「夜中に小腹が空いたら何を食べる?」
日本人にこの質問をすると、かなりの確率で返ってくる答えがカップラーメンだ。
一方、イギリス人に同じ質問をすると、返事は驚くほどあっさりしている。
「シリアルかな」。
冗談のように聞こえるが、これはかなり本当だ。
イギリスではシリアル=朝食専用ではない
日本ではシリアルは
「朝、時間がないときに食べるもの」
というイメージが強い。
しかしイギリスでは、シリアルはもっと自由な存在だ。
- 朝食
- 軽い昼食
- 夜食
- 何も作りたくないときの保険
冷蔵庫に牛乳があり、棚にシリアルがあれば、とりあえず生きていける。
それくらい生活に溶け込んだ食べ物なのだ。
夜食にシリアルを選ぶ理由①:圧倒的に軽い
夜中に食べるものとして、カップラーメンは
- 温かい
- 満足感がある
- 罪悪感がある
という、良くも悪くも「重たい」存在だ。
イギリス人にとって夜食は、
「お腹を満たす」より
「空腹を落ち着かせる」
ためのもの。
牛乳+シリアルは消化も早く、量も調整しやすい。
寝る前にちょうどいい軽さなのが強い。
理由②:火を使わない=夜の正義
深夜に
- お湯を沸かす
- 音を立てる
- キッチンを汚す
これらは、イギリスの家庭ではわりと面倒くさい行為だ。
シリアルなら
- ボウル
- シリアル
- 牛乳
以上。
3ステップ、1分以内。
「眠い・腹減った・でも面倒」
という夜の感情に、これ以上ないほどフィットしている。
理由③:シリアルの種類が異常に多い
イギリスのスーパーに行くと、シリアル売り場の広さに驚く。
- 甘い
- 健康志向
- チョコ系
- フルーツ系
- 子ども向け
- 大人向け
同じ「シリアル」でも、ほぼ別ジャンルの食べ物が並んでいる。
今日は軽く、今日は甘く、今日は罪深く。
気分で選べるから、夜食としても成立する。
じゃあイギリス人はカップラーメンを食べないのか?
食べないわけではない。
ただし位置づけが違う。
カップラーメンは
- アジア系スーパーで買う特別枠
- 夜食というより「ジャンクなご褒美」
- 二日酔いの救世主
という扱いになりがちだ。
日本のように
「家に常備されていて、夜中に当然のように食べる」
という感覚は、そこまで一般的ではない。
日本人が夜にラーメン、イギリス人が夜にシリアルな理由
これは味の好みではなく、生活リズムの違いだ。
日本
→ 夜でもしっかり食べる文化
→ 温かいもの=安心
イギリス
→ 夜は軽く済ませる
→ 手間をかけない=正義
だから、
日本人にとっての「夜のカップ麺」が、
イギリス人にとっての「夜のシリアル」になる。
結論:本当です(しかもかなり自然)
「夜中にシリアル?」
と驚く日本人は多いが、イギリスではごく普通。
彼らにとっては、
シリアルは朝食ではなくライフライン。
文化が違えば、夜食も変わる。
そう思って見ると、ちょっと面白くないだろうか。










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