イギリス政府がほぼ全土のエリアを警戒レベル4に引き上げ

イギリスで過去24時間以内に確認された新型コロナウィルスにより感染者と死者の数は下記のとおりです。

新規感染者50,023人
死者981人

死者に関しては4月24日以降最多の数となりました。
これを受けイギリス政府はセカンダリースクール(11歳~16歳まで)の新学期のはじまりをもともと1月4日からだった予定を先週の時点で1月11日に遅らせ、さらに今日1月18日遅らせるという発表をした。
なお、小学校の新学期のはじまりに関しては1月4日の予定で変更はない。

ワクチン接種の公表が裏目にでている

イギリスは12月8日にはじまったファイザー製薬のワクチン接種。
さらにアストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンの接種が1月4日からイギリスの保健相ハンコック氏やメディアがワクチンを救世主のようにあつかい、もう今後何の心配もないというようなコメントを公の場で繰り返すことにより国民の警戒心がとけ人々がショッピングなどにくりだす結果となった。
事実、12月16日より警戒レベルが4となったロンドンではレストランやパブは開けてはいけないことになっていたが多くのレストランは開いていてお客さんも普通に食事している。

今後イギリスが直面する問題

ワクチンの接種がはじまるのは素晴らしいことだが、アストラゼネカのワクチンも2回接種して90%の効果がある。
1回の接種ではウィルスに感染しない可能性は60%。
2回目の接種は1回目の接種から12週間(約3カ月)後。
感染の可能性が減るが感染する可能性もある。
12月中旬から感染者が急増したので重症化した人たちが病院にくるのが1月の初旬から中旬にかけてとなる。
現時点でイギリスの新型コロナウィルス患者は第1波を超えたのでひっ迫していることは確実。
つまり病院に入院できない重症患者が増えることになる。
政府はどういった対応を考えているのだろうか。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA