「オケラ」が現実である一方、勝ち残った人も確かに存在する
「イギリス人はなぜこんなにもギャンブルが好きなのか?」
この疑問は、ロンドンの街角に並ぶブックメーカー(賭け屋)を見れば、自然と湧いてくる。
実はイギリスにおけるギャンブルは、単なる娯楽ではなく、歴史・階級社会・日常文化と深く結びついた存在だ。
1. イギリス人がギャンブルを好む3つの理由
① 歴史が長く「紳士のたしなみ」だった
イギリスでは18世紀から競馬・カード・賭けが上流階級の社交の場で行われていた。
競馬は「王侯貴族のスポーツ」であり、賭けること自体が知性と度胸の証だった。
この文化は今でも残っており、
- 競馬
- サッカーの試合結果
- 天気・選挙・王室行事
まで、何でも賭けの対象になる。
② パブ文化と「小額ベット」
イギリスでは
「パブで1杯 → 小銭で賭ける」
という流れが自然だ。
重要なのは、最初から大勝ちを狙わない人が多い点。
1ポンド、2ポンドの賭けを“スパイス”として楽しむ文化が根付いている。
つまり多くの人にとってギャンブルは
生活を壊すものではなく、会話のネタ
…である(少なくとも理想的には)。
③ 国が認め、管理してきた
イギリスではギャンブルは長く合法かつ管理対象だった。
- 公営ギャンブル
- 厳しいライセンス制度
- 税金による国家収入
「禁止されていない=後ろめたくない」
この心理的ハードルの低さも、ギャンブル人口の多さにつながっている。
2. では、ギャンブルラーの末路は「オケラ」なのか?
結論から言えば、大多数はYESだ。
なぜオケラになるのか?
- 胴元(ブックメーカー)が数学的に有利
- 勝った記憶だけが残る「ギャンブラーの錯覚」
- 負けを取り戻そうとして賭け金が増える
統計的に見ると、長期的に勝ち続ける個人はほぼ存在しない。
イギリスには
- 破産
- 家庭崩壊
- 依存症治療
に至った実例が山ほどある。
「ギャンブル=夢」という幻想は、ほとんどの場合、現実に負ける。
3. それでも“勝ち残った”例外的な金持ちはいる
■ デニース・コーツ
彼女はギャンブルを「する側」ではなく「設計する側」に回った人物だ。
- オンラインブックメーカー bet365 の創業者
- 数学・統計・テクノロジーを徹底活用
- ギャンブラーの心理を分析し、胴元として成功
彼女は長年にわたり
イギリス最高額の年収を得た女性経営者として知られている。
👉 重要なのは
彼女は「賭け」で金持ちになったのではなく
ギャンブル産業で金持ちになった
という点だ。
■ 他にもいるが、共通点がある
ギャンブルで資産を築いた少数の人物には共通点がある。
- 感情で賭けない
- 数学的期待値を理解している
- 賭博そのものより市場構造を見ている
つまり
一般人が夢見る「一発逆転」とは真逆の思考だ。
4. 結論:イギリス人はギャンブル好きだが、幻想は見ていない
- ギャンブルは文化であり娯楽
- しかし「人生逆転手段」とは考えていない人が多数
- 本気でのめり込んだ人の末路は、残念ながらオケラが多い
- 金持ちになる例はあるが、胴元・仕組み側に回った人間だけ
一言で言えば
イギリス人は
「ギャンブルの現実」を知った上で遊んでいる民族
だと言えるだろう。










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