冬によくある賃貸物件におけるトラブルと対処法

そんなに寒くないはずのロンドンの冬 先週は初雪が降った他に、気温がマイナス7度を記録するなど例年とは違った冬になりそうな予感がします。12月でも平均最低気温は5~6度で平均最高気温は9度といった感じでした。詳しくはロンドンを訪れる時季はいつがベスト?をご覧ください。異常気象が原因なのか、それとも単純にいつもより寒い冬なのかよくわかりませんが、とにかく寒さの厳しい冬になることは間違いありません。さらに、光熱費の高騰が家計に大きなダメージをもたらすことも忘れてはいけません。私も光熱費の高騰が気になるのですが、家の中でダウンジャケットを着たりしたくはないので、室温を20~21度ぐらいに下げてセントラルヒーティングを使用しています。ちなみに去年は25℃ぐらいでガンガン使っていました。ロンドンは夏そんなに暑くならない代わりに冬はそこまで寒くならないというのが普通でした。 熱波にも、寒波にも対応していないロンドン ロンドンのインフラや建造物は熱波や寒波が来ることを想定して造られておらず、通常より少しでも気温が高くなったり低くなったりするだけで、自然災害並みの被害が発生します。今年の夏は、ロンドンでは一番暑い日で38℃を記録しました。その際、鉄で造られていた橋の欄干部分が変形してしまうという被害がありました。また、数日前に気温が急激に下がり、スイスコテージで地下にある大きな水道管が破裂し、一時的にスイスコテージ、セントジョーンズウッド、ハムステッドのエリアで大規模な断水となりました。それだけではなく、破裂したパイプから大量の水があふれて、近くに住む家では床上浸水状態となり、数十世帯が避難する事態まで発展しました。 断水した際の対処法 スイスコテージの水道管破裂は、数千世帯の家やマンションの水が一時的に使えない状態となりました。水道の蛇口をひねれば水がでるのが当たり前の世界に住んでいる私たちにとって、水が出ないというのは間違いなくパニック状態に陥ります。しかし、慌ててもしょうがありません。まず、断水の原因をつきとめることです。断水が自分の家だけなのか、マンションに住んでいるならお隣さんも同じ状況なのか確認します。もし、自分の家だけ水が供給されていない場合は、すぐに家主に連絡しましょう。住んでいるエリア一帯が断水になっている場合は、インターネットで水道会社のホームページにアクセスして最新の断水情報を確認しましょう。もし、水道管の破裂が原因での断水の場合ですが、復旧までに12~24時間ぐらいかかると言われていますが、長引くこともありますので、スーパーで水のペットボトルを多めに購入して復旧するまで凌ぎましょう。 断水は誰の責任なのか? 賃貸物件に住んでいて陥りがちなのは、すべて家主に責任の追及をしてしまうことです。水道管が破裂したのは、決して家主の責任ではありません(冷静に考えればわかることだと思いますけど)。それでも、誰かを責め立てたくなってしまうあなたは、正直心が病んでいるか、相当心の狭いひとかのどちらかと自覚しましょう。あなたが文句という相手は、家主ではなく水道会社です。水道会社に電話をかけるなり、メールを送りなりして、いつまでに水が供給されるようになるのか確認することにエネルギーを使いましょう。 暖房、給湯のトラブル 次によくあるトラブルは暖房と急騰のトラブルです。朝なんとなくいつもより寒いと思ったら、タイマーで毎朝6時につく予定になっていたセントラルヒーティングがついていないといった経験は、誰もがお持ちなのではないでしょうか。原因はいくつか考えられますが、もっとも多いのはボイラーの圧力の低下です。ボイラーの圧力とは何ぞや?ですが、下の図を見ていただくとセントラヒーティングの仕組みが何となくわかるかと思います。 簡単に説明しますと、ボイラーから熱いお湯が各ラジエターに送られるのですが、その際パイプとラジエターの中には圧力が存在します。その圧力がある一定の数値に達していないとボイラーが作動しないようになっています。ボイラーの圧力が失われる原因の一つとして、パイプやラジエターからの水漏れです。古いラジエターにありがちなのですが、ラジエターやパイプのつなぎ目から水がポタポタとたれている現象です。先ほどのボイラーのシステム内は密閉状態となっていなければいけませんが、水漏れがあるということは、圧力が外に逃げ出しているということです。これを放置しますと、ボイラーのシステム内の圧力が失われてボイラーが止まってしまうのです。 すぐに家主に連絡、その際にガスセーフティ証書は有効かも確認 瞬間湯沸かし器タイプのボイラー(コンビネーションボイラー)をお使いの家庭でボイラーが停止すると暖房だけではなく、お湯も使えない状態となりますので、ラジエターやパイプの水漏れに気づいた際はすぐに家主に連絡しましょう。家主に連絡する前に、入居の際にガスセーフティ証書というものを不動産会社か家主からもらっていると思いますが、一年ごとの更新が必要になっています。証書の有効期限が切れてしまっている、証書が手元にないというひとは、すぐに家主か不動産会社に連絡して取りよせるようにしましょう。ガスセーフティ証書は、法律で定められている家主の義務です。ちなみにガスセーフティ証書というのは下のイメージのようなものです。 ガスセーフティ証書の更新を怠っている家主ですが、かなり沢山いると言われています。ガス器具が正常に作動しているか、ガス器具が安に使える状態にあるのか、今一度証書の確認をしましょう。 ガスセーフティの証書ぐらいと侮らないでください 8月8日の月曜日午前7時、ロンドン南部のクロイドンという町で大規模なガス爆発があり家一軒が跡形もなく吹き飛び、焼け跡からその家に住む4歳の少女が遺体で発見されるという悲しい事故がありました。原因はガス漏れです。調べたところ、ガスセーフティ証書の有効期限が数年前に失効していたそうです。事故の10日前にガス会社に連絡して、ガス会社から派遣されたスタッフが現場に来て検査しましたが、いい加減なスタッフで異常が見つからなかったから大丈夫だと言って帰っていたそうです。でも、この検査をしたひとだけの責任ではありません。ガスセーフティ証書を毎年更新していれば、もう少し早い段階でガス漏れやガス器具の異常が見つかっており、事故は間違いなく防ぐことができたのです。皆さんも、ガスセーフティ証書の有効期限を今一度確認して、クロイドンのような悲しい事故に遭遇しないようにしましょう。自分と自分の家族の命を守るのは、あなた自身です。

ロンドンで高い家賃を提示する不動産会社

ロンドンの不動産業界の仕組み 以前ロンドンの不動産業界の仕組みは日本とは違うというお話をしたかと思いますが、復習の意味で再度説明します。ロンドンは家主が利用する不動産会社を選びます。不動産会社は、家主から物件の宣伝をしてもいいと言われない限り勝手に物件を紹介することはできません。つまりAという不動産会社とBという不動産会社は宣伝している物件が違うのです。 では、家主はどういった基準で不動産会社を選ぶのか? 家主が不動産会社をどういった基準で選んでいるのかといいますと、下の理由が主な理由となってきます。 もし、あなたが家主なら1と2はだいたいわかりますよね。安くて質のいいサービスを受けたいのは世界中どこでも同じです。でも3の提示される家賃とはどういう意味なのでしょうか。ロンドンには、家賃の相場というものがありそうでありません。不動産会社に「この家の家賃は3,000ポンドです。」と言われれば、その値段が家賃となるのです。つまり、まったく同じ物件でも不動産会社Aと不動産会社Bで宣伝する家賃が違う場合が生じるのです。これってフェアじゃないですよね。 どのくらい家賃の違いがあるのか? 不動産会社によって宣伝する物件の家賃が違ってくるのは理解していただけたかと思います。ではどのくらい家賃の違いがでてくるのか?例えば、3ベッドのセミディタッチハウスですと、比較的リーズナブルな家賃を提示する動産会社ですと月2,200~2,600ポンド。これが高い家賃を提示する不動産会社ですと、月2,800~3,200ポンド。安く家賃を提示する不動産会社に比べて高く家賃を提示する不動産会社は、家賃がなんと25%も割高になってしまっているのです。 高い家賃で契約したからと言って文句が言えない 高い家賃で契約したことに気づき、不動産会社に文句を言っても後の祭りで、家賃が変更されることはありません。家賃が高いから物件の質がいいというのも一概に言えないのがロンドンの賃貸物件なのです。新築のマンションでも水漏れや電気系統の故障が頻繁に起こるのがロンドンです。 高い家賃で契約しないためにどうすればいいのか? 