これから英語を勉強して外人と対等に会話できるようになりたい。
誰もが持っている目標ではないでしょうか。
おとなり韓国では英語を話せないと就職が難しいというぐらい企業がグローバル化に力を入れています。
日本もいずれそうなるでしょう。
英語を習うと決心したはいいが「イギリス英語」と「アメリカ英語」どちらを学べばいいのか。
イギリス英語を習ったからといってアメリカ英語が理解できないということはないし、逆も同じです。
たまに「アメリカ英語で慣れているのでイギリス英語は理解できない」という人がいますが、あれは英語のリスニングがしっかりできていないのです。
アメリカ人はイギリス英語をしっかり理解するし、イギリス人もアメリカ英語を理解します。
たまにスコットランド人やアイルランド人の英語がわからないというイギリス人やアメリカ人がいますが、なまっているということを言いたいだけで内容はほとんど理解しています。
つまり英語は英語でイギリス英語だろうがアメリカ英語だろうが完全に理解してしまえば、どんな人が話す英語も理解することができます。
それを念頭において英語の勉強はしましょう。
さて次の英文はイギリス英語、アメリカ英語どちらでしょう?
- Shall we go for a walk?
(散歩に行きませんか?) - My computer isn’t working. I haven’t gotten anything yet.
(私のパソコンが故障している。私はまだ何もできていない。) - Can I get you a coffee?
(コーヒー飲みますか?) - His family live in Helsinki.
(彼の家族はヘルシンキに住んでいる。) - We’ll have a break at 11.
(11時に休憩します。) - She’s got behind with her work recently.
(最近彼女の仕事が遅れいている。) - Did you eat yet?
(もう食べた?) - Children having a bath.
(子供たちは、お風呂にはいっています。)
みなさん、わかりましたでしょうか。
正解は最後にお見せします。
具体的に何が違うのか説明していきます。
現在完了形と過去形
イギリス英語は、現在完了形をよく使いますが、アメリカ英語は過去に起きたことは過去形で表現します。
イギリス | アメリカ |
He isn’t hungry. He has already had lunch. (彼はすでにランチを食べたからおなかがすいていない) | He isn’t hungry. He already had lunch. |
Have you done your homework yet? (宿題はもう終わったの?) | Did you do your homework yet? |
Yes, I’ve just finished it. (ちょうど今終わった) | Yes, I just finished it. |
got and gotten
イギリス英語ではgetの過去分詞形はgotで、アメリカ英語はgottenです。
イギリス | アメリカ |
You could have got hurt! (ケガするところだったよ。) | You could have gotten hurt! |
He’s got very thin. (彼はとても痩せている。) | He’s gotten very thin. |
She has got serious about her career. (彼女はキャリアについてまじめに取り組んでいる) | She has gotten serious about her career. |
単数形と複数形
イギリス英語はグループを複数とみるが、アメリカ英語はグループを単体とみます。
イギリス | アメリカ |
Mr family are visiting from Japan. (私の家族が日本から来ている。) | My family is visiting from Japan. |
My team are wining the match. (私のチームが勝っている。) |
My team is wining the match. |
The police are investigating the crime. (警察が犯罪捜査をしている。) | The police are investigating the crime. |
Policeに関してはイギリスもアメリカも複数としてあつかっています。
haveとtake
イギリス英語は比較的haveをよく使い、アメリカ英語はtakeをよく使います。
イギリス | アメリカ |
I am going to have a shower. (シャワーを浴びます。) | I am going to take a shower. |
Let’s have a break. (休憩にしましょう。) | Let’s take a break. |
shall
イギリス英語はshallをよく使い、アメリカ英語ではあまり使わない。
イギリス | アメリカ |
It’s hot in here. Shall I open the window? (あついですね。窓を開けましょうか。) |
It’s hot in here. Can I open the window? |
Shall we meet in the cafe at 5? (カフェで5時に会いましょうか。) | Do you want to meet in cafe at 5? |
Shall we try that again? (もう一回挑戦してみましょう) | How about we try that again? |
イギリス英語とアメリカ英語の違いがなんとなくわかりましたでしょうか。
どちらもニュアンス的には理解はできますよね。
さて、最初の例文がイギリス英語がアメリカ英語どちらかの解答ですが、下記のとおりとなります。
- Shall we go for a walk? イギリス
(散歩に行きませんか?) - My computer isn’t working. I haven’t gotten anything yet. アメリカ
(私のパソコンが故障している。私はまだ何もできていない。) - Can I get you a coffee? アメリカ
(コーヒー飲みますか?) - His family live in Helsinki. イギリス
(彼の家族はヘルシンキに住んでいる。) - We’ll have a break at 11. イギリス
(11時に休憩します。) - She’s got behind with her work recently. イギリス
(最近彼女の仕事が遅れいている。) - Did you eat yet? アメリカ
(もう食べた?) - Children having a bath. イギリス
(子供たちは、お風呂にはいっています。)
イギリス英語の発音を聞いてみたい方は、こちらのページからダウンロードできます。
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