英国ついにコロナ規制をすべて撤廃

今や、テレビをつけても、ネットでニュースをみても、ツイッター、インスタなどのSNSでも、ロシアとウクライナの話題で持ちきりだ。
私も、ロンドンにウクライナ人の友達がいるので、とても他人事とは思えない。
英国のロシアやウクライナとの関係は、日本とのよりも深いのでニュースでの取り上げかたも違う。
メディアはここぞとばかりに、もっとウクライナに対して支援をしたり、ウクライナからの避難民を受けれるべきだと政府や政治家をたたいている。
戦争が始まったころ英国政府はウクライナからの避難民を200人ぐらいは受け入れてもいいようなことを言っていたが、メディアからたたかれてそのあと750人まで枠を増やし、最近やっと英国に家族がいるひとにかぎり4000人という枠に広がった。
それには政治家がロシアの富豪からお金をたくさんもらっているという背景があるからだ。
でも今日はそんな話ではなく、戦争の影にかくれ鳴りを潜めてしまったコロナウィルスの話です。

今、英国のコロナウィルス事情はどうなっている?

英国政府は、2月下旬にコロナウィルスに関するほぼすての規制を撤廃した。
ほぼすべてというのは、公共の場(屋内)でのマスク着用、公共交通機関(駅を含む)を利用する際のマスク着用、コロナウィルス感染者との濃厚接触者への自主隔離などの規制が撤廃された。
現時点で、残っている規制とはなにかといいますと、コロナウィルスの症状がでているひとが、コロナウィルスの検査(簡易検査とPCR検査)で陽性と判断されたひとは10日間の自主隔離をしなければいけないというものと、外国から英国にくるひとがその国を出発する前と英国に到着したあとにPCRテストを受けないといけないというものの2つだ。
上の2つの規制の1つである外国を出発する前の検査と到着後の検査に関しての規制が、3月18日(金)の午後4時で撤廃される。
すべての規制の撤廃ではなく、まだ、コロナウィルスに感染した人は10日間の自主隔離をしなくちゃいけないのではないのか?
その通りなのですが、実際にコロナウィルスに感染しても検査をする必要がないので、ただの風邪とかインフルエンザのような扱いになるのです。
風邪やインフルエンザに感染して具合が悪くなったら仕事や学校を休みますよね。
でも、具合が悪くなっても病院に行くひとと行かないひと、仕事や学校を休むひとと休まないひとがいる。
コロナウィルスが発生する前ってそんな感じでしたよね。
英国はそうすることにしましょうってことになったのです。
私も最近はスーパーや電車でマスクをすることはなくなった。
昔から日本にいたときも花粉症の時期でさえマスクをしていなかったので、正直マスクをしなくてよくなってほっとしている。

英国のコロナウィルス感染者数は減っているのか?

3月14日時点でのコロナウィルスの感染者数ですが、過去7日間の合計が44万4千201人なので1日あたりの平均が6万3千人ぐらいで、死者に関しては過去7日間の合計が726人なので1日あたり100人以上は死んでいることになる。
それでも一時期に比べればかなり減ったほうである。
ちなみに英国で確認されたコロナウィルス感染による死者数の合計は現時点で18万4千458人、20万人に迫る勢いだ。
日本でも経済か人命かなんて議論を今でもしているのを聞くが、英国はとうの昔に経済を優先する道を選んだある意味「本当の先進国」と言えるのではないだろうか。


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