家賃の相場がわからないのに高いか安いかなんてわからないから対策しようがないと思われていませんか?そんなことはありません。相場がわからないならリサーチするしかありません。ロンドンで物件を探すとき、まずチェックしなければいけない下の2つのウェブサイトがあります。 RightmoveZoopla この2つのウェブサイトをチェックすれば、賃貸物件の相場が一目でわかります。エリアごとの検索になるので、自分が住みたいと思っているエリアに絞って家賃の相場が一目でわかります。 家賃が高めと言われている不動産会社では絶対に契約しない ロンドンには相場よりも家賃が高いと言われている不動産会社が数社あります。そんな不動産会社とは契約しないようにしましょう。ちなみにですが、ロンドンで有名な高い家賃を提示する不動産会社ですが、下の会社となります。 FoxtonMartin Gerrardロンドン東京プロパティーサービスリダック・ストラットンズ ※おススメの不動産会社ではないのでリンクはつけませんのでご了承ください。 高い家賃でも予算内に収まっているからと安心はできません。ロンドン市内の家賃は毎年馬鹿みたいに上昇しているため、1年目は予算内でも2年目に10%の値上げとか普通にありますので2年目に退去しなければならないといった状況をさけるためにも家賃の相場を知り、家賃交渉をしっかりしましょう。日本人だからとなめられないようにしましょう。

日本人にはあまり聞きなれない賃貸契約前のレファレンスチェック

日本人の英語力がどんどん高くなるにつれ、英系企業のサービスを利用するひとが増えてきました。というか、日本人向けのサービスを提供する会社はコロナパンデミック以降減少傾向にあるので現地のサービスを使わざるをえないといった状況です。そこで、今日は英系不動産を利用する際に注意しなければいけないレファレンスチェックについてお話します。 レファレンスチェックとは? では、レファレンスチェックとは、いったい何なのでしょうか。簡単に説明しますと、審査です。ロンドンで賃貸物件を契約したいとなった場合に不動産会社が知りたいのは「仕事は何をしていて、年収はどのくらいあるのか」につきます。英国では、家賃を滞納するひとが年々増えており、大きな社会問題となりつつあります。そこで、家賃の支払い能力があるのかが賃貸物件の契約をスムーズにしてくれる鍵なのです。 自分の支払い能力を知りたい 支払い能力とひとえに言いますが、いったい自分には毎月いくらぐらいの家賃が相応なのか。答えは簡単です。下の式をご覧ください。 年収 ÷ 30 = 月の家賃 年収10万ポンドのひとの場合ですが、上の式に当てはめると月3,333ポンドという計算になります。自分には貯金もあるので、月にもっと支払えるという場合も同じ計算式が採用されます。 貯金額 ÷ 30 = 月の家賃 貯金額が10万ポンドあったとした場合、毎月の家賃は3,333ポンドですので、上の3,333ポンドと合わせると月6,666ポンドの賃貸物件の契約が可能になるということです。 日本人はレファレンスチェックが通らない? 日本人は英国での金銭の支払い記録がないので、レファレンスチェックが通らないという嘘の情報を教えてくれるひとがたまにいますが、そんなことはりません。日本人だろうが、ドイツ人だろうが、アメリカ人だろうが、この国に初めて来たひとでも収入の証明さえできれば、レファレンスチェックは通ります。 無職のひとは賃貸物件を借りることができないのか? 無職のひとでも賃貸物件を契約することはできます。ただし条件として、銀行に十分な貯蓄があること。先ほど言いましたように、貯金も収入とみなされます。では、職もない、貯金もないひとは賃貸物件を借りられないのかといいますと、正直難しいですね。たまに、海外での仕事をリモートでやりながら英国に移住してくるひとがいますが、ここで言う収入の証明というはあくまで英国内での収入に限ります。 審査を受けずに賃貸物件を契約する方法 審査など煩わしい手続きを端折って契約する方法も、実はあります。通常の賃貸契約は1年契約となります。家主がいちばん気にしているのは、家賃の滞納です。では、家賃を契約の満了まで先払いするという条件であれば、その心配がなくなり、審査という煩わしい手続きを省くことができます。