イギリスで相次ぐ大型倒産

Arcadiaが破産申請により1万3000人が失業

イギリスの洋服ブランド「Topshop」「Burton」「Dorthy Perkins」を運営しているArcadiaが破産を申請した。
現地の人にとってかなりショックなニュースだ。
どのくらいショックかといいますと、日本で「Righ on」が倒産するくらいの規模です。
国内だけで444店舗、海外に22店舗、9294人の雇用者が休業状態。

大型デパートDebenhamsが破産

全国展開しているデパートのDebenhamsが破産を申請した。
コロナパンデミックがはじまったあと今年の4月にすでに破綻していたが、大手スポーツ用品店のJD Sportsが支援する形で再建中だった。
しかし、経営は上向きにならず、2度目のロックダウンがとどめをさした形になった。
124店舗が閉店となり、1万2000人の従業員が失業することになる。
Debenhamsには私の好きなLevi’sが入っていたのでたまに利用していました。
残念です。

Bonmarcheが破産申請

超大金持ちのPhilip Day氏が所有する婦人服ブランドBonmarcheが破産申請。
イギリスに225店舗、従業員1500人。
Phillip Day氏が所有する「Edinburgh Woollen Mill」「Peacock」も1カ月前に破産申請しており2500人。

経済対策は他の国よりも手厚いはずなのに

イギリスはコロナパンデミックで仕事ができなくなった雇用者に対しての支援をもっともはやく決断した国である。
コロナのせいで仕事ができなくなった雇用者に対して80%の給与を補償するというものだ。
イギリス政府が補償したのは、人件費だけで、店舗の家賃は含まれない。
倒産してしまうのは、高すぎる家賃が経営を困難にしているからだと言われている。
オンラインで売り上げだけでは、家賃さえも払えないのだ。

商店街からショッピングモール、そしてオンラインへ

イギリスの多くの商店街では、空き店舗が目立ってきている。
人が商店街に行かなくなっているのだ。
週末買い物に行く場所と言えば郊外の大型ショッピングモールだ。
そして、コロナウィルスによりそのショッピングモールにさえ人が行かなくなってしまった。
このままオンラインショッピングに人々が依存してしまえば、地球上からほとんどの店舗が消えてしまう。
それだけは避けなければいけない気がする。
皆さん、どんどんお店に行って買い物するようにしましょう。

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