに、ストが起きていないのはなぜなのか???私なりに分析させてもらいますと、日本人って仕事放棄することで周りの人にどれだけ迷惑をかけるのかを考える民族です。とてもいいことだと思います。自分が今日の労働を拒否することにより、誰かがとても困ったり、もしかしたら死んでしまうかもしれない、だから仕事は休まず一生懸命働くという、まさに雇用者の鏡です。ただ、一生懸命働いているのに賃金が上がらないということにたまに文句を言ってもいいのではないでしょうか。仕事終わりに同僚と居酒屋に行って、給料が安いことを嘆きあうよりは生産的なような気がします。日本国民は権力という恐怖に抑えられていて、雇用者は雇用者らしくしていろという風潮があまりに強すぎるのです。小さいころから権力という恐怖の下で育ってきた私たちの世代には、ストを起こすなんて頭のおかしい人間の行う野蛮な行為だというイメージがついてしまったのです。ストは、正義なのか悪なのかというと、間違いなく正義でしょう。ストが悪だった場合、ストに参加した人たちは警察に逮捕されることになりますが、ストで逮捕された人は未だかつていません。(英国では) ストに対して英国民はどう思っているのか? 12月初旬から年が明けた現在でも、ニュースでは毎日のようにストに関しての報道をしています。今日は、電車がすべて動いていないから会社に行けないとか、今日はバスが動いていないから学校にいけないなど…公共の交通機関が止まってしまうのは、それに代わるウーバーやタクシーがあるので、まだ許容範囲です。では郵便局員が、ストで手紙や小包の配達をしないというのはどうでしょうか。日本だったら大問題になりそうですね。ちなみに英国では、1年間に配達される手紙、小包の数ですが、20~40億個と言われています。多いのか少ないのかよくわかりませんが、郵便が届かないから死んでしまったなんてひとはさすがにいないでしょう。英国民は、公共交通機関の停止、郵便物が届かないことにはあまり憤りを感じているひとは少なくとも私のまわりではいません。 ストが原因で死ぬ人が増加??? 公共交通機関の停止、郵便物の停止に関しては先ほども申し上げましたように許容範囲ですが、医療システムの停止はいかがなものなのでしょうか。ストによって医者、看護師、救急救命士が仕事を放棄するという事態にまで発展してしまった英国では、しかも、新型コロナウィルスの感染者が増加、インフルエンザの感染者が増加しているこの冬の時期に、医療システムが止まってしまうことは、まさに死活問題です。実際に、英国では、医療関係者のストが始まってから、週に500人もの救われるはずの命が救われず、帰らぬ人となってしまっているのです。原因は、救急コールセンターに電話をかけても、救急車が来てくれないのです。とあるケースでは、救急コールセンターに電話をかけてから、救急車が到着するまでなんと36時間かかったという悲惨なニュースもありました。 医療関係者の雇用主は誰なのか? 英国ではNHS(National Health Service)というところがすべてを牛耳っています。日本で言うところの厚生労働省に当たるとは思いますが、医療システムの仕組みが違うのでまったく同じとは言えません。とにかく、NHSという省庁があって、役人がたくさん働いている場所です。そのNHSはどこからお金をもらっているかというと、もちろん国からです。医療費が無料の英国では、国民から支払われた税金からNHSに毎年予算として分配されるお金を医療関係者の給料となっているのです。つまりは、医療関係者の賃金を上げるためには、国会に参加している与党と野党が話し合い、そしてNHSに対する予算を上げるという決定をしないことには何も始まらないのです。英首相のスナク氏はこの予算の引き上げにあまり前向きではないので、医療関係者のストは今後も続くことになりそうです。