2021年1月から英国は香港からの移民を受け入れていますが、多くの香港人は1年分の家賃を先払いすることによって審査をしないで済んでいます。 レファレンスチェックが通らなかったときのペナルティは? もし、仮に気に入った物件が見つかり、申し込みをしたとします。レファレンスチェックをする前に、不動産会社に手付金(ホールディングデポジット)を支払なければいけません。手付金は1週間分の家賃と法律で決まっています。手付金を支払うとレファレンスチェックが始まります。すべてインターネット上で行われるので、オフィスに出向く必要はありません。英国でいちばんメジャーなレファレンスチェック会社はHomeLetです。HomeLetからリンク付きのメールが送られてきますので、迅速にオンラインフォームの入力をします。フォームの内容は、名前、勤め先、現住所(ホテルの場合はホテル)などの簡単な情報です。もっとも重要なのは、勤め先の連絡先です。ここには会社の人事、または総務の担当者の電話番号とメールアドレスを入力します。間違った担当者の連絡先を入れたりしますと、雇用と収入の証明が遅れ、レファレンスチェックが通らない場合もありますので注意してください。オンラインフォームの入力が終わりますと、そこから調査が行われ、不動産会社に結果が送られています。もし、万が一あなたの収入が規定に満たなかったり雇用形態に問題があったりした場合は、Not acceptable(審査が通りませんでした)というレポートが不動産会社に届きます。その場合は、手付金が不動産会社に没収されてしまいます。時々ですが、調査会社で働くひとも人間ですので、ミスをすることもあります。もし、調査結果に不服がある場合は、すぐに不動産会社に文句を言いましょう。 日本人が、現地不動産会社からあまり好かれない理由 日本人は物件をとてもキレイに使ってくれますし、家賃の支払いも期日をしっかり守ってくれますが、あまり現地の不動産会社には人気がありません。理由は2つあります。 物件に対しての注文が多すぎる 家具を交換してほしい、エアコン付けてほしい、絨毯をフローリングにしてほしい、などなど。私が過去に受けた注文でいちばんショックだったのが、シャワーしかない家に浴槽を付けてくほしいと言われたときです。もちろん、そのひとの申し込みは丁重に断られました。 契約内容が家主向けではない 以前も何度か話しましたが、契約期間中にテナント側から途中解約ができるという条件が必須ということです。基本的にこの条件を現地不動産会社に伝えても、担当者は家主にさえ伝えないケースがほとんどです。 少し最後話が脱線しましたが、お金さえ積めばロンドンでの賃貸契約に困ることはないということです。

現地不動産会社を通して賃貸契約するときの注意点

以前にも投稿させていただきました内容で重複する点も多いかと思いますが、最近あまりにも現地不動産会社を通しての賃貸契約に関するトラブルの相談が増えてきましたというのもあって再度、現地不動産会社を通しての賃貸契約するときの注意点について解説します。 なぜ、現地不動産会社との契約が増えてきたのか? まず、本題に入る前になぜ現地不動産会社を通しての賃貸契約が増えてきたのかという疑問にお答えします。理由はいろいろありますが、ざっくり言いますと下のものになります。 日本人の英語力があがり、現地不動産会社でも契約が簡単にできるようになった 日本人がたくさん住むエリアに住みたくないひとが増えた 会社に歩いて通えるエリアに日系不動産会社がない 上の3つの理由ですが、実はすべて関連しているのです。日本人の英語力があがり、日系の不動産会社に頼る必要性がなくなったので、現地不動産会社を通しての契約が増えたということです。3つめの会社への徒歩圏内といいますと、日系企業の多くがロンドンの都心部に集中していますが、都心部に日系不動産会社はありません。昔は都心部は治安が悪いとか、ゴミゴミしていて環境悪いなどの悪条件が揃っていましたが、今は治安もよくなり、車の排気ガスに関してはウルトラ・ロウ・エミッション(超低排出)規制がはじまり、都心部は排気ガスをたくさん放出する車に対して通行料が課金されるようになり、環境もかなり良くなっています。そもそも日本人の若いひとにとって郊外に暮らすメリットってほとんどありませんからね。都心に住む日本人が増えるのは当たり前と言えばそうですよね。 