
「イギリスの食事って美味しくないんでしょ?」というのは、もはや過去の話。特に都市部では、実に多彩で実用的なランチオプションが揃っています。今回は「ハンバーガー以外」に焦点を当てて、イギリスに住んでいる人、留学中の人、旅行者にも役立つ“現地らしい、でも飽きないランチ事情”をたっぷりご紹介します。
🥪 サンドイッチ大国イギリスの本領発揮!
イギリスのランチといえば、やっぱり外せないのがサンドイッチ文化。特にスーパーやカフェチェーンでは、信じられないくらいの種類がずらりと並びます。
◼️ スーパーのプレパックサンドが優秀すぎる
Tesco、Sainsbury’s、Marks & Spencer(通称M&S)などの大手スーパーでは、朝から晩までサンドイッチが冷蔵棚を彩っています。
特に定番なのは:
- チキンマヨネーズ
- エッグ&クレス(卵とカイワレ)
- プラウマンズ(チェダー・ピクルス・レタスなどが入った“英国らしい”サンド)
- BLT(ベーコン・レタス・トマト)
価格帯は£2〜£3前後。Meal Deal(ミールディール)と呼ばれるセット(サンド+ドリンク+スナック)で£3〜£4.5というコスパの良さが魅力です。
ポイント
イギリスのスーパーのサンドは「サクッと食べたい」「外食ほどの出費はしたくない」時にちょうどいい。冷蔵棚で見た目にも楽しく、ヘルシー志向のものからジャンキーなものまで揃っています。
◼️ Pret A Manger:健康志向派の救世主
通称「プレット」と呼ばれるこのチェーンは、街の中心部ならどこでも見かけるほどメジャー。
特徴は:
- 添加物少なめ、新鮮な素材
- ヴィーガン・ベジタリアン対応メニューの豊富さ
- サンドイッチ、ラップ、サラダ、スープまで幅広く展開
例えば:
- アボカド&ハーブチキンのサンド
- ホットチポトレチキンラップ
- スパイシーファラフェルサラダボウル
トレンドを押さえたラインナップで、体に気を遣いたい日にも◎。
◼️ Greggs:庶民派の味方
イギリス人のソウルフード「ソーセージロール」で有名なGreggsですが、実はサンドイッチも侮れません。
- ロールパンタイプのサンドイッチ
- チキンベーコンバゲット
- ベジタブルパスティ(パイ)
しかも安い。1つ£2〜£3台で、温かいものも手に入ります。最近ではヴィーガンロールも登場し、若年層や健康志向層のファンも増加中。
🥗 サラダボウルで“罪悪感ゼロ”ランチを
「なんとなく胃が重い」「昨日食べすぎた」そんな日にピッタリなのが、サラダボウル系ランチ。
◼️ PretやLeonの“温野菜+プロテイン”ボウル
Pretでは以下のような構成のボウルが人気:
- 玄米+ローストチキン+アボカド+グリーンリーフ
- ケール+スウィートポテト+フェタチーズ
Leon(レオン)は“ナチュラル・ファストフード”を掲げるチェーンで、タイ風カレーのボウルや、豆ベースのヴィーガンメニューも豊富。
値段は£5〜£8ほどですが、「食べた感」がしっかりあります。
◼️ スーパーでも買える!ひんやり系サラダ
TescoやM&Sでは、冷蔵コーナーにパスタサラダやコールスローなども並びます。
- コロネーションチキンサラダ(カレー風味のマヨ和えチキン)
- ハイプロテインボウル
- ビーガン対応パスタサラダ
忙しいときの“サラダで済ませよう”ニーズにぴったり。
🥣 スープ文化、じわじわ拡大中
イギリスでは、秋冬になると急にスープの存在感が増します。
◼️ カフェチェーンの日替わりスープに注目
PretやCosta、Caffè Neroでは、季節限定スープや日替わりスープが提供されています。
- トマト&バジル
- チキンヌードル
- ブッチャーズベジタブル
パン付きのセットで£3〜£4台。冷えた身体に染み渡るやさしさ。
意外なトリビア:イギリスでは“スープとサンドイッチ”のセットをSoup & Sarnieと呼ぶことも。
🍞 温かいトースティ&パニーニ
冷たいサンドよりもうちょっと満足感が欲しい…というときは、温かいトースティ(Toasty)やパニーニが人気です。
◼️ カフェで頼むホットサンドの魅力
CostaやNeroでは以下のようなメニューが定番:
- チキン&モッツァレラのパニーニ
- ハム&チーズのトースティ
- ヴィーガンBBQジャックフルーツサンド
出来立てをその場で提供してくれることが多く、寒い日には特に嬉しい選択肢です。
🍙 アジア・エスニック系が今アツい!
都市部を中心に、ここ数年で急増しているのがアジア系・エスニック系の軽食チェーン。
◼️ Itsu、Wasabi:寿司もラーメンも!
イギリスの「なんちゃって寿司」もだいぶ進化してます。
- サーモンロールやカリフォルニアロール
- 照り焼きチキン丼
- 焼きそばやヌードルスープ
手軽に食べられるし、意外と栄養バランスも取れていて「今日はアジアごはん気分」の救世主。
◼️ バインミー、キンパ、チャイニーズボックスも!
ロンドンのフードコートやマーケットでは:
- ベトナムのバインミー
- 韓国のキンパ
- チャイニーズ式テイクアウト(炒飯+肉料理)
といった、ストリート系のランチも人気急上昇中。多国籍文化が根付いているイギリスならではのランチスタイルです。
✅ シーン別・おすすめランチまとめ
シチュエーション | おすすめランチスタイル |
時間がない | スーパーのサンド or Greggs |
健康に気を遣いたい | Pretのボウル or サラダ |
寒くて温まりたい | Costaのスープ+トースティ |
気分を変えたい | アジア系(寿司・バインミーなど) |
最後に:ハンバーガーじゃなくても、ちゃんと楽しめる!
イギリスのランチ事情、いかがでしたか?
「どうせハンバーガーばっかでしょ?」と思っていた人こそ、現地でそのバリエーションに驚くはず。
コスパ良く、時短で、しかも飽きずに食べられる選択肢は意外と豊富です。
観光中の軽食にも、留学・出張中のルーティンにも、ぜひ“ハンバーガー以外のランチ”を試してみてください!
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