投資先としてイギリスはいかがでしょうか

イギリスの不動産は安全 日本国内だけに投資をしていて不安になることはありませんか?もし、日本という国が沈没してしまったら、あなたは資産をすべて失うことになります。日本が沈没するなんてそんなバカなことが起きるわけがないと思っていませんか?日本が経済的な意味で沈没することはないでしょう。しかし、日本が物理的に沈没する可能性はいくつか考えられます。 地震などの天災によって沈没する可能性 年間1000~2000回起きると言われる地震。1923年に発生した関東大震災では10万人以上のひとが亡くなっていて、2011年人起きた東日本大震災では2万2000人以上のひとが亡くなっています。最近では、新型コロナウィルスが原因でなくなったひとが現時点で1万4000人以上となっています。単純に日本にひとがいなくなった時点で日本沈没と言えるでしょう。 北朝鮮からの核攻撃 日本はアメリカに守られているから大丈夫だろうと思っていませんか?キム・ジョンウンのようないかれた独裁者が仕切っている国に私たちの常識は一切通用しません。北朝鮮はアメリカを脅威ともなんとも思っていませんので、日本をつぶしたいと思った瞬間にいつでも核攻撃をする準備はあります。核攻撃された時点で日本は沈没することになります。 資産は分散するというのは基本中の基本 なぜ、イギリスの不動産に投資するべきなのか?下のグラフですがロンドンの過去20 年の不動産価格の動きになります。 値上がりはしていますが、直近3年は横ばい状態です。上がり続けているなかを購入するのは勇気がいりますが、横ばいの現状を買うのは比較的安全と言えるのではないでしょうか。 不動産の相場観について ロンドンの物件の価格というのは平均どのぐらいなのでしょうか。日本人に馴染みの深いマンションの価格で見てみましょう。ロンドンといってもエリアによって価格帯が大きく異なってきます。今回は価格的にお手ごろ感のあるロンドン北部、地下鉄のエリアでいうゾーン4を見てみます。 1LDKのマンションですと安いもので18万ポンド、日本円で約2700万円。家賃収入は年間で12000ポンド、日本円で約182万円。 2LDKですと安いもので38万ポンド、日本円で約5700万円。家賃収入は年間で18000ポンド、日本円で約273万円。 3LDKですと安いもので47万ポンド、日本円で約7100万円。家賃収入は年間で21600ポンド、日本円で約328万円。 どんな物件がお手ごろで利益率がいいのか? 上の価格を比較していただくと一目瞭然です。投資物件として魅力的なのは1LDKのマンションに間違いありません。 1LDKのマンションとはどんな感じなのか見てみましょう。比較的大きめのリビング(10畳ぐらい)、寝室(8畳ぐらい)、キッチン(4畳半)、浴室(ユニットバス)という構成になっています。内装は下の写真をご覧ください。 大儲けをしようという考えのかたはイギリスの不動産投資はおすすめしませんが、減価償却だったり、貯金するよりもマシだとお考えのかたでしたらぴったりではないでしょうか。とにかく安全な投資先です。

