イギリス警察の闇:71万件のレイプ事件のうち、起訴はたった0.3%

イギリスで公共交通機関内の痴漢被害に遭う女性を描いたイラスト。被害者が『STOP』と訴え、周囲の乗客が注目している様子を表現。

イギリスでは痴漢で逮捕された人はいるのか?

これに関しては「神のみぞ知る」です。
というのも、イギリスの場合「性的暴行(Sexual Assault)」という大きな括りの中に痴漢が含まれており、実際に逮捕された人の詳細を知っているのは、取り調べを行った警察だけなのです。

ただし、一般的に公表されたデータ自体は警察から発表されています。


性的暴行とレイプの違い

「性的暴行(Sexual Assault)」と「レイプ(Sexual Offence)」は異なります。

データによると、性的暴行の被害を受けたと推定される人の数は年間約90万人(2025年)と言われています。
そのうち、警察に報告されたケースは約20万件。
さらに、その中で起訴されたのはわずか8700件です。

この数字から分かるのは、イギリスの警察が性的暴行に関して真剣に取り組んでいないということです。
つまり、「犯罪ではあるが、大目に見ている」という姿勢が見え隠れしています。


性的暴行を軽視する風潮

確かにイギリスには、もっと凶悪な犯罪が存在しますし、犯罪件数も桁違いに多いです。
しかし、性的暴行を軽視しているからこそ、「強姦も大丈夫だろう」と考える愚かな犯罪者が出てくるのではないでしょうか。

感覚が完全にずれています。

  • 殴ってもいいけど、殺したらダメ。
  • 触ってもいいけど、性行為はダメ。
  • 一杯飲んで運転してもいいけど、事故ってはダメ。
  • マリファナはいいけど、コカインはダメ。

警察が人手不足で手が回らないのは理解できます。
しかし、だからといって凶悪犯罪者を多く検挙しているかというと、まったくそんなことはありません。


レイプ事件の実態

2025年、イギリス警察で記録されたレイプ事件は約71万5000件
そのうち、起訴・召喚されたのはたった2140件です。
そして、実際に逮捕された人数は公表されていません。

これは恐ろしい数字だと思いませんか?

被害者が「レイプされた」と訴えているのに、起訴に至るのは3%未満。
さらに、実際に逮捕された件数は、おそらく年間100件にも満たないのではないかと考えられます。

もし71万5000件のレイプが年間で起きていて、そのうち71万4900人の加害者が今も普通に生活しているとしたら……
皆さんはどう思いますか?

イギリスは、恐らく性犯罪全体を軽視している国なのでしょう。


殺人事件との比較

さて、気を取り直して殺人事件について見てみましょう。
さすがに殺人に関しては、警察もある程度は頑張っているでしょう。

ただし、データは2022年までしか公表されていないので、その年の数字を使います。

  • 殺人の被害者数:696人
  • 起訴された人数:414人
  • 有罪判決を受けた人数:318人

つまり、45%の容疑者が有罪となったという結果です。

この数字をどう見るか。
裏を返せば、2022年に人を殺したうち378人が、今も何食わぬ顔であなたの隣で生活している可能性があるということです。

これで、イギリス警察の無能さが分かるのではないでしょうか。


警察官の実態と意識

私の知り合いにも警察官がいますが、「ロンドンでは絶対に勤務したくない」と話していました。
理由は「非常に危険な目に遭うから」だそうです。

おそらくイギリスの警察官の多くは、
「他にできる仕事がなかったから警察官になった」
という、単なる職業意識で働いている人が大半なのでしょう。


警察官の志望動機アンケート

ここで興味深いアンケート結果を紹介します。
実際に警察官になった人の「動機」についてです。

主な動機・理由

  1. 地域社会に貢献したい/人を助けたい
    多くの応募者が「地域の安全を守り、困っている人の役に立ちたい」「犯罪を減らしたい」と考えています。
    例:アンケートで「公共のために働きたい(serving the public)」と答えた人が約72%というデータがあります。
  2. 仕事が毎日違って面白そう/チャレンジがある
    単調な仕事ではなく、変化に富んだ現場・緊急対応・多様な事件に魅力を感じる人が多いようです。
  3. キャリア・成長・研修制度/安定した雇用を求めて
    トレーニング、昇進ルート、福利厚生、年金制度など、安定した職業としての魅力があります。
  4. 使命感・ヒーロー的な要素/影響を与えたい
    少数ながら、「ヒーローになりたい」「警察官に憧れていた」という動機も見られます。
  5. 多様な背景から参加したい/社会を変えたい
    特に女性や少数民族などが「警察にもっと多様性を」と考えて応募するケースもあります。

イギリス人の国民性と警察への要望

このアンケート結果には、イギリス人の国民性がよく表れています。
とにかく教科書通りの回答をするのです。
本音は決して話さない。

そんなことよりも、私は声を大にして言いたい。

「ちゃんと国民を危険から守ってください」

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