イギリスという国はグレートブリテン及びアイルランド連合王国のことで英語ではUnited Kingdom of Great Britain and Irelandとよばれています。
なぜ連合王国かといいますとイングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの4つの国の総称なのです。
イングランドは独立国家
イングランドはすべて自分たちで決めることができます。
法律、教育制度、税制、医療制度など。
スコットランド、北アイルランド、ウェールズはおおむね自分たちで決めることができますが、法律の変更などについては自分たちだけの判断でできないことになっています。
大学の授業料に関してはイングランドは有料でスコットランドは無料なのでイングランドからスコットランドの大学に行く人はけっこういるみたいです。
それぞれの国に国旗がある
イングランド |
スコットランド |
ウェールズ |
北アイルランド |
使っている通貨はポンド
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドでポンド「£」を使っています。
かっこのなかはいわゆるイギリスのスラングです。
100ポンド札もあるそうですが誰も見たことがないので省きます。
5ポンド、10ポンド、20ポンド札はプラスチックでつくられていて、50ポンドは紙でつくられています。
1ペニー(1ピー) | |
2ペンス(2ピー) | |
5ペンス(5ピー) | |
10ペンス(10ピー) | |
20ペンス(20ピー) | |
50ペンス(50ピー) | |
1ポンド(1クイッド) | |
2ポンド(2クイッド) | |
5ポンド(5クイッド) | |
10ポンド(10クイッド) | |
20ポンド(20クイッド) | |
50ポンド(50クイッド) |
スポーツの国際大会などはグレートブリテンで参加することもそうじゃない場合もある
オリンピックに出場する際はチームGB(グレートブリテン)といってイングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズが一つの国として参加しています。
でもサッカーやラグビーの国際試合のときはチームGBではなくそれぞれの国としてエントリーします。
つまりイングランドはイングランドとしてスコットランドはスコットランドとしてウェールズはウェールズとして北アイルランドは北アイルランドとしてです。
サッカーのワールドカップも別々の国として参加しています。
それぞれの国にあるサッカーのプロリーグ
イングランドといえばプレミアリーグという世界的にも有名ですが、このプレミアリーグにはスコットランドと北アイルランドは参加していません。
スコットランドはスコティッシュプレミアリーグがあり、北アイルランドにはNIFL プレミアリーグがああります。
ちなみに中村俊介さんがプレーしていたのはスコティッシュプレミアリーグのセルティックというチームです。
ウェールズにも独自のプレミアリーグがありますが、一部のチームはイングランドのプレミアリーグにも参加しています。
イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの関係性は?
歴史的な観点からいいますと支配していた側(イングランド)と支配されていた側(スコットランド、北アイルランド、ウェールズ)の関係性は世界中どこでも同じでよくもなく悪くもなくといったところでしょうか。
支配していた側はとくに気にしていませんが、支配されていた側の劣等感というのは何年たっても消えるものではありません。
好きだとか嫌いだとかを口にだしていうのは弱い立場の国の人で、強い立場の国は口に出しては言いません。
ただ自分を嫌っている相手を好きになる人なんて世の中にそんなにいませんよね。
日本と韓国の関係に少し似ているのではと思います。
嫌いあってはいるけど戦争になるほどではない関係ということです。
地理的には近いの?
イングランドの首都ロンドンからスコットランドの首都エジンバラまで車で片道7時間以上。
飛行機では片道1時間15分。
ロンドンからウェールズの首都カーディフまでは車で片道3時間。
電車で片道1時間50分。
ロンドンから北アイルランドの首都ベルファーストまで電車とフェリーで15時間。
飛行機で片道1時間15分。
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