ロンドンで交通事故を起こした場合の対処法

ロンドンで交通事故を起こした場合の対処法

異国の地で交通事故の処理をするほど面倒でストレスがたまることはありません。
私が最近実際に体験した交通事故をもとに対処法をお教えします。

交通事故何て気を付けていれば絶対にあうことはないと思っていませんか?

そんなことは絶対にありません。
交通事故は自分が起こさなくとも相手からぶつかってくることもあります。これも交通事故です。
コロナウィルス感染が始まって以来、ロンドンでは車の所有率が急激に上がりました。
電車やバスなどの交通機関をさけるひとが増えたからです。
つまり、今まであまり運転していなかったひとたちが運転するようになったのです。

事故は突然やってくる

ある日、私が友人と車でランチを食べに行こうと車を走られていたときのことです。
交差点にさしかかり、信号が赤に変わったので車を停車させ、信号が変わるのを待っていたとき、いきなり後ろからズドンです。

私は最初何が起きたのか理解できず、車の後方を見てみると白い車が衝突しているではないですか。
私は、すぐに車を降り、相手の運転手(女性)も降りてきました。
彼女の第一声が「I don’t know what happened!(何が起きたのかわからない)」。
それはこっちのセリフだと思いましたが、そこは冷静に、まずは、車のダメージを確認しました。
後ろのバンパーに数か所塗料がはがれているところが確認できました。
彼女の見ている前で破損個所の写真撮影。そして相手のナンバープレートを写真撮影。
相手の名前と連絡先を自身の携帯に登録しました。
そして相手に「I will contact to my insurance company」といってその場を去りました。

警察には連絡しないのが通常

イギリスで交通事故にあった場合に基本的に警察に連絡することはありません。
もし、自身や同乗者にけが人が出た場合は、ただちに緊急の番号999(警察)に電話してください。
命が第一です。
もしけが人がいなかった場合は、警察に連絡する必要はありません。
軽い接触事故は保険会社に連絡しないひとも多いようです。
でも、自腹でなおすほど馬鹿らしいことはありません。
そんなことにならないためにも保険会社に連絡しましょう。

イギリスのような国の面倒なところ

イギリスと言っても住んでいるひとはイギリス人だけではありません。
特にロンドンのような都市部はイギリス人の割合はかなり低く、交通事故の相手は外人のケースが多いのです。
日本で外人と交通事故にあうのを想像してみてください。かなり面倒ですよね。
まず相手が保険に入っているか、英語が話せるひとか、などなど弊害はたくさんあります。ちなみに私の相手は中東系のひとでした。
中東と言ってもピンキリで、アラブ系のお金持ちのひとならいいですけど、イラン系の少しずる賢いひとたちが相手なら解決までに相当時間がかかります。
とにかくすぐに保険会社に連絡することが大事です。
それと、相手にたずねるべき内容ですが、下記のものとなります。

相手の名前をフルネームで相手の電話番号(携帯)相手の保険会社の名前免許証の写真(相手が所持していれば)

無事故無違反証明が取り消される可能性

ここからがイギリスの交通事故処理の府におちない部分です。
通常、100%相手側が悪い接触事故の場合、自分の無事故無違反証明は継続されます。しかしイギリスの保険会社の処理はまず、加入者の保険を一時的に使い車の修理をすることがあります。
車の修理がされているのと同時進行で相手側の保険会社に交渉をするのです。
相手側が修理代や事故の経緯に納得がいかないとなると、相手側が修理代を払わないということになります。
そして自分の保険会社が相手側からお金を回収するまでは、自身の無事故無違反証明は消滅することになるのです。

目撃者の証言がかなり重要

交通事故にあってそこに自分と相手側の運転手が2人しかいなかった場合は、どっちの責任かという証明をすることが難しいですが、もし、そこに第三者がいた場合はそのひとの連絡先も必ずゲットしておきましょう。
相手がごねた場合に目撃者の連絡先を保険会社にわたし連絡して証言をえることができるからです。
いずれにしても交通事故には気を付けて運転しましょう。

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