ラジエターがあまり温かくならない時の対処法

イギリスの賃貸物件でラジエターが温まらない時の対処法を説明する図。ラジエターの空気を抜く作業をしている手元の写真と手順が示されたデザイン。

賃貸物件でよく起こるラジエターの温まりが悪いトラブル

ロンドンなどイギリスの賃貸住宅では、冬になると「ラジエターがあまり温かくならない」「上の方だけ冷たい」などのトラブルがよくあります。十分に温まらないと部屋が寒くなるだけでなく、光熱費も無駄に高くなるため、早めの対処が大切です。この記事では、ラジエターが温まらない原因と、自分でできる簡単な改善方法をわかりやすく解説します。

なぜラジエターが温かくならないのか?主な原因4つ

  • ① ラジエター内部に空気が溜まっている:最も多い原因。温水が上まで循環せず、上部が冷たくなります。
  • ② サーモスタット付きバルブ(TRV)の不具合:バルブが詰まっていたり動作しないと温水が入らず冷たいままになります。
  • ③ ボイラーの水圧が低い:圧力が不足すると、家中のラジエターに温水が行き渡りません。
  • ④ 内部の汚れ(スラッジ)やバランスの問題:長年メンテナンスされていないと汚れが溜まり、暖まりが不均一になります。

ラジエターの空気を抜く(Bleed)手順

ラジエターの上部だけが冷たい場合、内部に空気が溜まっていることがほとんどです。次の手順で空気を抜きましょう。特別な技術は不要で、ラジエターキー(またはマイナスドライバー)があれば簡単に行えます。

  1. 1. 暖房をオフにして、ラジエターが冷めるまで待つ。
  2. 2. ラジエターの下にタオルや容器を置く。(少量の水が出る場合があります)
  3. 3. 上部にあるブリードバルブを探し、キーを差し込む。
  4. 4. 反時計回りにゆっくり回す。「シュー」という空気の音がしたらOK。空気が抜けていきます。
  5. 5. 水が出てきたらすぐにバルブを締める。
  6. 6. 暖房を再度オンにして、全体が均一に温かくなっているか確認する。

以下の動画では、実際にラジエターの空気を抜く手順がわかりやすく紹介されています。初めて行う方は、必ずこちらを見てから作業を始めましょう。

空気を抜いても温まらない場合のチェックポイント

  • ・TRVバルブ(温度調整バルブ)を確認:「0」や「Off」になっていないか確認し、数字の大きい方へ回します。
  • ・ボイラーの圧力を確認:一般的に1〜2バーが正常範囲です。低い場合は取扱説明書に従って加圧します。
  • ・複数のラジエターが冷たい場合:暖房システム全体に問題があるかもしれません。大家または管理会社に連絡し、専門業者に依頼を。
  • ・内部の汚れ(スラッジ):古い物件では、ラジエター内部に汚れが溜まり熱効率が落ちていることもあります。清掃(Powerflush)を業者に依頼するのが効果的です。

賃貸物件で注意すべきポイント

  • ラジエターを自分で修理・交換する前に、必ずオーナーまたはエージェントに報告する。
  • ブリード(空気抜き)は軽作業として許可されている場合が多いが、契約内容を確認しておく。
  • 修理が必要なのに放置される場合は、健康・安全基準に基づいて改善を求めることができます。

まとめ:ラジエターの不調は早めに対処を

ラジエターがあまり温かくならない場合、その多くは空気の混入が原因です。空気を抜くことで簡単に改善できるケースがほとんどですが、ボイラーやシステム全体に問題がある場合は、プロの点検が必要になります。寒い季節を快適に過ごすためにも、早めに状態を確認し、正しい方法で対処しましょう。

出典・参考:英国生活サイト「イギリス賃貸物件トラブル―ラジエターがあまり温かくならない時の対処法」

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