何故高騰するイギリスのガソリン価格?イラン依存が低いのに価格が上がる本当の理由

イギリスではここ数年、ガソリン価格の高騰が続いています。
「イランからほとんど輸入していないのに、なぜ影響を受けるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。

結論から言うと、イギリスのガソリン価格は“特定の国”ではなく“世界全体の市場”に左右されているためです。


■ イギリスはイランに依存していない

まず前提として、イギリスはイラン産の原油に大きく依存していません。

  • 北海油田(自国生産)
  • ノルウェー
  • アメリカ
  • 中東(サウジなど)

など、複数の国から分散して調達しています。

つまり
👉 イランの輸出量が減っても直接的な影響は限定的です。


■ それでも価格が上がる理由①:原油は「世界共通価格」

原油はローカル商品ではなく、**世界市場で価格が決まる商品(グローバルコモディティ)**です。

例えば:

  • 中東で戦争や緊張が起きる
  • 原油供給が不安定になる
  • 投資家が「不足する」と予測する

👉 これだけで世界全体の価格が上がります

つまり
イランから買っていなくても“市場全体の価格上昇”の影響を受けるのです。


■ 理由②:供給不安=価格上昇

石油価格は「実際の供給」よりも
👉 “将来の不安”で動く
という特徴があります。

例えば:

  • ホルムズ海峡封鎖のリスク
  • 中東での軍事衝突
  • 制裁強化

こうしたニュースだけで
👉 トレーダーが買いを増やし価格が上昇

結果として、イギリス国内のガソリン価格にも反映されます。


■ 理由③:ガソリン価格の半分以上は税金

イギリスのガソリン価格の大きな特徴はここです👇

  • Fuel Duty(燃料税)
  • VAT(付加価値税)

👉 全体の約50〜60%が税金

つまり:

  • 原油価格が少し上がる
    → 税込みでさらに大きく上昇して見える

■ 理由④:ポンド安の影響

原油は基本的にドル建てで取引されます。

そのため:

  • ポンド安になる
    👉 輸入コストが上がる
    👉 ガソリン価格上昇

最近は為替も大きな要因の一つです。


■ 理由⑤:精製・流通コストの上昇

原油をそのまま使うわけではなく:

  1. 精製(ガソリン化)
  2. 輸送
  3. 小売

これらのコストも上がっています。

特に:

  • 電気代
  • 人件費
  • 輸送費

👉 インフレがそのままガソリン価格に転嫁


■ まとめ:イランは関係ない「本当の原因」

イギリスのガソリン価格が上がる理由は以下です👇

  • 世界市場で価格が決まる
  • 中東情勢=心理的な供給不安
  • 高い税金構造
  • ポンド安
  • インフレによるコスト上昇

👉 特定の輸入先ではなく「グローバル構造」が原因

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