イギリスの不動産仲介の仕組みとは
イギリスの不動産仲介の仕組みは日本のものとは少し違います。
何が違うのか順に説明します。
初期費用の違い
イギリスの場合 | 日本の場合 | |
---|---|---|
仲介手数料 | なし | 家賃0.5~1か月分 |
礼金 | なし | 家賃1カ月分 |
敷金 | 家賃5週間分 | 家賃1カ月分 |
更新料 | なし | ある場合もある |
表を見てもわかりますように、イギリスの不動産会社には手数料や礼金を支払う必要はありません。
法律で家主と賃借人の双方からお金をとれないことになっているのです。
賃貸物件の内見
イギリスの場合 | 日本の場合 |
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その会社が扱っている物件のみの内見が可能 | 市場に出ている物件はどれでも内見可能 |
補足で説明しますと、イギリスの不動産会社は会社によって案内している物件が違うのです。
そのため日本のように、1つの不動産会社にいってみたい物件をすべて見ることはできないのです。
賃貸の契約について
イギリスの場合 | 日本の場合 | |
---|---|---|
解約通知 | 30~60日前 | 30日前 |
途中解約 | できない | できます |
違約金 | なし | あり |
敷金の使いみち | 明確なルールなし | 明確なルールあり |
禁止事項 | タバコ、ペット等 | 物件によりけり |
解約通知は何も言わなければ60日前になります。
途中解約はできるのですが、何も言わないと途中解約ができない契約になってしまいます。
敷金の使いみちですが、日本ではどんな修繕日に使っていいかどうかが法律で決まってますが、イギリスは明確な決まりがありません。
つまり家主次第で敷金が使われてしまうということです。
賃貸物件の退去時にトラブルになる確率は?
禁止事項にペットとタバコと書きましたが、ペットは家主が同意さえすれば問題ありません。タバコは基本的にダメだと思ってください。
物件の検索をしましょう
イギリスの不動産仲介の仕組みを理解したらさっそく物件の検索をしましょう。
先ほど不動産会社によってあつかう物件が違うことは説明しました。
では、どうやってロンドンに数百社あると言われいてる不動産会社から自分にあった物件を探すのでしょう。
不動産会社のウェブサイトを1件1件閲覧して探さないといけないのでしょうか。
そんな必要はありません。
RightmoveとZooplaを使う
イギリスには、賃貸住宅市場に出ている物件を検索できるウェブサイトRightmoveとZooplaがあります。
この2つのウェブサイトは自分の希望条件を入力すれば検索結果を表示してくれます。
あとは内見したい物件を選びメールか電話で問合せして内見の予約をするだけです。
面倒なので日系不動産会社に連絡
英語に自信がない方もご安心ください。
ロンドンには日系の不動産会社が数社あります。
日系の不動産会社は希望条件をいえば、条件に近い物件を紹介してくれます。
ロンドンにある日系不動産会社
ロンドン東京プロパティサービス
ジャパン UK プロパティー
サヴィルズ UK
ジャパンプロパティサービス
何が違う日系不動産会社と英系不動産会社