イギリスの建設会社倒産件数が“ヤバい”理由──2025年の衝撃データ

英国国旗とビッグベンを背景に、ショベルカーや建設現場の瓦礫、急落する赤いグラフとともに「イギリス建設業 倒産急増」「2025年約4,000社」「2026年1月約300社」と表示された危機を示すビジュアル

2025年、イギリスの建設業界で起きていることは、単なる「不況」という言葉では片づけられません。
建設会社の倒産件数が極めて高い水準に達しているのです。

建設業はもともと倒産が多い業種として知られていますが、2025年は特に深刻でした。


📊 2025年:約4,000社が倒産

公的統計によると、2025年の12か月間で約3,900~4,000社の建設会社が倒産しました。
これは英国の全産業の中でも最も多い水準で、建設業は企業倒産全体の約16~17%を占めています。

つまり、倒産した企業の約6社に1社が建設会社という計算になります。


📅 2026年も止まらない倒産

さらに懸念されるのは、2026年に入っても流れが止まっていないことです。

2026年1月だけで、約300社前後の建設会社が倒産(正式な破産手続き入り)したと報告されています。

年間換算すれば、再び3,000~4,000社規模に達する可能性もあるペースです。


なぜここまで増えたのか?

建設会社の倒産急増には、複数の構造的な問題があります。

① 低利益体質

建設業界は競争が激しく、利益率が低い傾向があります。
わずかなコスト増でも資金繰りが一気に悪化します。

② 資材価格と人件費の上昇

コロナ後の資材高騰や人手不足による賃金上昇が、利益を圧迫しました。

③ 支払いサイトの長さ

受注から入金までの期間が長く、キャッシュフローが不安定になりやすい業界構造も問題です。

④ 住宅市場の減速

住宅ローン金利の高止まりや不動産需要の鈍化も、受注減少につながっています。


🧱 実際に起きていること

2025年には、長年続いてきた中堅企業や設備関連企業も破綻しました。
何十年も事業を続けてきた会社ですら倒産に追い込まれる状況は、業界の厳しさを物語っています。

特に影響を受けているのは:

  • 中小の工務店
  • 下請け専門会社
  • 住宅建設関連企業
  • 設備・資材供給会社

倒産が増えると、下請けや関連企業にも連鎖的な影響が及びます。


📉 経済への影響

建設会社の大量倒産は、単なる業界問題にとどまりません。

  • 住宅供給の減少
  • 建設コストの上昇
  • 地域雇用への打撃
  • サプライチェーンの混乱

イギリスは住宅不足が長年の課題ですが、建設会社が減少すれば供給力も低下し、価格上昇リスクが高まります。


🧠 まとめ

✔ 2025年は約4,000社の建設会社が倒産
✔ 建設業は英国で最も倒産が多い業種
✔ 2026年1月だけでも約300社が破綻
✔ 背景には低利益体質・コスト高・市場停滞がある

イギリスの建設会社倒産件数は、数字で見ても明らかに「異常に高い水準」にあります。
2026年以降も改善するかどうかは、金利動向や住宅需要、公共投資政策に大きく左右されるでしょう。

Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA