計3度のロックダウンと4段階の警告レベル、レストラン、パブ、生活必需品以外の店舗の営業停止命令など、ありとあらゆる対策をとってきましたが、大きな成果は出せず、結局ワクチン接種しか感染拡大を抑えることができませんでした。
そんなイギリスが5月17日からついにほぼすべての規制が解除されることとなりそうです。
解除される規制は以下のとおりです。
- 屋外では30人まで集まってもいい
- 2つの別の家に住むひと同士なら家のなかなどで集まってもいい
- レストラン、パブ、カフェは屋内でのサービスを提供してもいいがテーブルのみ
- 室内のエンターテイメント施設、映画館、博物館などの再開
- 劇場、コンサート会場、スポーツ施設、スタジアムの再開、ただし入場制限あり
- 屋内でのスポーツイベント、入場者数1000人まで
- 屋外でのスポーツイベント、入場者数4000人まで
- 大きなスタジアムでのスポーツイベント(サッカーなど)、入場者数1万人まで
- エクササイズ、ヨガ教室などの再開
- サウナの再開
- 政府の安全エリアに指定された国への旅行
- ホテル、ホステルなどの宿泊施設の再開
- 30人までなら結婚式や披露宴を行ってもいいがダンスはしてはいけない
- お葬式をしてもいい
- 30人までならサポートが必要な集まりに出てもいい
- 老人ホームへ最高5人まで訪問してもいい
- 中学生以上はマスクをしなくてもいいが2週間おきの検査は継続
- 大学生の登校再開
- 近しい間柄(家族、親戚、友達)同士はソーシャルディスタンシングを守らなくてもいい
- ハグしてもいい
イギリスでは日本のように昨年の夏の数カ月間だけ飲食店に時短要請をしました。
しかし、感染者数はまったく減らず、逆に増加してしまったので営業停止命令を出してここまでやってきました。
数カ月ぶりに飲食店が再開するということで、おそらくこれから多くのひとがレストランやパブに殺到することになるでしょう。
ただ前回の飲食店再開のときとの大きな違いは国民の半分以上が1度目のワクチン接種をしたということです。
人々がマスクなしで街にくりだし、旅行に行き、ハグをし始めるのです。
やっとトンネルの出口が見えてきたという感じです。
少し気になるニュース
多くの国民が浮かれるなか、気になるニュースが入ってきました。
ランカシャー州のブラックバーンとダーウェンというエリアでインド株の感染が増えていて、政府は急遽このエリアにすむ18歳以上のひとすべてにワクチン接種を開始するというニュースです。
現在イギリスのワクチン接種の対象は40歳以上となっていますが、この一部のエリアだけ18歳以上と対象年齢を大幅に拡大しました。
それだけインド株は感染力が強く重症化しやすいということなのでしょうか。
いずれにせよ、油断は禁物です。
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