最近ふと感じるのだが、イギリスという国には「テレビに出たい病」とでも名付けたくなるような、妙な国民性が根付いている気がしてならない。事故現場、抗議デモ、通行人インタビュー、ちょっとした地方ニュースまで、ありとあらゆる場面 …
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カテゴリー:メディア
真実はどこに?情報が交錯する時代に生きるということ
先日、インド航空の旅客機が墜落するという痛ましい事故が報じられた。乗員乗客あわせて242人。日本のニュースでは「全員死亡」と伝えられたが、イギリスのニュースでは「奇跡的にイギリス人男性1名が生存」と報じられた。私はイギリ …
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イギリスにおける不倫報道と有名人のスキャンダル――「不倫は文化」なのか?
はじめに 芸能界や政界において、有名人の不倫報道は世界中のメディアで時折取り上げられる話題である。特に日本では、「不倫は文化だ」という発言が過去に話題となり、不倫スキャンダルが連日報道されることも少なくない。では、イギリ …
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犯罪報道が社会に与える影響:イギリスと日本の比較から見るメディアの責任
はじめに 犯罪報道は、社会における正義の維持や犯罪抑止、そして市民の安全確保の観点から極めて重要な役割を果たしている。しかし、その報道の方法や内容は国や文化によって大きく異なり、その影響も多様である。特に日本とイギリスで …
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イギリスにも存在する「私人逮捕系Youtuber」と「国家権力挑発系Youtuber」:正義か、金儲けか
はじめに 近年、YouTubeというプラットフォームは個人に強大な影響力をもたらす存在となった。情報発信、エンターテイメント、教育など、さまざまなジャンルの動画が投稿される中で、特に注目を集めているのが「私人逮捕系You …
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かつての英国テレビは「無法地帯」だった──笑いと倫理のはざまで揺れたメディアの黒歴史
はじめに:今では考えられない「日常」があった 今でこそテレビ番組には厳格な倫理ガイドラインが存在し、差別的な表現や暴力的な内容に対して敏感な反応が求められる時代になった。しかし、1960〜80年代のイギリスのテレビは、ま …
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イギリス人がアウトドアより自然ドキュメンタリーを好む理由とは?
雨と霧の国、イギリスで自然ドキュメンタリーが深く愛される理由 どこか憂いを帯びた曇り空、石造りの建物と苔むした石畳、そして夕暮れ時に灯るパブの明かり――そんな風景が浮かぶイギリスは、自然との結びつきが独特な国だ。イギリス …
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一度の過ちで人生終了?──日本とイギリスの「ミスを許す文化」の違いから見えるもの
■ はじめに:なぜ私たちは「過ち」に厳しすぎるのか 「一度のミスで人生が終わる」――そんな恐ろしい言葉を、最近よく耳にするようになりました。著名人や芸能人、政治家、そして一般人までもが、過去の失言や行動ひとつで、瞬く間に …
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災害報道の本質を問う:ミャンマー地震とBBC報道に見る「他人事」の限界
2025年3月下旬、ミャンマーを襲った大規模な地震は、瞬く間に多くの命を奪い、数えきれないほどの人々の生活を一変させた。公式には少なくとも1700人が亡くなったとされているが、報道の自由が制限されたこの国において、正確な …
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イスラエル・ガザ戦争に対する英国のリアクション
10月7日にハマスというテロ組織がイスラエルを襲撃し、多数のイスラエル人が犠牲となりました。イスラエルは間髪置かずにガザに対し報復攻撃を行い、多くのパレスチナ人が犠牲となりました。最初のテロ攻撃から1週間が経過し、アメリ …
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