賃貸契約の際は、契約書をしっかり読もう さて、本題に入りますが、まず現地不動産会社を通して賃貸契約をする際に、必ずチェックしなければいけない項目があります。契約書はだいたい10~15ページぐらいのものになりますが、そんな難しいことは書いていません。テナント(借主)の義務、ランドロード(貸主)の義務、一般的な決まり、特別事項の4つの構成になっています。なかでも注意しないといけないのは、テナントの義務(TENANT’S OBLIGATION)です。テナントの義務というのは基本的に期日通り家賃を支払うということと物件をきれいに使用するということです。 物件をきれいに使用する義務とは 物件をきれいに使用するというのは、ランドロードが定期的に物件にきてチェックするので毎日きれいに掃除しなくてはいけないということではありません。住んでいるときどんなに散らかしたり汚したりしてもいいけど、退去して物件を返却する際には入居時と同じ状態に戻せということです。そのままの内容のことがテナントの義務に記載されていますが、物件をきれいに使用するというのはどういうことなのかという細かい内容も記載されています。例えば、壁に画びょうやクギを打ってはいけないという項目は必ず入っていますが、住む家に写真や絵を壁に掛けたいですよね。その場合、契約書にサインする前にランドロードに許可をもらうようにして、それを特別事項として記載してもらいましょう。物件をきれいに使用するという義務の中に、庭の手入れももちろん含まれています。日本でもやったことのない庭の手入れを英国でするなんて正直無理ですよね。でも、賃貸契約書には100%含まれています。では庭の手入れを怠った場合はどうなるのでしょうか。隣のひとから庭の手入れをするように注意されたり、退去時に法外な金額をランドロードから請求されたりします。庭の手入れに自信がないかたは、ガーデナーを雇いましょう。一回呼ぶごとに30~40ポンドほどとられますが、庭がきれいになり隣のひとから嫌味を言われることもなくなり平和に暮らせます。 退去通知の方法 退去通知のほうほうでもめるケースが意外とあります。退去通知というのは、物件を出ますとランドロードに通知することです。例えば、今より条件のいい物件が見つかったので引っ越したいとなったとき、今住んでいる物件のランドロードに退去したいと通知しなければいけません。通常は1カ月前通知、2カ月前通知、場合によっては3カ月前通知と記載されているときもあります。1カ月前通知がテナントにとって好都合ですが、どうしても2カ月通知じゃないとだめだと言ってくるランドロードもいます。1カ月通知で退去できるように少し頑張って交渉しましょう。 中途解約(BREAK CLAUSE) この中途解約ももめる原因の一つです。駐在で英国にきているひとは、突然会社から「来月日本に帰ってこい!」とか、「来月からタイに行ってくれ!」など突然の人事異動命令を下されるときってあるじゃないですか。そんなときに、中途解約の条項が契約に入っていない場合は、契約終了まで家賃の支払い義務が生じてしまうので気をつけましょう。中途解約の条項が入っていないからどうしようとお困りの方は下記のメールまでご相談ください。info@eikoku-seikatsu.comこのトラブルを回避する方法はいくつかありますが、この投稿に書くことは控えさせていただきます。 物件訪問に関して 退去前の2カ月間の物件訪問に関してですが、ランドロードもしくは不動産会社のひとが24時間前に通知をすれば訪問をすることができるという条項も必ず入っています。あと2カ月で退去が決まっているからと言って毎日知らないひとたちが土足で物件にずかずかと上がりこまれるのもどうかと思います。そこで、24時間通知を48時間通知に変更するように交渉しましょう。それでも現地の不動産会社は今日の午後に訪問してもいいかなど急なお願いをしてくるので、「契約書通り48時間前の通知でお願いします。」とはっきり断りましょう。 日系不動産を通して契約すればトラブルがないと言っているわけではありません。英国にきて英語の契約書にサインするのは日系も英系も同じです。大事なのは契約書にサインをする前に内容を把握して納得したうえでサインをするようにしましょう。

失敗しない賃貸物件の選び方ロンドンでの賃貸物件選びに失敗しないために失敗しない賃貸物件の選び方