イギリスと日本のマンションの違いは洗濯機とお風呂

ロンドン市内の人はマンション住まい 日本から9500キロ離れた国イギリスの首都ロンドンではどんなところに住んでいるか興味ありませんか。東京と同じ土地がせまいロンドン市内ではほとんどの人がマンション(イギリスではフラット)に住んでいます。マンションの特徴はといいますととにかく古いです。未だにエレベーターのドアが手動式のところもあります。あれは安全基準的に大丈夫なのでしょうか。 洗濯機の配置と洗濯機 マンションの部屋のなかは何が違うかという洗濯機が台所にあることです。 洗濯機はドラム式で、音がとにかくうるさく、古い洗濯機は選択中に台所全体がゆれるほどに振動します。というわけで料理中は洗濯機を使わない人が多いです。ドイツ製の「ボッシュ」は少し高いですが、音が比較的静かです。それでも日本の洗濯機に比べるとかなりうるさいですね。音がうるさくそんだけ振動するんだったらさぞかし汚れもおちるのだろう思いきや、あんまりきれいにはなりません。おそらくイギリスの洗濯機を持ち上げたことのある人はあまりいないと思いますが、私は一度友人の引っ越しで洗濯機を持ち上げたことがありました。正確に言うと持ち上げようとしたことがあります。でもひとりでは少し動かすことはできても持ち上げることはできませんでした。最初は洗濯機のなかに死体でも入ってるのではないかと思ったぐらい重かったので洗濯機の重さを調べたところなんと驚異の「90キロ!」でした。持ち上がるはずがありません。 バスルームに洗い場はなし脱衣所なし お風呂は基本的にユニットバス。洗い場がありません。イギリス人は湯船につかる習慣がないので洗い場は必要ないのです。浴槽とシャワー室が別についているかなり広めのバスルームもありますが、それでも洗い場はありません。下の写真の左側に浴槽があり、右側にシャワー室があります。 シャワー室もかなり大きくつくられていますが、ご覧のとおり洗い場であるべき場所に便器が堂々と立ちはだかっています。 他に注意していただきたいのはイギリスのバスルームには脱衣所がありません。服をバスルームのなかで脱ぐか部屋で脱いでバスローブに着がえて浴室に行くかという感じの動きになります。ちなみにバスルームで服を脱いでもその服を置く場所はどこになく最悪便器の上に服を置くことになってしまいます。日本からイギリスに来られる方はあの温泉の脱衣所にある服を入れるかごをお持ちになることを強くおすすめします。 上のようなタイプでもいいですが、下のような2段になっているタイプですとバスタオルなども置いておけるのでおすすめです。 もし、あなたがひとり暮らしをしているのなら部屋で全裸になってから堂々と歩いていけばいいのですが、家族や友達と住んでいる場合は全裸を見られる可能性がありますのでご注意ください。私が発見した大きな違いは今のところこの2つですが他にも発見しましたら情報を共有します。

ロンドン北部最大の日本人コミュニティエリア、ウエストフィンチリーに佇む4LDK(4ベッドルームハウス)の戸建て

ロンドン北部の日本人コミュニティと言えばウエストフィンチリー。ウエストフィンチリーはロンドン中心部より地下鉄ノーザンラインで約35分、ゾーン4になります。日本人に人気のある理由として、地元の公立小学校のレベルが高いことがあげられます。モスホール(Moss Hall)、フリスマナー(Frith Manor)、マナーサイド(Manorside)、ミルブルックパーク(Millbrook Park)などなど、これ以外にの多数レベルの高い小学校が存在します。ウエストフィンチリーは賃貸物件も戸建てが多く、家賃も月々£2,000~3,000と言ったところです。本日ご紹介するのは、ウエストフィンチリー駅から徒歩8分のところにある4LDKの戸建て(4ベッドルームセミディタッチハウス)。1階はシャワールーム、トイレ、リビングルーム、ダイニングルーム、オープンプランキッチン。2階は、3つの大きな寝室と書斎としても使える寝室が1つ、お風呂、トイレといったつくりになっています。

