
イギリスではタバコに関する規制が厳しく、販売形態やパッケージ表示も日本と大きく異なります。旅行者や在住者にとっては「どんな銘柄が買えるのか」「日本のタバコとの違いは?」という点が気になるところです。この記事では、イギリスで売られているタバコの種類や強さ、日本からでも購入できる銘柄について詳しく紹介します。
イギリスで販売されている主なタバコブランド
イギリスでは紙巻タバコのほか、加熱式タバコや電子タバコ(Vape)も普及しています。ブランド名は世界共通ですが、ニコチン量やパッケージが日本と異なることが多いです。
- Marlboro(マールボロ):イギリスでも定番。味は全体的にライトで、赤・ゴールド・シルバーの3種類が主流。
- Rothmans(ロスマンズ):英国発祥のブランド。香りがまろやかで、軽めの吸い口。
- Dunhill(ダンヒル):高級感のあるブランド。濃厚な味わいで、フィルターが長く吸いやすい。
- Lambert & Butler(ランバート&バトラー):イギリスの代表的銘柄。しっかりとした喫味が特徴。
- Mayfair(メイフェア):比較的安価なブランド。喫煙者の間でコスパの良さで人気。
イギリスのタバコの強さと特徴
イギリスでは法律により、タール・ニコチンの具体的数値表示が禁止されています。そのため「ライト」「メンソール」といった表現も使われず、パッケージは無地のオリーブグリーンに統一されています。
- タール・ニコチン表示なし:感覚的にマイルド・レギュラー・ストロングの3分類。
- メンソール製品の販売禁止:2020年以降、メンソール入り紙巻タバコは販売禁止。
- 加熱式タバコ(IQOS・gloなど)は合法:ただし販売店は限られます。
- 価格帯:1箱(20本)で£14〜£16程度(2025年時点)。
イギリスのタバコは日本よりも高価格で、健康警告表示が大きく印刷されています。購入時はID提示(18歳以上)も必須です。
イギリスで購入できるタバコの種類
1. 紙巻タバコ(Cigarettes)
スーパーやコンビニではカウンター裏に保管されており、銘柄名を店員に伝えて購入します。陳列は禁止されています。
2. 手巻きタバコ(Rolling Tobacco)
愛好者が多いジャンルで、Amber Leaf や Golden Virginia が人気。経済的で、フィルターやペーパーを組み合わせて使用します。
3. 加熱式タバコ・Vape(電子タバコ)
IQOSやglo、ELF BARなどの電子タバコデバイスが販売されています。ニコチン入りリキッドは規制対象で、最大濃度がEU基準に制限されています。
日本からでも購入できるイギリスブランドのタバコ
近年は輸入代行やオンラインショップを通じて、イギリスやEU限定の銘柄を個人輸入することが可能です。ただし、輸入には数量制限と税関申告の義務があるため注意が必要です。
- Marboro Gold UK版:軽めの味わいで人気。海外通販サイトで入手可。
- Rothmans Blue:香りがまろやかで日本のライト層にも合う。
- Dunhill International:高級感があり、愛煙家から支持されるブランド。
個人輸入は、成人喫煙者が自己使用目的に限られます。非喫煙者への譲渡や販売は法律で禁止されています。
イギリスでの喫煙ルールと注意点
- 公共の屋内での喫煙禁止:パブ、レストラン、駅、ホテルなどは全面禁煙。
- 屋外喫煙は一部エリアのみ可:建物の入り口やバス停では控えるのがマナー。
- 罰金制度:違反すると£50〜£200の罰金が科される場合あり。
- 電子タバコも一部施設では制限:表示を確認して利用を。
まとめ
イギリスでは喫煙に対する規制が厳しく、販売価格も高めですが、ヨーロッパブランドのタバコを楽しむことができます。種類は豊富で、紙巻・手巻き・加熱式などスタイルに応じた選択が可能です。日本から購入する際は、個人輸入ルールを守り、安全・合法的に利用しましょう。
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