ロンドンでの住まい探し、初めての方にとっては「どれも素敵!」と思ってしまうかもしれません。でも、実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった…」ということもよくあります。 そこで今回は、失敗しない物件選びのポイントと、信頼できる不動産会社の担当者を見分ける方法をご紹介します。 良い不動産会社の担当者の見分け方 ロンドンでは、不動産会社の担当者によって物件選びの成功・失敗が大きく左右されます。なぜなら、イギリスの不動産会社にとっての「お客さん」は、私たち借主(テナント)ではなく、物件のオーナー(ランドロード)だからです。 実際、多くの担当者は契約が決まれば仕事終了、あとは「何かあってもランドロードと話してね」と言われることも。そんな状況でも、親身になってくれる担当者もいます。では、どんな担当者が良いのか、見分けるポイントをチェックしてみましょう。 要注意な担当者の特徴 これらに当てはまる場合は、担当者を変えてもらうのもアリです。 なるべく避けたほうがいい物件とは? 「この物件、大丈夫かな?」と不安になったときは、以下のポイントをチェックしてみてください。 ✅ 家賃交渉が一切できない物件 例えば、2500ポンドの物件に対し、2400ポンドでオファーを出した際に「値下げ不可」と即答された場合。こういうオーナー(ランドロード)は、住んでいる間も融通が利かない可能性大。トラブル時に動いてくれないことも。 ✅ 物件管理が雑なオーナーの物件 特に洗濯機・冷蔵庫などの家電が古いと、壊れたときに大変。入居前に「故障した場合、交換してもらえるか?」を確認しましょう。 ロンドンの物件探しは時期も重要! ロンドンの賃貸市場は、時期によって良い物件の出やすさが変わります。 ✅ 春〜夏:質の良い物件が多く、選択肢も広がる ✅ 秋〜冬:物件が少なく、選ぶのが難しくなる 時期を見計らって、少しでも良い物件を探せるようにしましょう。 相談はお気軽に! 「ロンドンの賃貸物件探しで困った!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 📩 お問い合わせ:info@eikoku-seikatsu.com ※返信に数日かかることがありますが、ご了承ください。 皆さんのロンドン生活が快適になるよう、少しでもお手伝いできれば嬉しいです!

法人契約は現地の不動産会社には不評

ロンドンのおしゃれなエリアに住みたいと思っている方に、残念なお知らせがあります。ロンドン市内で人気のあるエリアはどこかご存じですか?フィンチリー?イーリング?センジョン?そんなエリアはイギリス人、ヨーロッパ人は見向きもしません。今、ロンドンで人気のエリアは以下のものになります。 カムデン グリニッチ ショアディッチ パットニー メアリルボーン ブリクストン ダリジ バーモンドジー ハイベリー アンド イズリントン クラップハム(Expatica調べ) ちなみに現在上のエリアにすんでいるという日本の方、あなたはロンドンのトレンディなエリアに住んでいると胸をはって日本のお友達に自慢してもいいと思います。少し昔に日本人のよく住むエリアにあったセンジョン(セント・ジョンズ・ウッド)はといいますと、上層中流階級(アッパーミドルクラス)が住む素敵なエリアとして少し前までは注目をあびていましたが、今は少し落ち目です。どちらかというと隣のプリムローズ・ヒルのほうに人気が集まっています。 なぜ人気のエリアに住んでいる日本人が’少ないのでしょうか。 上にあげたエリアに日本人があまり住んでいません。日系不動産会社のひとに言わせると現地のひとに人気のあるエリアは、治安があまり良くないから日本人向けではないとか、日系のスーパーがあまりないとか、意味不明なことを言っていると思いますが、正直いってそんなことはいっさい関係ありません。現地のひとであろうが好んで治安の悪いエリアに住むひとはいません。日系のスーパーですが、たとえ近くになくても、今の時代みなさんオンラインで注文して自宅に配達してもらっています。特にコロナ禍のような状態が今後も続くと予想される時代に、毎日スーパーで買い物するひとなんて皆無です。では本当の理由は何なのでしょうか。それは、日本企業が駐在員に法人契約を強制しているからです。