1年契約、途中解約なし、でも引っ越したい

1年前にロンドンに駐在できて2ベッドルームのフラットに入居した。来たばかりのころは、右も左もわからず不動産会社の人のいいなりでした。それが今大きな問題になっている。在宅勤務が増えたので広めの物件に引っ越したい。ただ契約してまだ1年経過しておらず退去ができない契約になっている。なんとか退去する方法はないのか?そんなあなたに英国生活サイトが途中解約する方法をお教えします。 家賃が下がりはじめ広い家に住めるチャンス コロナの影響で家賃が下がっています。「在宅勤務で家が手狭になってきたのでオフィス用の部屋が欲しい!」と思っている方多いのではないでしょうか。家にいるばかりの妻もあまり出かけることができずストレスがたまりぎみ。「こんなとき庭付きの家に住んでいたら家庭菜園などができてストレス発散になるのに…」 思いきって引っ越しをしよう! 担当の不動産会社に相談したところ契約に途中解約(Break Clause)が入っていないという。そもそも解約時に途中解約のことは聞かれなかったし説明がなかった。契約上途中解約をできない。本当に解約できないのか? 違約金を払えば解約ができるのかどうか確かめる まず賃貸契約する際に署名した契約書を見てみてください。違約金の金額やパーセンテージが書かれてあればその金額を支払って途中解約はできます。 違約金について書かれていないし途中解約の条項もない もし契約書に違約金についても途中解約についても書かれていない場合は契約の終了日まで家賃は発生します。無理やりに退去したとしても家賃の支払い義務は残ってしまいます。2件分の家賃を支払い続けるという選択肢もありますが大きな出費となります。 引っ越しをあきらめるしかないのか? あきらめるのはまだ早い。まず確認していただきたいことは契約が家主との契約になっているかどうかです。(ほとんどの契約が家主との契約のはず)もし、家主との契約になっているのでしたら家主に直接交渉するのです。「在宅勤務になり家がせまいから広いところに引っ越したい」と素直に言ってみてください。おそらく家主から交換条件を出してくるはずです。その条件がのめるものでしたら家主に気持ちが変わる前に退去してしまいましょう。家主と交渉するときの注意点ですが2つあります。 やりとりは電話でしてもいいがメールで内容確認をする(お互いの理解している内容が一致しているか) 不動産会社はとおさない 会社契約の場合も同じ 会社契約は契約者が住んでいる人ではなく会社ですが、家主とのやりとりをするのは住んでいる人なので交渉次第では途中解約できます。 会社契約の場合はBusiness Break Clauseという条項が入っている Business Break Clauseとは会社から移動の辞令が下りたときのみ途中解約ができるという条項です。ほとんどの会社契約の契約書のなかにはいっています。家主のなかには「契約違反だ!」といってくる人もいるでしょう。そんなときは家主が契約をすべて守っているのかをチェックしましょう。家主も人間です。契約書にのっている内容をすべて把握しているわけでありません。契約書のLandlord Obligation(家主の義務)のなかにある項目のなかで家主がやっていないことを探すのです。1つはあるはず。 会社契約の場合は住む人が変わってもいい 会社契約の契約書には住む人が変わってもいいという条項がはいっています。Occupier Change(住人の変更)という項目です。代わりに住む人を自分で探してそこに住んでもらえばいいのです。ただ、Occupier Changeの条件は同じ会社の人に限られていますのでご注意ください。

