まずは例文から見てみましょう。
That guy is so annoying! I wish he’d stop talking.
あの男は本当にイラつく、黙っててほしい。
I wish I lived closer to my family.
家族の近くに住んでいたらと願う。
If only I hadn’t lost her phone number. She must think I’m so rude for not calling her.
彼女の携帯番号を失くしてさえいなければ。私が電話もかけてこない失礼な奴だと思っているに違いない。
I wish they wouldn’t park their car in front of my house.
彼らが私の家の前に車をとめないことを願う。
余談ではあるが、イギリス人は自分の気持ちを相手に伝えるのが下手な人種である。
だから「wish」「if only」のような表現をよく使う。
例えば1つ目の例文
That guy is so annoying! I wish he’d stop talking.
あの男は本当にイラつく、黙っててほしい。
もし本当にイラついているんだったら、その相手に自分があまりよく思っていないことを伝えたり「Shut up!(だまれ!)」といえば問題は解決する。
イギリス人は自分は「いい人」のままでいたいし、そういう感情をむき出しにする人だとまわりから思われることで自分が損をするということを知っているので、「I wish」のような表現が多く使われるのです。
Wishとif only は、今の現実の世界が自分の思った世界と違っていたときに「~だとよかったのに」という表現をしたいときに用います。
Wishとif only のあとには通常過去形の文か過去完了形の文がつづく。
再度同説明になるが、過去が違っていたら今が少しいい状況だったという表現になる。
Wish+過去形、if only +過去形
I wish you didn’t live so far away.
あなたが遠くに住んでなかったらよかったのに。
If only we knew what to do.
何をすべきかわかっていたら
He wishes he could afford a holiday.
彼は旅行にいける余裕があったらと願っている。
Wish+過去形、if only +過去形
They wish they hadn’t eaten so much chocolate. They’re feeling very sick now.
彼らはそんなにたくさんのチョコレートを食べていなかったらと願った。彼らは気持ちが悪いと感じている。
If only I’d studied harder when I was at school.
学校でもっとまじめに勉強していたら。
wish + would(n’t) は、誰かや何かに対してイラついていたり迷惑をしているとき
I wish you wouldn’t borrow my clothes without asking.
あなたが私の服を勝手に借りないことを願います。
I wish it would rain. The garden really needs some water.
雨が降ることを願っています。庭に水分が必要です。
※イギリスは昔水がものすごく高かったので、庭に水まきをするという習慣がなかった。
その名残で庭の芝生が枯れてくると「雨が降ってくれれば」という人が今でも多い。
She wishes he’d work less. They never spend any time together.
彼女は彼が働きすぎないことを願っている。そうしなければ彼らは一緒に何かをすることはない。
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