法人契約といえば聞こえはいいのですが、現地の不動産会社にとっては胡散臭い契約としか思われていません。日本の企業と契約がしたことがない家主は法人契約と聞くと二の足を踏んでしまいます。法人契約は家主にとってとても不利な契約だからです。日本人だろうが、イギリス人だろうが、自分が不利になる契約書にサインをするひとはいません。 法人契約は家主にとって何が不利なのか? 具体的に法人契約は家主にとって何が不利なのでしょうか。いくつかの理由があげられますが、いちばんの大きな理由は、家主に途中解約の権利がないということです。家主が都合により物件を自分の手元に戻したくても簡単に戻すことができません。経済事情により物件を売りに出さないといけないとか、自分の息子夫婦に住ませたいなどの状況になった際に、法人契約をむすんでいると家主に選択肢はありません。だから、日本人の住むエリアというのはおのずと一部のエリアに限られてしまうのです。 日本人が人気エリアに住む方法は? では、これから来る日本人がロンドンの人気エリアに住むためにはどうすればいいのでしょうか。答えは、とても簡単です。法人契約をせず、個人契約で契約すればいいのです。お勤め先の会社が個人契約はだめですという権利はありません。日本の企業の総務に特段頭のかたいひとがいない限りこの交渉はうまくいくでしょう。社員に対して会社が住む場所を強制させる権利はいっさいありません。「家賃は会社が支払うのだから、会社のやり方に従ってもらう必要がある。」というのは日本特有の考え方で、イギリスではあまり一般ではありません。社員にも人権があり、家族がいます。住む場所を決めるのは、住むひとの権利で、優先順位は家族が安心して暮らせることであり、会社にそれを否定することはできません。 でも個人契約だと突然追い出されるケースもあるのでは? 個人契約は法人契約と違い、家主側にも途中解約の権利が与えられます。つまり、家主が突然に来月退去してくださいということも起こりえるということです。逆をいえば、もし物件が気に入らなかったら、いつでもお引っ越しができるということになります。法人契約の場合、家主だけにではなく、テナント側にも物件が気に入らないから退去しますというのができないのです。法人契約の途中解約は、住んでいるひとが会社からイギリス国内に異動になったという理由以外は認められないのです。家主から出ていけと言われる心配がないが、嫌な物件でも住み続けなければいけないという生き地獄を味わう可能性があるのです。ただ、みなさん勘違いしないでほしいのは、法人契約であれ、個人契約であれ入居してから最初の6か月間は特別な理由をのぞいて退去できないというのが法律で決まっていますのでご注意ください。 特別な理由というのは? 特別な理由があれば、6カ月以内でも退去ができると前項で申し上げましたが、どういった理由でしたら退去が可能になるのでしょうか。ロンドン市内でよくある6カ月以内に退去できたひとの特別な理由ですが、いちばんは「物件に住めない状態になった。」です。「物件に住めない状態」とはいったいどんな状態をさすのでしょうか。よくある理由をあげていきます。 ボイラーが壊れていて暖房もお湯も使えない。 水道が使えない。 電気系統に問題があり、電化製品や照明器具がいっさい使えない。 ガス漏れがしている。 もし上の状態が入居した時点であるのでしたら、すぐに家主、管理不動産会社に退去通知を出し、支払った家賃の返金も求めましょう。 個人契約をするうえでの注意点 日本人がロンドンで不動産の賃貸契約をする際に必要なものといえば、 パスポート、BRPカード(必須) 雇用証明書 銀行口座 必ず必要なのはビザ(BRPカード)です。入国してBRPカードを受け取るまでの間、パスポートにはっている1カ月期間限定のビザは役にたちませんのでご注意下さい。まずは、BRPカードの取得をしましょう。雇用証明書ですが、年俸が記載されていないと意味がありません。年俸に関してですが、月の家賃の30倍以上の年俸でなければ、審査に通りませんのでご注意ください。家賃を別途で支給される場合は、家賃の支給額もしっかりと雇用証明書に記載されている必要があります。日本の駐在員は、イギリス国内でのクレジットヒストリーがないので審査がとおらないというウソの情報がはびこっていますが、そんなことはありません。基本的に収入の証明さえあれば、誰でも審査はとおります。会社の人事部の担当者に事前に審査会社から連絡がある旨を言っておけば、何の問題もなく審査がとおります。ちなみにロンドンでは審査のことをリファレンスチェックと言います。 会社の決まりだから仕方がないと、住みたくもないエリア、住みたくもない住居で妥協せず、せっかくのロンドン駐在をおしゃれな場所で過ごすことを英国生活サイトは強くおススメします。

