
ロンドンは世界でも生活費が高い都市のひとつです。2025年現在、家賃高騰、光熱費・食料品価格の上昇、交通コストも無視できません。本記事では、家賃・食費・交通・光熱費・通信・娯楽など、主要な支出カテゴリごとに最新データをもとに実態を解説し、節約のヒントも紹介します。留学生・ワーキングホリデー・赴任者など、実際に暮らす方が使える情報を重視しています。
生活費の概要
単身者が家賃を除いて暮らす場合、月額でおおよそ £1,000~1,300(=1,300~1,700ポンド相当、換算レートにより変動) 程度とされる見積もりがあります。
ただし、家賃を含めた総額では地域・物件のグレードによって差が大きく、中心部(ゾーン1〜2)だと月額 £2,500~£4,000 を超えるケースも珍しくありません。
家賃(賃貸/シェア)
- 中心部(ゾーン1〜2、1ベッドルーム):£1,750~£3,000/月
- 郊外・ゾーン3〜5:£1,200~£2,000/月
- シェアハウスやルームシェア:1人あたり £600~£1,200/月
物件を選ぶ際には「家賃に水道・暖房費込みかどうか」「交通アクセス」「治安」などを総合的に判断することが重要です。
食費・外食費
- スーパーマーケットでの食材:月 £200~£350
- 外食(中価格帯レストラン):1食あたり £15~£30
- ファストフードやカフェ利用:£5~£10
自炊中心にするか、外食をどれだけ抑えるかで大きく差の出る分野です。
光熱費・通信費
- ガス・電気・水道等ユーティリティ:£100~£250/月
- インターネット(ブロードバンド):£25~£45/月
- 携帯電話(SIM契約):£10~£30/月
冬期の暖房費や電気使用量が高まる季節はコストが跳ね上がる傾向があります。
交通・移動コスト
- ロンドン地下鉄・バス定期(ゾーン1–2):約 £160~£190/月
- オイスターカード利用:1回あたり £2.70~£6 程度
- 自転車レンタル(Santander Cycleなど):1日 £2~£3
- ライドシェア・タクシー:短距離 £5~£15、長距離や深夜は割増あり
保険・医療・娯楽ほか
- 国民保健サービス(NHS):基本診療は無料だが処方薬などは自己負担あり
- 映画館・ジム・娯楽費:月 £30~£100以上
- 服飾・日用品:月 £50~£150
- 旅行・交際費:個人差大、月 £50~£200以上
節約のコツまとめ
- 中心部から少し離れた地域を選ぶ
- シェアハウス/ルームシェアを活用する
- 光熱費を抑える節電・断熱対策
- 公共交通の定期券や割引プランを活用
- 自炊中心・まとめ買いを活用する
- ジムや趣味は割引や学生割引を調べる
よくある質問(FAQ)
Q. ロンドンで快適に暮らすにはどれくらいの収入が必要?
A. 中心部なら年収 £40,000~£55,000 程度が目安とされています。
Q. 学生の場合の生活費は?
A. 家賃や食費込みで月 £1,800~£2,300 程度と見積もられています。
Q. 物件を選ぶときの注意点は?
A. 家賃にユーティリティ込みか、交通アクセス、契約条件(敷金・最低契約期間)を確認しましょう。
Q. インフレの影響は?
A. 食品・エネルギー価格はインフレで変動するため、予算に余裕を持つことが大切です。
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