ロンドン午前0時を迎えたとき、日本は何時なのでしょうか。
中学校の地理の時間に東京とロンドンの時差は9時間と習いましたが、実際の時差は夏は8時間、冬は9時間というのが正しい答えです。
夏と冬で時差が変わる?
なぜ夏と冬で時差が変わるのかといいますと、イギリスに夏時間と冬時間があるからです。
夏時間と冬時間がなぜ始まったのかを調べてみると、20世紀の前半に日照時間の長い夏に時計を1時間ずらし、太陽の光の下で働く時間を長くすることで電気代(燃料)を節約するのが目的だったと言われています。
しかし、農場など外で働く人がほとんどだった時代に作られたサマータイムシステムを、オフィスの中で9時-17時で働くようになった現代社会にこのシステムは必要ないんじゃないかという意見も多く、サマータイムを無くす無くさないでの議論が今も続いています。
夏時間と冬時間の境目はいつ?
私は基本的にサマータイムには賛成で、季節の移り変わりのはっきりしないこの国で夏と冬の境目があったほうが気持ちの切り替えがうまく行くような気がします。
では、夏時間と冬時間の境目はいつなのでしょうか。
夏時間の始まりは、3月の最後の日曜日で、正確には3月の最後の土曜日から日曜日に日が変わる午前0時。
冬時間は、10月の最後の日曜日で変わるタイミングは夏時間と同じ日曜日に日付が変わる午前0時になります。
ロンドン基準で東京のの現在時刻を割り出す計算方法
ロンドンと東京の時差というのは、ロンドンが午前10時のとき、東京は午後19時ということになり、単純にロンドン基準で考えると10+9時間=19時が東京時間となります。東京基準で考えた場合は、逆の引き算になります。
今は、スマホがあるので、スマホのワールドクロックを見れば、東京が何時かすぐにわかりますが、昔の癖で今でも足し算しているときがあります。
9時間時差があると、年越しの際に東京で年が明けるのが9時間早いので、フェイスタイムをしていると日本での年越しを映像で見た9時間後にロンドンで年が明けるので毎年2回年越しをした気分になります。毎年2歳年老いている気分になって少し萎えますが…。
時差ボケがしんどい
夏は8時間、冬が9時間の時差があると日本からロンドンに来た時の時差ボケが、とにかくしんどいんです。
時差ボケの主な症状としますと、ロンドンに到着後約1週間は時差ボケに悩まされる。午後の15時以降がかなり眠くなりつらい。夜早く就寝しても遅く就寝しても朝3時か4時には目が覚めて、そこから眠りに戻れない。などの経験を皆さんしています。ちなみに時差ボケというのは1日1時間修正されるらしいので夏は8日間、冬は9日間かかって普通の状態になるそうです。ですのでロンドンに観光に来る際は最低でも10日間は有休を使ってこられることをお勧めします。
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