【スペイン・マヨルカ島】イギリス人学生が暴行を受け死亡|観光地で増える外国人トラブル【2025年最新版】

スペイン・マヨルカ島マガルフの夜のクラブ街で警察官が警備にあたる様子。ネオンに照らされた通りを歩く観光客とパトカーのライトが印象的な夜景。

公開:2025年10月10日 | 最終更新:2025年10月10日 | 英国生活編集部

2023年6月、スペイン・バレアレス諸島のマヨルカ島(Mallorca)で、 英国人大学生が暴行を受け死亡する事件が発生しました。 美しいビーチとナイトライフで知られる観光地での悲劇は、ヨーロッパ全体での 「若者の安全」と「観光地の治安問題」を再び浮き彫りにしました。

出典: The Guardian – British student dies after assault in Majorca

事件の概要

被害者はイギリスの大学に通う22歳の男性学生で、友人グループとマヨルカ島を旅行中でした。 深夜、人気のクラブエリア「Magaluf(マガルフ)」付近で地元の若者グループと口論となり、 その後暴行を受けて倒れ、病院に搬送されましたが命を落としました。

スペイン警察(Guardia Civil)は事件直後に複数の容疑者を逮捕し、 殺人容疑で捜査を継続。監視カメラ映像から、被害者が逃走を試みた際に追い詰められたことが明らかになりました。

マヨルカ島の治安と観光地のリスク

マヨルカ島は通常、観光客にとって安全なリゾート地ですが、 夏季(6〜9月)はヨーロッパ中から若者が集まり、クラブ街での飲酒トラブル・暴力事件が急増します。 特にMagaluf地区は「party island(パーティー島)」と呼ばれ、 英・独・北欧からの観光客が多く、夜間は警察も警戒を強めています。

スペイン警察の報告では、2023年夏だけでマヨルカ島内で外国人が関係する暴力事件が前年比28%増となりました。 El Mundo紙でも 「観光地の過剰飲酒が治安悪化の一因」と報じています。

観光地で起きる典型的なトラブル

  • ナイトクラブ周辺での口論・乱闘
  • アルコール過多による転倒・事故
  • 現地住民との小競り合い(騒音やマナーをめぐる)
  • スリ・置き引き・詐欺

旅行者が取るべき安全対策

  • 夜間は単独行動を避け、友人同士で行動する
  • 飲酒を控えめにし、トラブルを避ける
  • 現地住民との不要な口論を避ける
  • 貴重品は最低限にして外出する
  • トラブル発生時は即座に警察(112)へ通報

英国政府の対応と警告

英国外務省(FCDO)は、事件を受けて Spain: Safety and Security のページで「夜間の繁華街での暴力事件に注意」と明記。 マヨルカ島のクラブエリアでは特に若者同士の暴力トラブルが多発していると警告しています。

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よくある質問(FAQ)

マヨルカ島は危険ですか?

基本的には安全なリゾート地ですが、夜間の繁華街(Magalufなど)では飲酒絡みの暴行事件が発生しています。 夜の単独行動や口論は避けましょう。

事件後、英国大使館はどう対応していますか?

在マドリード英国大使館が現地警察と連携し、遺族への支援や法的サポートを行っています。 British Embassy Madrid

※本記事は現地報道および公的情報をもとに2025年時点で構成しています。 最新情報はスペイン警察および英国政府公式サイトをご確認ください。

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