ロンドンではカビ、湿気対策をしないと大変なことになる

ロンドンでは1年中に渡って東京の梅雨の時期と同じぐらいカビに悩まされます。
建物自体が通気性を考慮したつくりになっていないことと、日照時間が原因だといわれています。
マンション(フラット)の多くはお風呂に窓がないうえに、換気の機能が恐ろしいほど弱いためすぐにカビが生えてしまいます。カビが生えると衛生的にも良くないし、見た目も良くありません。
カビは建物の構造上の問題だから住んでいる人にはまったく責任はないと思っていいませんか?
入居時にカビが既に生えていた場合は別として、基本的にカビは住んでいる人の責任となり、退去時にデポジットから多額の補修費として引かれますのでご注意ください。カビの範囲によっては補修費が数千ポンドになることもあります。
では、カビに関してどういった対策をすればいいのか。
日常的な行動でできるカビ対策、お金をかけてするカビ対策をお教えします。

換気は、頻繁にするべし

これは基本中の基本。
ロンドンは雨が多いし、1年中を通して寒い日が多いのであまり窓は開けたくないのは理解できますが、構造上通気性が悪いうえ、壁紙、壁材なども通気性の良いものは使われていないので1日最低1回30分~1時間ぐらい窓を開けて換気しましょう。

窓がないバスルームの場合はドアを最低1時間は開けておく

窓がないバスルームは空気の逃がしどころが一切ないうえに、換気扇は音だけうるさく空気を吸い込んでいる気配さえないのがロンドンの換気扇。
シャワーや入浴後はドアを開けておきましょう。

窓の結露は、1日2回はふき取る

これが一番厄介なカビの原因です。
ロンドンの一部の地域では、窓が2重(ダブルグレージング)でなく1重(シングルグレージング)の家もあります。
冬場、中と外の気温差によって結露が発生して、窓の周りにカビが生えてしまいます。これに関しては換気を小まめにするか、窓の結露に気づいたときはすぐにふき取る等の対策をしましょう。もしフラットなどで暖房費が家賃に含まれているという方は、冬は1日中暖房をつけた状態で部屋をなるべく乾燥させるようにしましょう。

ロンドンでは除湿器を購入する

日本では加湿器がよく売れていますが、ロンドンでは除湿器がよく売れています。家の中に地下室や北向きの窓しかついていない部屋は、カビがよく生えるので除湿器を置いてカビ対策をしているからです。
私もフラットの1階に住んでいるので除湿器を使っております。
除湿器は、湿気を取り除いてくれると同時に洗濯物を乾かすのにも役立ちます。乾燥機は服に変なにおいがつくので、使わない人が多く部屋干しをする際に除湿器を使うと早く乾きます。
お勧めの除湿器はこちらです。

カビがバスルーム以外の部屋で壁ではなく天井や床に生えてきた場合は、どこからか水漏れしている可能性があります。大家さんにすぐに連絡して見てもらいましょう。

カビがありえないところに発生するのがロンドンの怖さです。
とにかく換気を徹底することです。
カビは、敷金を失うだけではなく、病気の原因にもなりますので、カビ対策はしっかりやりましょう。

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