ロンドンの日系不動産会社のおかした大きな過ち

なぜ日系不動産会社が車で物件の案内をするのか 日系不動産会社がしていて英系不動産会社がしていないサービスの1つで車での送迎というのがあります。車の送迎をしている英系不動産会社はありません。なぜ、日系の不動産会社が車での送迎をやるのかといいますと、どこかの日系不動産会社が無料のサービスとして始めたからです。はじめてロンドンにくるひとが地下鉄の乗り方もよくわかっておらず道に迷ったりしたら大変だろうという純粋な親切心からだったと思います。 不動産会社の運転技術を信用してはいけません ロンドンの日系不動産会社で働いているひとの半分以上はワーキングホリデーでロンドンにきているひとたちです。ワーキングホリデーでロンドンにきているひとたちの多くは日本での運転経験はほとんどありません。イギリスのなかでもっとも交通量が多いロンドンというまちを若葉マークのバイトみたいな従業員がお客さんをのせて走っているのです。 ある大手の日系不動産会社の社員が数年前お客さんをのせて大事故を起こしただけでなく、うしろの席に乗っていた子どもが後遺症がのこるほどの大けがをして裁判沙汰になっていました。もしサービス内容のなかに車での物件案内とかかれてなく、お客さんから車の送迎をお客さんからお願いした場合は責任がお願いしたほうにもあるらしいです。不動産会社の社員は運転のプロじゃありません。そのことを肝に銘じておいてください。 はじめて海外にでる日本人が不動産会社におんぶにだっこ 私が日系の不動産会社がお客さんの車で送迎するのに反対な理由はほかにもあります。車で物件まで直接連れていくとお客さんは土地勘がわからないまま次の物件にいくことになります。「駅までは徒歩でどのくらいですか?」と物件で聞いてくるひとがいますが、もしそのひとが駅から歩いて物件まできていたらどうでしょうか。土地勘もわかり、さらに駅からの距離感もつかめます。実際に住むかもしれない物件がどこにあるかわからない状態で「さあ契約のお手続きにはいります。」と言われても困りますよね。住んだあとにこんなところだとは思っていなかったとなるのがオチです。 物件の詳細は事前に見ておくべき 実際に案内される物件の詳細は事前に必ず目をとおしておきましょう。駅から20分以上歩く距離にある物件や、オープンプランキッチンが希望なのにそうじゃない物件を案内されるのはただの時間の無駄です。条件がしぼられているのならその条件にあった物件だけ案内してもらえば3件ぐらいの案内ですみ、車での送迎も必要なくなり安全です。 新型コロナウィルスに感染する危険性もあり 新型コロナウィルスの感染状況が特にひどいイギリスでは、いまでも不動産会社の物件の案内はしてもいいことになっています。私の知っている日系の不動産会社の社員で新型コロナウィルスに感染したひとを数人知っていますが、特に営業店を閉鎖したり、濃厚接触者に連絡したりなどはいっさいしていませんでした。実際に3人ぐらい感染していたらしいですが、感染したひとだけ自宅待機になっただけでした。うち2人は感染がわかる数日前にお客さんの案内をしていたのでおそらくお客さんにも感染していたのではないでしょうか。 日本から来られる駐在員のひとたちへ 不動産会社の車の送迎サービスにあまんじることで、以下のリスクがあることをご理解ください。 車の事故による命の危険 土地勘がわからず物件を決めるのに時間がかかってしまう 土地勘がつきにくくロンドンに慣れるのに他のひとより遅れをとる 新型コロナウィルスに感染する

ロックダウンによってロンドン市民のライフスタイルに変化

ロンドン市民が自分の住む家に求めるもの 駅に近い スーパーに近い 通勤時間30分以内 商店街に近い カフェやレストランが近くにある スポーツジムやフィットネスクラブが近くにある 昔のイギリス人は便利さよりも住み心地 仕事よりもプライベートに重きをおくといわれていたイギリス人は、週末に家族と静かな週末を過ごすために賑やかな場所より商店街や駅から少し離れた場所を好む傾向にありました。仕事のあとに上司と食事をしたりお酒を飲んだりというアフター5はほとんどしないというのが昔のイギリス人です。 経済の失速により労働スタイルにも変化 しかしイギリス経済の失速により賃金は思ったよりもあがらないどころか労働時間は長くなりました。しかもアメリカ企業がアフター5文化を持ち込んだことによりイギリス人労働者の家で過ごす時間は激減したのです。 住み心地よりも便利さを求めだした 労働環境の変化により多くの人は住み心地より便利さを求めだしたのです。外食が増えたために大きなキッチンなど必要ない。家に帰るのは夜遅いので駅から10分以上は歩きたくない。スーパーや薬局などのある商店街に近くであればなおよし。多くの日本人がたどった道をイギリス人も数十年遅れでたどったのです。 そしてコロナウィルスの出現 コロナパンデミックの影響により人々の暮らしは劇的に変化しました。外出が規制され在宅勤務が増えただけでなく、多くの娯楽施設が営業停止となりました。生活の一部だった映画館、劇場、ライブハウス、パブ、レストランの閉鎖はロンドン市民にあらためて都心に住む意味を考えさせる結果となりました。 現在のトレンドは 今ロンドン市民が家に求めるものは 家の広さ プライベートの庭かバルコニー オフィス用の部屋 公園が近くにある 静かさ 家は夜遅く帰ってきて寝るだけのスペースだったのが仕事で多くの時間を費やすオフィスへと変わりました。近所の公園がスポーツジムやフィットネスに、広いリビングルームに大きなスクリーンのテレビが映画館にとって代わりました。そして何よりも家族と過ごす時間が戻ってきたことはコロナパンデミックが人々にもたらしたよい影響といえるのではないでしょうか。

