イギリスで車を運転するのは簡単か?

ロンドン市内での運転・道路標識・交通ルール徹底解説

イギリス(特にロンドン)で車を運転するのは、正直 「簡単ではない」 というのが現実です。ラウンドアバウト(環状交差点)、複雑な一方通行、分かりづらい標識、多数の規制、駐車禁止エリア…それでも車を所有するなら、ルールを知っておけば安心して運転できます。


目次

  1. ロンドンで運転する難しさのポイント
  2. ラウンドアバウト(Roundabout)とは?
  3. 一方通行と交通規制標識
  4. 駐車禁止サインとパーキングルール
  5. 制限速度とスピード違反の取り締まり
  6. 高速道路(Motorway)は有料?
  7. 交通事故率:イギリス vs 日本
  8. まとめ:安全運転のために覚えておくべきこと

1. ロンドンでの運転が難しい理由

  • 交通規制が多い:バス専用レーンや自転車専用道路などが多く、違反すると高額な罰金。
  • 渋滞が日常茶飯事:中心部は特に混雑しやすい。
  • コンジェスチョン・チャージ(渋滞税):ロンドン中心部に入ると課金される。
  • ナビなしでは厳しい:一方通行や狭い道路が多く、迷いやすい。

2. ラウンドアバウト(Roundabout)とは?

ラウンドアバウトは、信号がない環状交差点で、時計回りに進入し、右側の車に優先権があります

簡単なルール:

  • 進入時は右から来る車を最優先
  • 出たい出口でウィンカーを左に
  • 3つ以上の出口があるときは、進行方向に応じて車線を選ぶ(標識に従う)

3. 一方通行と交通規制の標識

一方通行の標識が非常に多く、標識を見逃すと逆走の危険も。

  • 白地に赤丸の中に白い横棒 → 「進入禁止」
  • 青地に白い矢印 → 「一方通行の方向」

4. 駐車禁止サインとパーキングルール

黄色の線:

  • シングルイエローライン:時間帯によって駐車禁止
  • ダブルイエローライン:常に駐車禁止

赤線(Red Route):

  • ロンドンに特有。駐停車厳禁。交通の流れを重視する主要道路。

5. 制限速度と取り締まり

イギリスでは速度は「マイル表示」です。

道路の種類制限速度(マイル)キロ換算(約)
市街地30mph約48km/h
片側2車線道路50-60mph約80-96km/h
高速道路(Motorway)70mph約112km/h

注意:

  • スピードカメラが多く設置され、違反すると罰金・点数加算
  • スマホのナビにも速度警告が表示されることがある

6. 高速道路(Motorway)は有料?

ほとんどの高速道路(Motorways)は無料です。
ただし、一部の橋・トンネルやM6の一部区間などは有料です(カード支払が主流)。


7. 交通事故率:イギリス vs 日本

指標イギリス日本
人口10万人あたりの交通事故死亡者数約2.6人(2023年)約2.6人(2023年)
全体的な事故件数日本よりやや少なめ多いが軽微な事故が主

結論:

  • イギリスは欧州でも交通安全が高水準
  • 一方でラウンドアバウトや速度超過での事故が多い

8. まとめ:安全運転のために覚えること

  • 標識はしっかり確認。特に進入禁止とラウンドアバウト。
  • ナビと併用で運転ルートを事前に調査。
  • 駐車禁止の表示に注意。誤って止めると罰金+レッカー。
  • ロンドン中心部は運転を避け、郊外での運転から慣れるのがベスト。

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