国籍によってちがう賃貸物件を選ぶさいのこだわり

ロンドンに住んでいるひとでイギリス以外の国籍を持つひとの数は約650万人といわれています。これはロンドンの人口に対して35%の割合をしめます。35%とは多いのか少ないのかピンとこないひとのために日本を例にあげますと、日本全体の外国人労働者の割合は増えたといわれているが3%にも満たないぐらいです。ロンドンで働いていますと、いろんな国籍のひとに出会います。そして国籍によって求められるものが微妙にちがってきます。そこで不動産業を営む私からみた国別の賃貸物件にたいするこだわりを紹介してみたいと思います。 イギリス人 ロンドンに住むイギリス人は少なくなってきました。白人のイギリス人の割合は40%ぐらいだそうです。そんなイギリス人が賃貸物件にもとめるものは下記のとおりです。 治安のよさ 家具なし ロケーション 天井が高い*1 *1  昔、電気がなかった時代に家の明かりといえばキャンドル、また家のなかでタバコをすうひとが多かったことから天井を高くすることにより煙が目の位置にとどまることをさけたと言われています。ただ電気があたりまえの現代社会で天井が高い家を求めるのはただ単に部屋が広く見えるという理由です。 イスラエル人 ロンドンにイスラエル人はたくさん住んでいます。もともと住んでいるひともいれば、イスラエルから最近移住してきたひともいます。ユダヤ人は男性女性にかかわらず細かいひとが多いです。特にイスラエルからきたばかりのひと。そんなイスラエル人が賃貸物件にもとめるものはといいますと… 食洗器、キッチンシンクがそれぞれ2つずつ(ユダヤ教のひと)*2 自動でついたり消えたりするライトがないこと(ユダヤ教のひと) ユダヤ系の学校の近く(ユダヤ教のひと) シナゴークの近く(ユダヤ教のひと) *2 食洗器が2つ必要なのはユダヤ人のひとは料理をするとき野菜と肉をわけるためです。 インド人 ロンドンには住んでいるインド人の数は60万人といわれています。インド人が多いのでおいしいインド料理屋さんがたくさんあります。インド人といえばカレーをほぼ毎日食べているイメージがありますが、けっこう頻繁にたべています。そんなインド人が賃貸物件に求めるものはこちらです。 安全(子どもがいるひと) トイレに手を洗う洗面所がついている キッチンが独立している 以外にこだわっていそうに見えるのですが、そんなことはありません。余談ですがインド人は冷蔵庫をキッチンにではなく、ダイニングルームに置くひとがけっこういるらしいです。 中国人 ロンドンには中国人が15万人以上住んでいるといわれています。中国人が賃貸物件に求めるものはこちらです。 ガスコンロ 家賃の安さ モダン 料理はすべて強火でなければいけない中国人にとってガスコンロは必須のアイテムです。 アフガニスタン人 国民の99.8%がイスラム教徒のアフガニスタン人の賃貸物件へのこだわりはといいますと、こちらになります。 リビングルームが広い キッチンの入り口にドアがついている *3 *3 イスラム教徒(宗派はよくわかりません)は男性と女性が同時にキッチンにはいることが許されていないのでキッチンにドアがついてればなかに誰がいるか確認できる。つまりオープンプランキッチンはNG。 アフリカの国々 ザンビア人 とにかく広い家。 ケニア人 とにかく広い家。 ガーナ人 戸建ての家 日本人 最後になりましたが、日本人が賃貸物件に求めるものです。他の国のひとに比べ住居にたいするこだわりが強いといわれている日本人ですが、海外となるとそのこだわりも少し弱くなっているのでしょうか??? きれい 駅に近い スーパーに近い 安全 オープンプランキッチン 大きな通りに面していない 通勤に便利 日当たりがいい 光熱費が家賃に含まれている フローリング …
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