ロンドンから日本のプライムビデオやネットフリックスが見れない理由

現在ロンドンに住んでいて、ロンドンから日本のネットフリックスが見れたり、日本のアマゾンプライムビデオをが見れないか、調べたところVPN(仮想専用ネットワーク)というイギリスにいながらあたかも日本からアクセスしているかのように相手に思わせる便利なものを発見した。そこで、有料のVPNサービスを契約し、さっそく日本のアマゾンに申し込み、プライムビデオを閲覧しようとしたら、下記のメッセージが右下に表示されて見られない。 そこで、知り合いのITエンジニアに何でVPNを使っても、アマゾンプライムやネットフリックスが観れないのか聞いたところ、VPNというのは相手からIPアドレスを隠して、ハッキングなどをされないようにするためのツールで、日本にいないのに日本のサービスを利用するためのものじゃないらしい。日本のウェブサイトにアクセスすることはできるが、ネットフリックスやアマゾンはIPアドレスが見えていない人へのアクセスは基本的に拒否するようです。つまり、IPアドレスを隠すためのVPNサービスを使っても、日本のプライムビデオやネットフリックスは閲覧不可能ということです。

イギリス国民の1割がプレステ持っているのに知名度薄い日本のキャラ

皆さんは、日本のブランドとかキャラクターがイギリスでも有名だと思っていませんか?先日、息子(イギリス人と日本人のハーフ)が「(学校で)友達がマリオは、イタリアのキャラクターだって言ってたよ。本当なの」と言われ、ショックを受けました。以前、妻(イギリス人)に「ケンウッドはイギリスのブランドでしょう。」と言われたこともあります。あと、ソニーのプレイステーションが、日本のものじゃないって思っている人も意外にいます。イギリスでは決して日本のブランドが、人気がないわけではありません。ソニーのプレイステーションに関しては、イギリスの総人口の1割にあたる6百万人以上が持っています。ではなぜ、日本ブランドとしての認知度が低いのでしょうか。いろいろな理由が思いつくので見てみましょう。 コマーシャルが日本のイメージなし 日本の商品の宣伝に、日本人が出てこない。最近だとニンテンドースイッチのテレビコマーシャル 名前が英語 プレイステーション(PlayStaion)は、もはや英語です。イギリス人は、音でどこの国ものか想像する傾向が強い。その証拠に、食べ物に関しては日本のものだという認識がしっかり根付いている。Ramen(ラーメン)、Tofu(豆腐)、Okonomiyaki(お好み焼き)など。 国産品がほとんどないイギリス モノづくりをやめてしまったイギリス人にとって、すべてが海外製品。いちいちどこの国のものか覚えていられない。とにかくイギリス製じゃないっていう認識が強い。 イギリス人は、便利で壊れにくいものを好んで使います。というわけで、日本の製品はイギリスでも愛されています。せっかく多くの人に愛用されているし、人気もあるのに日本のブランドだと認知されていないのは、勿体ない気がします。 英国生活サイトからの提案 日本の企業はおそらく売れているから別にいいだろうと思っているかもしれません。日本のブランドという認知度が上がれば日本への評価も上がり次に何か新しく売り出す際にコケることがないのではないかと考えます。 すべての商品に日本の国旗をつける 商品名を日本らしい名前にする コマーシャルに日本人を使う アップルショップのようにプレステショップをつくる 日本の商品は他の国のものより優れているのにプロモーションが下手なのでイマイチ人気も出にくい。ブランド名=日本というイメージの植え付けを今からでも遅くないのでやるべき。商品のプロモーションには世界的に人気の日本の女性芸能人を使ってやるべき。以上が英国生活サイトからの提案です。