海外で生活していると、日本という国の良さを改めて感じる瞬間があります。
日本に住んでいる時は当たり前だと思っていたことが、海外ではまったく当たり前ではない。
電車が時間通りに来ること。
店員が丁寧に対応してくれること。
街が清潔であること。
落とし物が戻ってくること。
夜でも比較的安心して歩けること。
人が基本的に他人へ迷惑をかけないように行動すること。
日本人にとっては普通のことでも、世界的に見ればかなり特別なことです。
日本にも問題はたくさんある
もちろん、日本が完璧な国だというわけではありません。
給料がなかなか上がらない。
物価は上がるのに生活は楽にならない。
政治に不満を持つ人も多い。
少子高齢化も深刻です。
働き方や人間関係に息苦しさを感じる人もいます。
日本の中にいると、こうした問題ばかりが目につきます。
ニュースを見ても、SNSを見ても、日本はもう終わりだとか、海外の方が良いとか、そんな言葉をよく見かけます。
しかし、海外に出てみると分かります。
日本の問題は確かに存在する。
でも、それでも日本には他の国にはなかなか真似できない良さがあるのです。
当たり前の生活レベルが高い国
日本のすごさは、特別な贅沢ではなく、日常生活の質の高さにあります。
コンビニに行けば、安くて清潔でおいしいものが買える。
公共交通機関は正確で安全。
役所や銀行、病院などのサービスも、海外と比べればかなり整っています。
飲食店では、安い店でも最低限の接客と品質が保たれています。
日本人はそれを「普通」と思っています。
しかし、海外ではその普通が普通ではありません。
電車が遅れる。
店員が無愛想。
問い合わせをしても返事が来ない。
修理を頼んでも約束通りに来ない。
道路や公共スペースが汚い。
サービスを受けるたびにストレスを感じる。
そういう国で暮らすと、日本の「普通」がどれだけ高い水準なのかが分かります。
日本人は文句を言いながらも、日本を信じている
日本人はよく日本の悪いところを話します。
政治が悪い。
給料が安い。
社会が古い。
若者に希望がない。
海外の方が自由だ。
確かに、その通りの部分もあります。
しかし面白いのは、それでも多くの日本人が心のどこかで「やっぱり日本が一番いい」と思っていることです。
これは決して盲目的な愛国心ではありません。
日本に問題があることを分かった上で、それでも日本の生活の安心感、便利さ、秩序、人の丁寧さを知っているからこそ出てくる感覚です。
日本人は、日本の欠点を知っています。
それでも、日本の良さもよく知っています。
だからこそ、「完璧ではないけれど、それでも日本はいい国だ」と思えるのです。
海外に出ると、日本のありがたさが分かる
海外で暮らすと、日本では考えられないようなことでストレスを感じることがあります。
約束が守られない。
仕事が雑。
対応が遅い。
責任の所在が曖昧。
人によってサービスの質が大きく変わる。
安全面でも常に気を張らなければならない。
もちろん、海外にも良いところはたくさんあります。
自由さ、広さ、多様性、個人主義の心地よさなど、日本にはない魅力もあります。
しかし、毎日の生活という視点で見ると、日本ほどストレスが少なく、安心して暮らせる国はなかなかありません。
海外に憧れていた人ほど、実際に外に出てみて、日本のすごさに気づくことがあります。
「日本は終わった」と言えること自体が幸せ
日本ではよく「日本は終わった」という言葉を聞きます。
しかし、本当に生活が崩壊している国では、そんな言葉を気軽に言う余裕すらありません。
毎日を生きることに必死で、政治や社会に文句を言う前に、まず生活を守ることで精一杯です。
日本人が日本に不満を言えるのは、まだ日本に一定の安定があるからです。
社会が完全に壊れていないからです。
最低限の秩序、安全、サービス、生活基盤が残っているからです。
不満を言えること自体が、ある意味では幸せなのかもしれません。
日本人の幸せは、気づきにくいところにある
日本人の幸せは、派手なものではありません。
世界一給料が高いわけでもない。
政治が完璧なわけでもない。
将来不安がないわけでもない。
それでも、毎日の生活の中に安心があります。
清潔な街。
時間通りに動く電車。
丁寧な接客。
落とし物が戻る社会。
夜でも歩ける治安。
困った時に最低限頼れる制度。
他人に迷惑をかけないという意識。
こうしたものは、失って初めて価値が分かるものです。
日本に住んでいると当たり前すぎて気づきません。
しかし、海外から見ると、これはとても大きな財産です。
それでも日本は一番いい国だと思える幸せ
日本には問題があります。
これからさらに厳しい時代になるかもしれません。
経済、少子高齢化、政治、教育、働き方など、解決すべき課題は山ほどあります。
それでも、日本人が「やっぱり日本は一番いい国だ」と思えるのは、とても幸せなことです。
それは、日本が完璧だからではありません。
日本に欠点がないからでもありません。
問題があっても、まだ信じられる部分がある。
不満があっても、帰りたいと思える場所がある。
文句を言いながらも、心のどこかで誇れる国がある。
それは、決して小さな幸せではありません。
世界には、自分の国を誇りたいのに誇れない人もいます。
安心して暮らせる場所を求めて、国を離れなければならない人もいます。
自分の国に未来を感じられず、帰る場所を失っている人もいます。
その中で、日本人が「色々あるけれど、それでも日本がいい」と思えること。
それ自体が、日本人にとって大きな幸せなのではないでしょうか。



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