
日本では、美容師になるには国家試験をクリアし、専門学校でしっかりとした教育を受ける必要があります。国家資格があるからこそ、技術が保証され、安心して髪を任せられます。しかし、世界中どこでも同じようなシステムがあるわけではありません。
例えば、イギリスではどうでしょうか?
驚くことに、イギリスの美容院では「資格なし」の美容師が普通にハサミを握り、髪を切っています。「え?無資格で髪を切ってもいいの?」と日本人の感覚では驚くかもしれませんが、これはイギリスではごく普通のことです。確かに美容師の資格制度は存在しますが、必須ではなく、業界全体としての規制も緩めなのです。
イギリスで美容師になるのは超簡単!?
イギリスで美容師になるためには、専門学校に通って資格を取る道もありますが、実は「資格なし」でも経験さえあれば美容師として働けるのです。美容師になるためのトレーニングコースもありますが、数カ月の短期間で終了できるものがほとんど。つまり、日本のように何年も勉強し、試験に合格しないと美容師になれないという厳しいルールはありません。
また、美容師として働きながらスキルを身につける「見習い制度」も一般的。サロンに入ってアシスタント業務をしながら学び、一定の経験を積めば、一人前の美容師として独り立ちできるのです。
つまり、
- しっかりしたトレーニングを受けたプロもいる
- ぶっつけ本番で技術を磨いた即席美容師もいる
- 資格はあるけど実力がない美容師もいる
という、かなりカオスな状況なのです。
油断すると悲惨な髪型に!?イギリス美容院の実態
このようにイギリスの美容院にはさまざまなレベルの美容師がいるため、お店選びを慎重にしないと大変なことになります。
例えば、
- 「こんなはずじゃなかった!」 … オーダー通りに切ってもらえず、思わぬ奇抜ヘアに。
- 「左右非対称!?」 … 鏡を見てびっくり、左右の長さがまったく違う。
- 「まさかの耳負傷」 … カット中に耳をハサミで切られるなんてことも。
- 「カットはできるがセンスがない」 … 一応形にはなるが、野暮ったい仕上がり。
日本のように、ある程度どこに行っても一定の技術が保証されるわけではありません。むしろ「ハズレを引く可能性が高い」と言っても過言ではないのです。
有名サロンでも安心できない!?
「それなら有名な美容院に行けば安心じゃない?」と思うかもしれませんが、実はイギリスではそうとも限りません。高級サロンでも「無資格」の美容師が混じっていることがあり、料金が高いからといって技術が保証されているわけではないのです。
さらに、予約システムがあいまいだったり、時間通りに対応してくれなかったりと、サービス面でも「ゆるさ」が目立ちます。
じゃあ、どこに行けばいいの?
では、イギリスで美容院に行く際に「失敗しない方法」はあるのでしょうか?
実は、 個人経営の小さなサロンや床屋の方が当たりの確率が高い という傾向があります。
チェーン店や有名店よりも、個人で経営している美容院では、経験豊富な美容師が一人や二人でしっかり施術をしてくれることが多く、質の高いサービスを受けられる可能性が高いのです。
また、以下のポイントを押さえておくと失敗のリスクを減らせます。
イギリスで美容院を選ぶときのコツ
- 口コミをチェック:GoogleレビューやSNSでリアルな評判を調べる。
- 指名できるならする:経験豊富なスタイリストを指名できるサロンを選ぶ。
- 事前カウンセリングをしっかり:希望のヘアスタイルを写真で伝える。
- 現地の日本人経営サロンを探す:ロンドンなどには日本人美容師がいるサロンも!
まとめ:イギリスの美容院は慎重に選ぼう
イギリスでは、美容師の資格が必須ではなく、未経験でも働けるという驚きの実態があります。そのため、日本の感覚で適当にお店を選んでしまうと、予想外の髪型になってしまうことも。中には素晴らしい美容師もいますが、選び方を間違えると「大事故」になりかねません。
イギリスで美容院に行く際は、口コミや評判をチェックし、小規模な個人店を狙うのが賢い選択。しっかりと下調べをして、自分に合った美容師を見つけましょう!
コメント